第四十八話
夢小説設定
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「うう……冷てぇ……」
頭から雪を被ってしまった平助は、全身ずぶ濡れ状態。
今は、幸い火鉢を出してあった俺の部屋で、髪の毛を乾かしているところだ。
『あ、動かないで平助。髪の毛の水は拭わないと風邪引いちゃうから』
平助の髪は俺より長いから大変だ。
丁寧に手拭いで拭いてあげると、それが気持ち良いのか、彼は目を細めている。
さっき新八さんが犬って言っていたけれど、確かに、濡れた子犬みたい。
「はぁ……それにしても、さっきのオレ、すげー情けなかった」
『うん?』
「ほら、今回は二人がお前を狙わなかったから良かったけどさ。絶対当てさせないなんて言っときながら実際に狙って来たら防げたか分かんないし。今日は完全に負け戦だよな」
しょぼんと肩を落とす平助君。
『でも、さっきの平助はすごく頼もしかったよ?俺はそう感じたけど』
「いや、そう言ってくれんのは嬉しいけどさ。オレは自分で納得いかないんだよ」