第五十五話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「よう、さくらちゃん。待ってたぜ?」
逢状が入ったその部屋の襖を開けた瞬間、俺の動きがぴたりと止まる。
『……は、原田はん……それに、永倉はん、藤堂はんも……何やまた来てくれはったんか……嬉しおすなぁ……』
「当たり前じゃねえか。なあ、左之?」
「ああ、お前が言ったんだぜ?いつでも待ってる、ってな」
『……そ、そやったかしら?』
不敵に笑う二人。
これは……絶対、この間の仕返しに来たな。
「なあ、さくらちゃんよ。どうだ?俺達新選組の屯所に来る気はねえか?」
「お、名案だ新八。さくらちゃんみたいなべっぴんさんが来てくれりゃ、俺達の島原に行く回数も減るだろうなぁ」
新八さんと左之さんが、横からがっちり肩を組んでくる。
両脇とも、横を向けば触れそうな距離から視線を注がれ、耳元であれこれと囁かれる。
………………。
………………………………。