第二十九話
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そして、その晩─────。
暖かい布団を被ってからも、俺はなかなか寝付けなかった。
結局、平助に対する処分は謹慎という事に落ち着く。
謹慎処分中は食事も満足には与えてもらえない。
平助は夕食に姿を見せなかった。
“……あ、いや、総司がいてくれりゃ平気か。ほたる、お前も頑張れよ────”
……俺、そんな暗い顔でもしてたかな。
もしかして平助、そんな俺を心配して、遊びにも行かずに一人残って、傍にいてくれたんじゃ……?
『……全く、もう』
大きく寝返りを打った俺は、そのままの勢いで身を起こし、上着へ手を伸ばすのだった。