第五十四話
夢小説設定
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『はあ……疲れた……』
風間さんから逃れた俺は、とぼとぼと廊下を歩いていた。
「待ってたぜ。一人で呑んでて、退屈してたとこだ」
聞き覚えのある声が後ろから飛んでくる。
『…………!?』
この人はまさか……。
そう思って振り返ると、そこには────。
「今日は、他に団体の客が大勢来てやがるせいで、何処の置屋もてんてこ舞いみたいでよ。とりあえず、そこの部屋に入れよ。酌してくれ」
風間さんと一緒にいた不知火さんの姿が……。
『え、えっと……』
化粧してるし、芸者の着物を着てるから、まだ俺だって事には気付いてなさそうだけど……どうする!?
そう思った矢先。
「ん?お前、何処かで会った事ねェか?」
その言葉に思わず息を呑む。