★Memories
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【太陽の笑顔で Sweet Happy Time】
今日は年に一度のバレンタイン。私は悟空のために、生チョコケーキを手作りした。
ビターで大人向けのケーキは、彼ならペロリと平らげちゃう筈。でも、大好きな悟空のためにどうしてもチョコレートケーキを贈りたかった。
それは、彼が毎食私の手料理を残さず食べてくれるため、愛されてると実感するし、何より心の籠った贈り物をしたいと想える存在だからだ。
「悟空」
「ん?」
「ハッピーバレンタイン!」
私は台詞と同時に綺麗にラッピングした箱を差し出した。
「何だ? オラにくれんのか?」
「うん、今日は特別な日だからね」
「サンキューな、おめえがくれるもんは何でも嬉しいぞ!」
「そのリボンほどいて開けてみて?」
悟空は頷いて、青いリボンをほどいた。四角い箱を持ち上げて、ホールケーキとご対面。
「おー美味そうだな!」
「特製生チョコケーキだよ。悟空に食べて欲しくて作ってみたの」
「今日は特別な日なのか?」
「うん、女子が好きな男子にチョコレートを添えて愛の告白をする日なの」
悟空は「そんな日があんのか!」と驚いていたけど、何故か黙ってしまう。
「どうしたの?」
「バレンタインの反対はないんか?」
「男子から女子にお返しをするホワイトデーがあるよ。ちょうど1ヶ月後だね」
「お返しかあ」
悟空は嬉しそうに微笑んでいる。
「ねえ、悟空?」
「ん?」
「私、悟空のこと日に日に愛おしくなってる。こんな気持ちになったのは初めてなの」
「オラもだ。おめえが愛しくて堪んねえよ」
「ふふ、嬉しいな♡」
私の頭を撫でてくれる悟空は満面の笑みだ。
「これ、切り分けてくれ。おめえにも食べさせてえからよ」
「うん!」
私はケーキを自分用としてワンピース分だけ切り分けた。
ケーキをお皿に乗せて、フォークを添えてから悟空に手渡す。
「なあ」
「ん?」
「たまにゃあよ、おめえが食べさせてくんねえかな?」
「うん、良いよ」
私は悟空からお皿を受け取り、フォークで一口分掬い取る。
「はい、あーん」
「あーん」
悟空は口を開けて、ケーキをパクッと一口食べ、瞳を輝かせる。
「うめえ! やっぱ、おめえの菓子は最高だな♪」
「ありがとう、悟空。もっと食べる?」
「ああ!」
ゆったりと流れる時のなか、私は彼の口元にケーキを運び、その度に悟空は幸せそうに食べてくれて、あっという間に完食した。
「サンキューな、すんげえ美味かったぞ♪」
「良かった、来年も期待してね?」
「ああ」
ところでよ、と悟空が切り出す。
「おめえは何か欲しいもんとかねえんか?」
「そうだなあ、特にはないかな」
「ホントに何もねえんか?」
「う~ん……」
悟空に再度問われ、私は思考を巡らせる。
「強いて言うなら、綺麗な景色が観たい。悟空と一緒なら、絶対楽しいし」
「そうか、分かったぞ!」
「でも、何でそんなこと聞くの?」
「秘密だ」
そう答えて笑う悟空はとても楽しそうだった。
「そうだ、今度はオラが食べさしてやろうか?」
「うん!」
「ほい、あーん」
「あーん」
悟空が差し出してくれたケーキをパクッと食べる。
「どうだ、うめえか?」
「うん、美味しい♪」
「だろ? オラも大満足だ」
悟空は私がワンピース完食するまで、笑顔で食べさせてくれた。
味はほろ苦いけど、彼があーんしてくれた分、甘いひとときが過ごせたと思う。
何気ない日常でも、大好きな彼と一緒なら幸せになれるから、これからも悟空と過ごすハッピータイムを大事にしよう。
こうして、私達の甘々で穏やかな時は流れていった。
今日は年に一度のバレンタイン。私は悟空のために、生チョコケーキを手作りした。
ビターで大人向けのケーキは、彼ならペロリと平らげちゃう筈。でも、大好きな悟空のためにどうしてもチョコレートケーキを贈りたかった。
それは、彼が毎食私の手料理を残さず食べてくれるため、愛されてると実感するし、何より心の籠った贈り物をしたいと想える存在だからだ。
「悟空」
「ん?」
「ハッピーバレンタイン!」
私は台詞と同時に綺麗にラッピングした箱を差し出した。
「何だ? オラにくれんのか?」
「うん、今日は特別な日だからね」
「サンキューな、おめえがくれるもんは何でも嬉しいぞ!」
「そのリボンほどいて開けてみて?」
悟空は頷いて、青いリボンをほどいた。四角い箱を持ち上げて、ホールケーキとご対面。
「おー美味そうだな!」
「特製生チョコケーキだよ。悟空に食べて欲しくて作ってみたの」
「今日は特別な日なのか?」
「うん、女子が好きな男子にチョコレートを添えて愛の告白をする日なの」
悟空は「そんな日があんのか!」と驚いていたけど、何故か黙ってしまう。
「どうしたの?」
「バレンタインの反対はないんか?」
「男子から女子にお返しをするホワイトデーがあるよ。ちょうど1ヶ月後だね」
「お返しかあ」
悟空は嬉しそうに微笑んでいる。
「ねえ、悟空?」
「ん?」
「私、悟空のこと日に日に愛おしくなってる。こんな気持ちになったのは初めてなの」
「オラもだ。おめえが愛しくて堪んねえよ」
「ふふ、嬉しいな♡」
私の頭を撫でてくれる悟空は満面の笑みだ。
「これ、切り分けてくれ。おめえにも食べさせてえからよ」
「うん!」
私はケーキを自分用としてワンピース分だけ切り分けた。
ケーキをお皿に乗せて、フォークを添えてから悟空に手渡す。
「なあ」
「ん?」
「たまにゃあよ、おめえが食べさせてくんねえかな?」
「うん、良いよ」
私は悟空からお皿を受け取り、フォークで一口分掬い取る。
「はい、あーん」
「あーん」
悟空は口を開けて、ケーキをパクッと一口食べ、瞳を輝かせる。
「うめえ! やっぱ、おめえの菓子は最高だな♪」
「ありがとう、悟空。もっと食べる?」
「ああ!」
ゆったりと流れる時のなか、私は彼の口元にケーキを運び、その度に悟空は幸せそうに食べてくれて、あっという間に完食した。
「サンキューな、すんげえ美味かったぞ♪」
「良かった、来年も期待してね?」
「ああ」
ところでよ、と悟空が切り出す。
「おめえは何か欲しいもんとかねえんか?」
「そうだなあ、特にはないかな」
「ホントに何もねえんか?」
「う~ん……」
悟空に再度問われ、私は思考を巡らせる。
「強いて言うなら、綺麗な景色が観たい。悟空と一緒なら、絶対楽しいし」
「そうか、分かったぞ!」
「でも、何でそんなこと聞くの?」
「秘密だ」
そう答えて笑う悟空はとても楽しそうだった。
「そうだ、今度はオラが食べさしてやろうか?」
「うん!」
「ほい、あーん」
「あーん」
悟空が差し出してくれたケーキをパクッと食べる。
「どうだ、うめえか?」
「うん、美味しい♪」
「だろ? オラも大満足だ」
悟空は私がワンピース完食するまで、笑顔で食べさせてくれた。
味はほろ苦いけど、彼があーんしてくれた分、甘いひとときが過ごせたと思う。
何気ない日常でも、大好きな彼と一緒なら幸せになれるから、これからも悟空と過ごすハッピータイムを大事にしよう。
こうして、私達の甘々で穏やかな時は流れていった。