第五十七話
夢小説設定
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湯飲みをふたつ、載せたお盆を手に廊下を進む。
「土方さん!」
……あれ、平助君の声。
どうしたんだろう。
確か今日は、原田さんや永倉さん達と一緒にお酒を飲みに行ったんじゃなかったっけ。
「平助。何かあったのか」
「そうじゃねえけど。ほたるにあんな事やらせるの、やっぱ絶対間違ってるって!」
えっ、如月さん……?
「…………」
「ほたる、あんなに綺麗になって……柄の悪い連中相手に酌するなんて……絶対まずいよ!止めさせるべきだよ!」
「わめくな。落ち着け。決まっちまった事だろうが」
騒ぎ立てる平助君に、土方さんは冷静に返している。
「でも!何かあったらどうするんだよ!」
「それを止めるのがてめえの仕事だろ。そのお前が何故此処にいる」
「それはその……」
言葉に詰まった平助君。
部屋に入ろうとした私を引き留めたのは、近藤さんの言葉だった。