★Memories
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Desire―願う―
【ネット通販で大騒動】
夏真っ盛りの8月。私は気分を一新してネットで新しいパジャマを買おうと、ネット通販サイトで買い物中。
「んーやっぱり色はピンクかラベンダーで、肌触りの良い物が良いかな」
ソファーで携帯片手ににらめっこしながら検索していると、夫が横に座る気配がして「おい」と声を掛けられた。
「なぁに? 今忙しいのよ、出来れば邪魔しないで」
「ああ?」
私の一言で夫の機嫌を損ねたなんて露知らず、携帯に熱中する愚かな私。
「お前、携帯なんざ使って何してんだよ」
「パジャマよ、新しいのを買おうと思ってんの。あ、バーダックのも注文するからね。私の好みでだけど」
「へえ?」
バーダックはニヤリと笑い、私から携帯を奪い取った。
「あ! 何するの!?」
「オレのはもう決まってんだろ?」
「え、うん。もう買い物かごに入ってるよ」
因みにバーダックのはブラック系のしじら織り甚平だ。今人気があるらしいし、夫に絶対似合うと思って即決。
「なら、お前のパジャマはオレが決めてやるよ」
「え、ええっ!?」
「良いだろ、オレがお前に似合う可愛くて色っぽいパジャマ探してやるからよ」
「え?」
今何て言った?
可愛くて、色っぽい?
「ちょっ、待っ……」
「よし、これに決めたぜ」
私が止めるのも聞かず、無情にも夫はポチッと注文を終えてしまった。
「1週間後に届くってよ。楽しみだな?」
バーダックはさも楽しげにくつくつと笑う。
「もうっ、待ってって言ったのに! 一体どんなの頼んだのよ?」
「そいつは届いてからのお楽しみだぜ、若奥様」
私はどうしても嫌な予感しかしない。
あー1週間後が怖くて堪らない。
そして、問題の1週間後。
「ありがとうございましたー!」
宅配便のお兄さんが爽やかな笑顔を残して去っていった。
残されたのは、虚しい表情の私と両手に持った段ボール箱。
「あ、そうだ。バーダックに見つかる前に隠しちゃえば良いじゃない!」
私は夫がいないのを良いことに部屋に戻り、クローゼットの中に押し込んだ。
と、その時だった。
「おい、何してやがる?」
背後から底冷えするような声が届いた。
恐る恐る後ろを振り向くと、目が笑っていない世にも恐ろしい笑顔の夫が、ドーンと仁王立ちしている。
「! バーダック……これは、その」
「届いたんだろ、パジャマ」
「な、何のこと?」
「しらばっくれても無駄だぜ。オレが帰って来た時、配送員とすれ違ったからな」
ちょっと……それにしても、ここまでの行動速すぎでしょ。気配に全然気づかなかったよ。一体どうなってるわけ?
私が疑問に思ってると、その隙をついて夫に段ボール箱を奪われてしまう。
「あっ、ズルい!」
「お前に言われたくねえな。それより、さっさと着替えて見せろよ」
夫は箱から私のパジャマを出して、投げて寄越した。
私は恐々とパジャマを広げて見て、驚愕する。
「なっ、何これ!?」
それはラベンダー色でキャミソールタイプの、パジャマというより、いわゆるスケスケのベビードールって代物だった。
「可愛いし色っぽくてお前にピッタリだろ」
「っていうか、思いっきりバーダックの好みじゃないの!」
私は頭に血が昇り、夫を睨みつけて怒鳴ると、彼は「そうだぜ」と不敵に笑い、私の腕を掴んでぐいっと抱き寄せる。
驚く間もないまま、彼は耳元で低く囁いた。
「なぁ、オレに飛び切りセクシーな姿を見せてくれよ。何せお前はオレを魅了して止まねえ、ただ1人の大事な女だからな」
「うー……その言い方卑怯よ」
私は散々逡巡した後、夫の希望を受け入れた。
「分かったわよ。言う通りにすれば良いんでしょ」
やっぱり夫に弱い。唯一の私の弱点はバーダックだから。
「なら、脱がせてやるよ」
夫は再度低く囁いて、私の服を脱がせ、瞬く間にベビードール姿へと変貌を遂げた。
人生初体験のTバックショーツも身に付け、羞恥心も確かにあるけど、ツルっとした生地が想像より気持ち良い着心地。
「イメージ通りだな。よく似合ってるぜ」
「そ、そうかな」
「ああ。このまま喰っちまうか」
「え、ちょっと待って!」
夫は私の制止を聞かずに、お姫様抱っこしてベッドへ運び、少し強引に私を降ろした。
「わ、私はそんなつもりじゃなくて!」
完全に欲情のスイッチが入った夫に「据え膳食わぬは男の恥だ」と告げられ、私の上に覆い被さった。
「でもいつもと勝手が違うし……!」
「お前もこうなることは想像出来ただろ。つーか、もう黙れ」
「んんっ!」
唇を深く重ね、舌を絡め取られ、次第に快楽に誘(いざな)われていく。
結局夫に翻弄される運命で、情にほだされた私は彼を一身に受け止める以外、選択肢がないのだった。
【ネット通販で大騒動】
夏真っ盛りの8月。私は気分を一新してネットで新しいパジャマを買おうと、ネット通販サイトで買い物中。
「んーやっぱり色はピンクかラベンダーで、肌触りの良い物が良いかな」
ソファーで携帯片手ににらめっこしながら検索していると、夫が横に座る気配がして「おい」と声を掛けられた。
「なぁに? 今忙しいのよ、出来れば邪魔しないで」
「ああ?」
私の一言で夫の機嫌を損ねたなんて露知らず、携帯に熱中する愚かな私。
「お前、携帯なんざ使って何してんだよ」
「パジャマよ、新しいのを買おうと思ってんの。あ、バーダックのも注文するからね。私の好みでだけど」
「へえ?」
バーダックはニヤリと笑い、私から携帯を奪い取った。
「あ! 何するの!?」
「オレのはもう決まってんだろ?」
「え、うん。もう買い物かごに入ってるよ」
因みにバーダックのはブラック系のしじら織り甚平だ。今人気があるらしいし、夫に絶対似合うと思って即決。
「なら、お前のパジャマはオレが決めてやるよ」
「え、ええっ!?」
「良いだろ、オレがお前に似合う可愛くて色っぽいパジャマ探してやるからよ」
「え?」
今何て言った?
可愛くて、色っぽい?
「ちょっ、待っ……」
「よし、これに決めたぜ」
私が止めるのも聞かず、無情にも夫はポチッと注文を終えてしまった。
「1週間後に届くってよ。楽しみだな?」
バーダックはさも楽しげにくつくつと笑う。
「もうっ、待ってって言ったのに! 一体どんなの頼んだのよ?」
「そいつは届いてからのお楽しみだぜ、若奥様」
私はどうしても嫌な予感しかしない。
あー1週間後が怖くて堪らない。
そして、問題の1週間後。
「ありがとうございましたー!」
宅配便のお兄さんが爽やかな笑顔を残して去っていった。
残されたのは、虚しい表情の私と両手に持った段ボール箱。
「あ、そうだ。バーダックに見つかる前に隠しちゃえば良いじゃない!」
私は夫がいないのを良いことに部屋に戻り、クローゼットの中に押し込んだ。
と、その時だった。
「おい、何してやがる?」
背後から底冷えするような声が届いた。
恐る恐る後ろを振り向くと、目が笑っていない世にも恐ろしい笑顔の夫が、ドーンと仁王立ちしている。
「! バーダック……これは、その」
「届いたんだろ、パジャマ」
「な、何のこと?」
「しらばっくれても無駄だぜ。オレが帰って来た時、配送員とすれ違ったからな」
ちょっと……それにしても、ここまでの行動速すぎでしょ。気配に全然気づかなかったよ。一体どうなってるわけ?
私が疑問に思ってると、その隙をついて夫に段ボール箱を奪われてしまう。
「あっ、ズルい!」
「お前に言われたくねえな。それより、さっさと着替えて見せろよ」
夫は箱から私のパジャマを出して、投げて寄越した。
私は恐々とパジャマを広げて見て、驚愕する。
「なっ、何これ!?」
それはラベンダー色でキャミソールタイプの、パジャマというより、いわゆるスケスケのベビードールって代物だった。
「可愛いし色っぽくてお前にピッタリだろ」
「っていうか、思いっきりバーダックの好みじゃないの!」
私は頭に血が昇り、夫を睨みつけて怒鳴ると、彼は「そうだぜ」と不敵に笑い、私の腕を掴んでぐいっと抱き寄せる。
驚く間もないまま、彼は耳元で低く囁いた。
「なぁ、オレに飛び切りセクシーな姿を見せてくれよ。何せお前はオレを魅了して止まねえ、ただ1人の大事な女だからな」
「うー……その言い方卑怯よ」
私は散々逡巡した後、夫の希望を受け入れた。
「分かったわよ。言う通りにすれば良いんでしょ」
やっぱり夫に弱い。唯一の私の弱点はバーダックだから。
「なら、脱がせてやるよ」
夫は再度低く囁いて、私の服を脱がせ、瞬く間にベビードール姿へと変貌を遂げた。
人生初体験のTバックショーツも身に付け、羞恥心も確かにあるけど、ツルっとした生地が想像より気持ち良い着心地。
「イメージ通りだな。よく似合ってるぜ」
「そ、そうかな」
「ああ。このまま喰っちまうか」
「え、ちょっと待って!」
夫は私の制止を聞かずに、お姫様抱っこしてベッドへ運び、少し強引に私を降ろした。
「わ、私はそんなつもりじゃなくて!」
完全に欲情のスイッチが入った夫に「据え膳食わぬは男の恥だ」と告げられ、私の上に覆い被さった。
「でもいつもと勝手が違うし……!」
「お前もこうなることは想像出来ただろ。つーか、もう黙れ」
「んんっ!」
唇を深く重ね、舌を絡め取られ、次第に快楽に誘(いざな)われていく。
結局夫に翻弄される運命で、情にほだされた私は彼を一身に受け止める以外、選択肢がないのだった。