第三十七話
夢小説設定
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暗闇に浮かぶ明かりを、ぼんやり眺める。
「おい、ほたる。いつまで起きてるんだ?」
『あ、ごめん!今寝るよ』
そう言って、慌てて明かりを消そうとすると……。
「いや、別に叱ったわけじゃねえんだが……。部屋ん中、入っても良いか?」
『え?うん、大丈夫だよ』
そう答えると、襖が開き────左之さんが部屋の中へと入ってくる。
「……随分、遅くまで起きてるんだな。何か考え事でもしてたのか?」
『ううん、本当にもう、寝るところだったから……』
……けど、誤魔化し切れちゃいないらしい。
左之さんは俺の顔を覗き込みながら、苦笑まじりに言う。
「やけに暗い顔してるじゃねえか。何か、嫌な事でもあったか?」
『いや、別に……何もないよ』
左之さんは小さく溜め息をつくと、俺の瞳をじっと見つめる。