第八十四話
夢小説設定
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『そういえば副長、昨日も随分遅くまで雑務に追われていたみたいだけど……』
広間に向かおうとしていた足を止め、副長の部屋を目指す。
『あの、副長……?』
………………。
………………………………。
『副長ー……?』
声を掛けてみたけど、彼からの答えは返ってこない。
もしかして留守?
それとも、聞こえなかっただけ?
少し悩んでから、襖に手を掛けた。
『あの────』
「…………」
『…………』
想像もしなかった光景を前に、身体が硬直する。
何だか、とても珍しいものを見てしまったような……。
どうやら、俺の声は副長の耳に届いていなかったらしい。
もし聞こえていたのなら、こんなに驚いた表情なんてしなかっただろうから。