第六十二話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……どうしてあんた達が僕の名前を知ってるのかな?もしかして僕、意外と有名だったりする?」
聞き馴染みのある声が聞こえた俺は、その先へと走る。
見えた先に、彼を取り囲むようにして浪士達が居並んでいた。
『総司……!』
俺の声に気付いた皆が、一斉に此方を向く。
「……やれやれ、どうして君が出て来てるのかな?」
『そ、それは……総司の声が聞こえて、つい……』
そう答えると、総司は苦笑いを洩らし────。
「何だかなぁ。これじゃ捕り物って言うより、可愛い女の子を悪者から守る正義の味方みたいじゃない。そういうのは僕よりも、左之さん辺りの方が似合ってる気がするんだけど」
総司は此方を振り返って俺を一瞥する。
「……まあ、でも、こういうのって意外と悪い気はしないかな。今の可愛い君なら、守り甲斐あるし」
そして総司は、浪士達へと視線を戻す。
「……ほたる、僕の背中から離れないようにね」