第七十六話
夢小説設定
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『じゃ、俺はこっちだから。左之さん、また後でね!』
「おう、気を付けて行けよ」
左之さんに手を振り、夕飯の買い出しに向かう。
「────あら!ほたるじゃない!」
その声に振り返ると、お千さんがにこにこと笑みを浮かべながら立っていた。
『こんにちは。偶然ですね。先日はありがとうございました』
「ううん、あの時はお疲れ様!内心不安だったのよ、もしあなたが無礼な客に当たったりしたらどうしようって」
『いえ、お気遣いありがとうございます。普通に暮らしてたら、芸者の格好をする機会なんてないですし……楽しませてもらいました』
「そう言ってもらえると嬉しいわ。あなたの芸者姿、凄く良く似合ってたわよ。あ、そうそう……ほたる、あなた、不用意に島原になんて来たら駄目よ?今、血眼になってあなたを探してる人が沢山いるから」