★Memories
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Desire-願う-
【夫の愛情】
あれから、月日は流れに流れ。
私とバーダックの間には二人の子供が誕生し、とても幸せな家庭生活を送っていた。
子供はどちらも男の子。長男は少し気難し屋のラディッツ。次男は天真爛漫なカカロット。
どっちも私の自慢の愛息子だけど、パッと見、カカロットはバーダックの子供だって直ぐに分かってしまう程そっくり。
でも、お兄ちゃんのラディッツだって、目元はバーダック似だと思う。
二人とも可愛くて、私には素直な面をたくさん見せてくれる。
けど……。
「おい、ガキども。そろそろ寝る時間だぞ。とっとと寝床に就け」
「オレ、まだ眠くない。なあ、カカロット」
「ああ、そういう父ちゃんが先に寝ろって」
この通り、バーダックには逆らう愛息達。
ちょっと自由に育て過ぎたかな……。
とは言うものの、私の言うことだったら。
「ほらほら、早く寝ないとお父さんがまた鬼に変身しちゃうわよ?」
「「えっ!?」」
途端、二人の顔が青ざめる。
「そうだぜ? 後、十数えるうちに寝ねえとアレをお見舞いするぞ?」
「わ、分かったよ! 行くぞ、カカロット!」
「あっ、兄ちゃん待ってくれよ!」
二人は逃げるように、二階に駆け上がっていく。
因みにアレとは、バーダックが子供達の両足を掴んで、大事な部分を足でこれでもかと言うほど攻撃する、子供にとっては恐ろしいお仕置きだ。
二人は何かやらかす度にそのお仕置きを受けているから、そんな夫を子供達は鬼だと恐れている。
「ヤレヤレだな。ガキどもを寝つかせるのも楽じゃないぜ。ありがとよ」
「ううん、これも母親としての役目よ」
「母親か……なあ、こっちに来いよ」
二人きりになって、バーダックは私をソファーに呼び寄せた。
そして、片腕で頭を抱えられる。
「二人だけの時は、いつでもお前はオレの女だぜ? つーか、本当はお前もそれを望んでんだろ?」
「さあ……どうかしら?」
「あくまでも惚ける気か? なら、その身体に訊いてやるよ」
ニヤリと笑う夫に嫌な予感……。
途端、あっという間に天井を背にしたバーダックに見下ろされた。
やっぱり、こうなるのね。
でも……。
「バーダックが幾つになっても女扱いしてくれるから、若くいられるのかも……なんて」
「ふっ、言うじゃねえか。なら、久しぶりに今夜は嫌と言う程、お姫様扱いしてやるよ」
「……流石にお姫様って歳じゃないけどね」
私が苦笑すると、バーダックは目を細めて私の髪を優しくすいて。
「何言ってんだ。今日日の女は歳より見た目年齢なんだぜ? 満年齢で判断するヤツなんざ、最早古いんだよ」
「何言って……」
「だからよ、お前は幾ら歳を重ねても、オレが愛する女には変わらねえってこった。お前は若い。もっと自信を持てよ。いいな?」
「う、うん」
念を押されて返事しちゃったけど、今時の旦那様でここまで持ち上げてくれる男性って、どれくらいいるんだろう?
「何もそこまで持ち上げなくてもいいのに」
「ほう? オレの言葉を信じねえってのか?」
夫の瞳がギラリと光る。
「そういう訳じゃ……んん!」
言い訳は許されなかった。愛する旦那様の熱いキスで……。
だんだん深くなる口づけで、思考も覚束ない。
不意に唇が離され、私は深く息を吐く。
「ハァ……もう少し手加減してよ」
「何生温いこと吐かしてんだ。オレ達にとっちゃ、こんなもん序の口だろ? 今夜はトロトロに蕩かしてやるよ。お前が腰砕けになるまでな」
「なっ……!?」
その言葉通り、翌日には足腰が立たなくなるまで、攻めに攻められるのだった。
お蔭で不審がる子供達を誤魔化すのに、私は必死で何でもない風に演技する羽目になってしまった。
バーダックは子供達だけじゃなくて、私にとっても鬼だと思う。
ただ普通の鬼と違うのは、愛情という名の慈しみの心を持っていること。
そうじゃなかったら「今朝は好きなだけ寝とけ」なんて言わないものね。
私は微睡みのなか、バーダックをとても愛おしく想うのだった。
不器用だけど、人一倍思いやりを持った、とても大切な旦那様に私は益々もって惹かれていく。
いつか、子供達にもバーダックの魅力が存分に伝わる日が来ることを祈って、深い眠りに就いた。
起きたら、旦那様に心を籠めて“おはようのキス”をしよう。
もちろん、子供達の見ていない時にそっとね……。
バーダック、喜んでくれるといいな。
【夫の愛情】
あれから、月日は流れに流れ。
私とバーダックの間には二人の子供が誕生し、とても幸せな家庭生活を送っていた。
子供はどちらも男の子。長男は少し気難し屋のラディッツ。次男は天真爛漫なカカロット。
どっちも私の自慢の愛息子だけど、パッと見、カカロットはバーダックの子供だって直ぐに分かってしまう程そっくり。
でも、お兄ちゃんのラディッツだって、目元はバーダック似だと思う。
二人とも可愛くて、私には素直な面をたくさん見せてくれる。
けど……。
「おい、ガキども。そろそろ寝る時間だぞ。とっとと寝床に就け」
「オレ、まだ眠くない。なあ、カカロット」
「ああ、そういう父ちゃんが先に寝ろって」
この通り、バーダックには逆らう愛息達。
ちょっと自由に育て過ぎたかな……。
とは言うものの、私の言うことだったら。
「ほらほら、早く寝ないとお父さんがまた鬼に変身しちゃうわよ?」
「「えっ!?」」
途端、二人の顔が青ざめる。
「そうだぜ? 後、十数えるうちに寝ねえとアレをお見舞いするぞ?」
「わ、分かったよ! 行くぞ、カカロット!」
「あっ、兄ちゃん待ってくれよ!」
二人は逃げるように、二階に駆け上がっていく。
因みにアレとは、バーダックが子供達の両足を掴んで、大事な部分を足でこれでもかと言うほど攻撃する、子供にとっては恐ろしいお仕置きだ。
二人は何かやらかす度にそのお仕置きを受けているから、そんな夫を子供達は鬼だと恐れている。
「ヤレヤレだな。ガキどもを寝つかせるのも楽じゃないぜ。ありがとよ」
「ううん、これも母親としての役目よ」
「母親か……なあ、こっちに来いよ」
二人きりになって、バーダックは私をソファーに呼び寄せた。
そして、片腕で頭を抱えられる。
「二人だけの時は、いつでもお前はオレの女だぜ? つーか、本当はお前もそれを望んでんだろ?」
「さあ……どうかしら?」
「あくまでも惚ける気か? なら、その身体に訊いてやるよ」
ニヤリと笑う夫に嫌な予感……。
途端、あっという間に天井を背にしたバーダックに見下ろされた。
やっぱり、こうなるのね。
でも……。
「バーダックが幾つになっても女扱いしてくれるから、若くいられるのかも……なんて」
「ふっ、言うじゃねえか。なら、久しぶりに今夜は嫌と言う程、お姫様扱いしてやるよ」
「……流石にお姫様って歳じゃないけどね」
私が苦笑すると、バーダックは目を細めて私の髪を優しくすいて。
「何言ってんだ。今日日の女は歳より見た目年齢なんだぜ? 満年齢で判断するヤツなんざ、最早古いんだよ」
「何言って……」
「だからよ、お前は幾ら歳を重ねても、オレが愛する女には変わらねえってこった。お前は若い。もっと自信を持てよ。いいな?」
「う、うん」
念を押されて返事しちゃったけど、今時の旦那様でここまで持ち上げてくれる男性って、どれくらいいるんだろう?
「何もそこまで持ち上げなくてもいいのに」
「ほう? オレの言葉を信じねえってのか?」
夫の瞳がギラリと光る。
「そういう訳じゃ……んん!」
言い訳は許されなかった。愛する旦那様の熱いキスで……。
だんだん深くなる口づけで、思考も覚束ない。
不意に唇が離され、私は深く息を吐く。
「ハァ……もう少し手加減してよ」
「何生温いこと吐かしてんだ。オレ達にとっちゃ、こんなもん序の口だろ? 今夜はトロトロに蕩かしてやるよ。お前が腰砕けになるまでな」
「なっ……!?」
その言葉通り、翌日には足腰が立たなくなるまで、攻めに攻められるのだった。
お蔭で不審がる子供達を誤魔化すのに、私は必死で何でもない風に演技する羽目になってしまった。
バーダックは子供達だけじゃなくて、私にとっても鬼だと思う。
ただ普通の鬼と違うのは、愛情という名の慈しみの心を持っていること。
そうじゃなかったら「今朝は好きなだけ寝とけ」なんて言わないものね。
私は微睡みのなか、バーダックをとても愛おしく想うのだった。
不器用だけど、人一倍思いやりを持った、とても大切な旦那様に私は益々もって惹かれていく。
いつか、子供達にもバーダックの魅力が存分に伝わる日が来ることを祈って、深い眠りに就いた。
起きたら、旦那様に心を籠めて“おはようのキス”をしよう。
もちろん、子供達の見ていない時にそっとね……。
バーダック、喜んでくれるといいな。