第二十一話
夢小説設定
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一閃で風間さんを大きく退けて、刀を抜き放った如月さんが私の前に立った。
『こんばんは、風間さん。今日は良い夜ですね』
その刃は私を縛る重圧さえ断ってくれたようで、私は俄にくず折れそうになる。
「……またお前か」
『あれ?てっきり風間さんは、俺に会いに来てくれたのかと思ったのですが。何だ、残念。勘違いでしたか』
「貴様こそ、俺が来るのを待っていたのではないか?……まあ良い、その女鬼を此方に渡してもらおうか」
『女鬼────?』
風間さんの視線が、私に投げられる。
それを追って、如月さんも振り返った。
『……千鶴、ちゃんの事を言っているのか……?』
「何ならお前も我が座敷に置いてやっても構わんぞ」
『何だか良く分からないけど……千鶴ちゃんは渡せないよ!勿論、俺もついて行くつもりはない!!』
如月さんが風間さんに向かって声を張り上げた────その時だ。