第八十二話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『……うん。こんな感じかな』
「よし。これで朝食は完成だ。盛り付け終わった膳から、広間の方に運んで行ってくれ」
『了解』
今朝は、総司、一君と共に朝食担当だった俺。
汁物が零れてしまわないように、慎重な足取りで勝手場を出る。
ふと、伊東参謀の事が頭に過ぎる。
最近は、何かにつけて平助や一君、新八さんなんかを呼んでこそこそやってるけど……。
そんな事を考えながら、廊下を歩いていると……。
「お───?」
不意に襖が開いたかと思うと、横合いから眼前に人が現れる。
『あっ……!』
ぶつかった衝撃でお膳は大きく揺れ動いて、俺の手を離れてしまう。
何とか食事を守りたくて、体勢を立て直そうとするけど……。
む、無理……倒れる……!
食器が割れて散らばる朝ご飯。
その上に倒れ込む俺。
そんな未来を予想しながら、思わず目を瞑った。