第八十九話
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その晩────。
俺がすっかり寝入った頃、ふと何かが聞こえてきた。
「にゃあー……」
……今のって……。
鳴き声は意外と近くから聞こえてきたらしい。
俺はそっと、廊下を覗き込む。
そこには、月明かりを浴びる副長の姿があった。
正面にいる小さな猫と、睨めっこしているようだ。
「……猫の生き様ってのは、人間より気楽なのか?いや。生き物ってのは皆、大して違わねえんだろうな」
『…………』
もしかして副長は、猫に話し掛けているのだろうか。
猫も猫で大人しくしているし、何だか不思議な光景だ。