★Memories
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Desire―願う―
【絶倫彼氏】
ある日曜日の朝。カーテンの隙間から射す太陽の光りで目を覚ました私は、ベッドからのろのろと起き上がり、寝間着から洋服に着替えを済ませる。
そして、キッチンに立ち、冷蔵庫から食材を取り出して朝ご飯を作り始めた。
因みに今朝のメニューは、溶き卵に缶詰のホールコーンを混ぜて、シンプルに塩で味付けしたものを焼いたコーンエッグ。ほうれん草のソテー。それと、昨日の夜作っておいた野菜たっぷりスープ。トーストにコーヒーを用意した。
それらを盛りつけてテーブルに並べ終えた私は、バーダックを起こすためにベッドの前に立つ。
目の前では、掛け布団が彼の呼吸に合わせて上下していた。
「バーダック、朝ご飯出来たから起きて」
呼吸は全く乱れてない。深く眠り込んでいるんだろう。起きないならほっとけばいいようなものだけど、そういうわけにはいかない。
「朝ご飯冷めちゃうよ」
私はベッドに腰掛けると、力任せに掛け布団の中の身体を揺さぶる。
「バーダック、起きてったら」
「……うるせえな」
この寝起きの悪さ。なのに起こさなくて、朝ご飯を片付けてしまうと、終わった後に起きて来て早く飯を食わせろだのなんだの、しつこく要求されるからもっと面倒なことになる。
「朝ご飯要らないの?」
「……食う」
「じゃあ、早く起きて!」
「いいか、オレはな」
バーダックは漸く掛け布団の中から顔だけ出した。けれど、まだ目を閉じたまま。
「昨日は一晩中お前を抱いて、寝たのは朝方なんだ。なのに、今すぐ起きろなんて、無理な話だろ」
いや、どう考えてもアンタが悪いんじゃん。おかげで私は腰が痛いし……。
「だから、いつも加減してって言ってるじゃない。少しはその有り余る性欲を抑えてよ。そのせいで私、途中で気絶しちゃったじゃないの」
「分かってるっつーの」
バーダックは伸びをすると、薄目を開けた。眩しそうに何度か瞬きをして、やっと、ぱちりと目を開ける。
「だが、お前を抱きたい衝動はなかなか抑えられねえんだよ。だから、今は眠くて仕方ねえ」
「だったら、朝ご飯はパスってことで良いわね?」
「良くねえよ。食うって答えたじゃねえか」
「じゃあ、起きてよ。私はたまの休みに、掃除したり洗濯したりしなくちゃいけないんだからね」
「へいへい」
バーダックはどうでもよさそうに頷いた。
「言っておくけど、ちゃんと起こしたからね。二度寝して朝ご飯食べ損なっても、私のせいじゃないんだから」
「そんじゃ、二度寝しねえように起こせ」
バーダックは私に向かって片手を差し出した。私は躊躇いつつ、仕方なくその手を引く。
だけど、次の瞬間には何故かベッドの中に引きずり込まれていた。
「引っ掛かったな」
だ、騙されたーっ!
両手を押さえ付けられて、上からのしかかられて、それでも私は必死で逃れようとする。
「バーダック、朝から盛らないでよ!」
「自分の女相手なんだから何も問題ねえだろ」
「どうしてそんなに精力あるのよ!?」
「ククッ、何せまだまだ若いからな」
顎を掴まれて、顔を背けようとするのに、それもできない。バーダックの顔がどんどん近づいて来る。
「止めてったら!」
「止めるわけねえだろ」
バーダックはニヤリと笑い、触れ合いそうな位置に唇を寄せる。
「本当に嫌なら、もっと抵抗してみせろ」
「そんなこと……言ったって……」
最初は、そっと触れるだけ。それから、唇を柔らかく吸われる。
「んっ……んんっ」
くすぐったさに唇が開いたところで、ぬるりと舌が入り込んで来た。
「んっ……あっ……」
舌を絡められて、微かな声が漏れた。
このまま流されそう……。
これ以上エスカレートしないように抵抗しようと、バーダックの身体を押し戻そうとした手は、そのまま肩をギュッと掴んで終わる。
「相変わらず、お前は感じやすいな」
散々キスを楽しんだバーダックは、唇を離して目を細める。
キスだけで息があがってしまった私は、すぐには言い返せない。
「腹は減ってるが、このまま続けるか。朝メシの前にお前を喰ってやるよ」
「や、やだ……身体が持たないってば!」
「問答無用だ。お前に拒否権はねえ。隅から隅まで喰らい尽くしてやるぜ」
「た、た、助けてえぇぇっ!」
部屋の中に私の悲鳴だけが虚しく響き渡るのだった。
絶倫の彼氏を持つとホント苦労するわ、トホホ……。
【絶倫彼氏】
ある日曜日の朝。カーテンの隙間から射す太陽の光りで目を覚ました私は、ベッドからのろのろと起き上がり、寝間着から洋服に着替えを済ませる。
そして、キッチンに立ち、冷蔵庫から食材を取り出して朝ご飯を作り始めた。
因みに今朝のメニューは、溶き卵に缶詰のホールコーンを混ぜて、シンプルに塩で味付けしたものを焼いたコーンエッグ。ほうれん草のソテー。それと、昨日の夜作っておいた野菜たっぷりスープ。トーストにコーヒーを用意した。
それらを盛りつけてテーブルに並べ終えた私は、バーダックを起こすためにベッドの前に立つ。
目の前では、掛け布団が彼の呼吸に合わせて上下していた。
「バーダック、朝ご飯出来たから起きて」
呼吸は全く乱れてない。深く眠り込んでいるんだろう。起きないならほっとけばいいようなものだけど、そういうわけにはいかない。
「朝ご飯冷めちゃうよ」
私はベッドに腰掛けると、力任せに掛け布団の中の身体を揺さぶる。
「バーダック、起きてったら」
「……うるせえな」
この寝起きの悪さ。なのに起こさなくて、朝ご飯を片付けてしまうと、終わった後に起きて来て早く飯を食わせろだのなんだの、しつこく要求されるからもっと面倒なことになる。
「朝ご飯要らないの?」
「……食う」
「じゃあ、早く起きて!」
「いいか、オレはな」
バーダックは漸く掛け布団の中から顔だけ出した。けれど、まだ目を閉じたまま。
「昨日は一晩中お前を抱いて、寝たのは朝方なんだ。なのに、今すぐ起きろなんて、無理な話だろ」
いや、どう考えてもアンタが悪いんじゃん。おかげで私は腰が痛いし……。
「だから、いつも加減してって言ってるじゃない。少しはその有り余る性欲を抑えてよ。そのせいで私、途中で気絶しちゃったじゃないの」
「分かってるっつーの」
バーダックは伸びをすると、薄目を開けた。眩しそうに何度か瞬きをして、やっと、ぱちりと目を開ける。
「だが、お前を抱きたい衝動はなかなか抑えられねえんだよ。だから、今は眠くて仕方ねえ」
「だったら、朝ご飯はパスってことで良いわね?」
「良くねえよ。食うって答えたじゃねえか」
「じゃあ、起きてよ。私はたまの休みに、掃除したり洗濯したりしなくちゃいけないんだからね」
「へいへい」
バーダックはどうでもよさそうに頷いた。
「言っておくけど、ちゃんと起こしたからね。二度寝して朝ご飯食べ損なっても、私のせいじゃないんだから」
「そんじゃ、二度寝しねえように起こせ」
バーダックは私に向かって片手を差し出した。私は躊躇いつつ、仕方なくその手を引く。
だけど、次の瞬間には何故かベッドの中に引きずり込まれていた。
「引っ掛かったな」
だ、騙されたーっ!
両手を押さえ付けられて、上からのしかかられて、それでも私は必死で逃れようとする。
「バーダック、朝から盛らないでよ!」
「自分の女相手なんだから何も問題ねえだろ」
「どうしてそんなに精力あるのよ!?」
「ククッ、何せまだまだ若いからな」
顎を掴まれて、顔を背けようとするのに、それもできない。バーダックの顔がどんどん近づいて来る。
「止めてったら!」
「止めるわけねえだろ」
バーダックはニヤリと笑い、触れ合いそうな位置に唇を寄せる。
「本当に嫌なら、もっと抵抗してみせろ」
「そんなこと……言ったって……」
最初は、そっと触れるだけ。それから、唇を柔らかく吸われる。
「んっ……んんっ」
くすぐったさに唇が開いたところで、ぬるりと舌が入り込んで来た。
「んっ……あっ……」
舌を絡められて、微かな声が漏れた。
このまま流されそう……。
これ以上エスカレートしないように抵抗しようと、バーダックの身体を押し戻そうとした手は、そのまま肩をギュッと掴んで終わる。
「相変わらず、お前は感じやすいな」
散々キスを楽しんだバーダックは、唇を離して目を細める。
キスだけで息があがってしまった私は、すぐには言い返せない。
「腹は減ってるが、このまま続けるか。朝メシの前にお前を喰ってやるよ」
「や、やだ……身体が持たないってば!」
「問答無用だ。お前に拒否権はねえ。隅から隅まで喰らい尽くしてやるぜ」
「た、た、助けてえぇぇっ!」
部屋の中に私の悲鳴だけが虚しく響き渡るのだった。
絶倫の彼氏を持つとホント苦労するわ、トホホ……。