第六話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ん……』
どのくらいの間、眠っていたのだろう。
目を覚ました時は既に夜が更け、部屋の中は真っ暗だった。
『……そうだ、俺……!』
慌てて体を起こすと、自分がまだ着物のままでいる事に気付く。
村娘に扮して、長州の間者である桝屋喜右衛門────本名、古高俊太郎の計画を暴く事。
それが今回俺に課された任務だった。
だが予定外の展開になってしまい、あるひとつの考えが浮かんだ俺は、反対する局長らを押し切ってそれを実行。
やや強引なやり方になってしまったが、結果的に口を割る事に成功した。
『……にしても副長、容赦ないんだから』
痛む身体を擦り、苦笑い。
速やかに着替えを済ませた俺は、恐らく誰かしらいるであろう広間へと向かった。