第七十四話
夢小説設定
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その日、少し時間が余った俺は、箒を手に境内の掃除をしていた。
すると、見慣れた人影が急ぎ足で通り過ぎようとする。
『丞君!』
「これは……ほたる君。境内の掃除をしているのか?」
『うん。今日は夕飯の当番なんだけど、それまで少し暇を持て余してて。丞君は?何処かに出掛けるの?』
「副長の命令で、情報収集に出向くところだ」
『丞君は、この間の島原での捕り物の第一功績者だもんね』
あれ以来、副長は益々丞君を頼りにしてくれるようになったみたい。
「いや、先日の一件は、君の働きがあってこそ解決する事が出来た。さすがはほたる君だ。……それなのに、俺ばかりが手柄を独占する結果になってしまって、すまない」