第四十六話
夢小説設定
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その年の暮れ。
身を切られるような寒さの中、私は、箒を片手に境内の掃除をしていた。
「ふうっ……。こんな感じかな」
一人で屯所の外に出られない私が皆の為に出来るのは、こんな事くらいだけど。
でも、境内が綺麗だと、気分よく過ごせるはずだよね。
きっと。
「境内の掃除か?随分精が出るな」
「あっ、近藤さん。最近はだいぶ、風も冷たくなってきましたね」
「うむ……。京に来てから随分経つが、この寒さにはどうも慣れんな」
近藤さんは両手を擦り合わせ、はあっ、と息を吐き掛ける仕草をする。
「せっかく落ち葉を集めたので、後で焼き芋をしようと思うんです。良かったら、近藤さんも一緒に如何ですか?温まると思いますよ」
すると近藤さんは、懐かしそうに苦笑した。