★Memories
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【これがオラなりの応援】
毎日忙しい名無しさんとは夜しか逢えねえ。
だから天気が良い時、オラが名無しさんを夜空に連れ出してデートっちゅうのをしてる。
今夜も名無しさんんちに行くと、なんだか浮かねえ顔で家ん中から出て来た。
俯いたまんまで、オラを見ようともしねえなんてよ。
「ごめんね、悟空。今日は行けないんだ」
「あ~……そうなんか」
名無しさんがオラの誘いを断るなんて初めてだ。
だからっつって、無理に連れ出しても意味ねえしなぁ。
「そんじゃあ、また明日来っかんな?」
てっきり腹でも壊しちまったかなんかで、出かけられねえんだろうと思ったんだけど。
名無しさんは次もその次も、オラの誘いを断った。
「なあ、いってえ何があったってんだ?」
「ごめんなさい、理由は言えないの」
訳を聞いても謝るだけで、なんも喋ってくれねえ。
なんか名無しさんの嫌がることでもやっちまったかな?
そうこうしてるうち、一週間ぶっ続けで断られちまった。
どうにも気になったオラは真相を探ろうと、気配を消して名無しさんんちの窓越しから家ん中を窺った。
「どうしよう、さすがに一週間も断ったら悟空も変に思っちゃうよね。だけど……太っちゃったから抱っこされたくない、なんて言えないよ」
ははーん、そういうことだったんか。
そんなら、話は早ぇや!
「名無しさん、オラだ!」
外から呼びかけっと、オラに気づいた名無しさんが窓を開けて身を乗り出した。
「ご、悟空!?」
名無しさんの目が満月みてえに丸くなってら。
そりゃそうか。とっくに帰ぇったと思っただろうしな。
「名無しさんが元気ねえんで、どうしても気になっちまってさ。なあ、やっぱ今からオラとデートしようぜ?」
「で、でも……」
「良いから、ほれ行こうぜ!」
まだ躊躇う名無しさんを抱き上げて、一気に空へ飛び上がる。
「きゃっ!」
ちらっと名無しさんを見れば、オラの道着の裾を掴んで強く目を瞑っていた。
オラはニッと笑って、めえいっぺえ空へ昇って行く。
「名無しさん、見てみろよ。今日は星がうんと出てっぞ」
「あっ……ホントだ。星って、いつ見ても綺麗だよね」
名無しさんは星空を見上げて、感嘆の声を洩らした。
星に負けねえぐらい目をキラキラさして。
オラには星よりも、名無しさんの方がずっと綺麗に見える。
「なあ、名無しさん。この空を見てっとさ、悩みなんて吹っ飛んじまうと思わねえか?」
「悟空……もしかして、気づいてた?」
名無しさんが不安そうにオラを見る。
「ん? なんのことだ? それよか、ここんとこデート出来なかっただろ。その間ずっとモヤモヤした気分でよ」
「ご、ごめんね?」
「いや、もう良いんだ。オラは何があっても、ずっと名無しさんが好きなんだからよ」
「っ……悟空」
さっきまで沈んでいた名無しさんの顔が、パッと明るくなる。
オラが好きな、めんごい笑顔だ。
「ありがとう、また明日からも誘いに来てね?」
「ああ、もちろんだ!」
この顔が見れんなら、名無しさんが好きだって何度でも言えちまいそうだな。
END
悟空から名無しさん様へメッセージあり。
オッス! 名無しさん、元気にしてっか?
いっつも時間に追われて忙しい名無しさんに、オラから伝えてえことがあるんだ。
毎日生きてりゃあ、色んなことがあるよな?
良いことがあってテンションたけえ時は、しんぺえねえんだけどよ。
嫌なことで悔しい思いしたりして、テンション下がる時もあんだろ?
どうでも良いとか自棄になっちまったりしてさ。
そん時は、オラの言葉を忘れねえで欲しい。
落ち込んでる名無しさんを見てっと、オラまで悲しくなっちまうんだ。
それに名無しさんの周りの友達や家族だって、元気なくなっちまうしよ。
だからよ、名無しさんにゃどんな時でも笑ってて欲しいんだ!
どんな時でも笑うってのは、ちっと難しいかもしんねえけどさ。
そういう時こそ、笑顔になるように意識するんだ。
そうすりゃあ、周りの人間も名無しさんの笑顔で元気が湧いてくると思うんだよな。
なんだか偉そうな話しちまったけど、勘弁な?
オラは名無しさんの笑った顔が、でえ好きだからさ!
毎日忙しい名無しさんとは夜しか逢えねえ。
だから天気が良い時、オラが名無しさんを夜空に連れ出してデートっちゅうのをしてる。
今夜も名無しさんんちに行くと、なんだか浮かねえ顔で家ん中から出て来た。
俯いたまんまで、オラを見ようともしねえなんてよ。
「ごめんね、悟空。今日は行けないんだ」
「あ~……そうなんか」
名無しさんがオラの誘いを断るなんて初めてだ。
だからっつって、無理に連れ出しても意味ねえしなぁ。
「そんじゃあ、また明日来っかんな?」
てっきり腹でも壊しちまったかなんかで、出かけられねえんだろうと思ったんだけど。
名無しさんは次もその次も、オラの誘いを断った。
「なあ、いってえ何があったってんだ?」
「ごめんなさい、理由は言えないの」
訳を聞いても謝るだけで、なんも喋ってくれねえ。
なんか名無しさんの嫌がることでもやっちまったかな?
そうこうしてるうち、一週間ぶっ続けで断られちまった。
どうにも気になったオラは真相を探ろうと、気配を消して名無しさんんちの窓越しから家ん中を窺った。
「どうしよう、さすがに一週間も断ったら悟空も変に思っちゃうよね。だけど……太っちゃったから抱っこされたくない、なんて言えないよ」
ははーん、そういうことだったんか。
そんなら、話は早ぇや!
「名無しさん、オラだ!」
外から呼びかけっと、オラに気づいた名無しさんが窓を開けて身を乗り出した。
「ご、悟空!?」
名無しさんの目が満月みてえに丸くなってら。
そりゃそうか。とっくに帰ぇったと思っただろうしな。
「名無しさんが元気ねえんで、どうしても気になっちまってさ。なあ、やっぱ今からオラとデートしようぜ?」
「で、でも……」
「良いから、ほれ行こうぜ!」
まだ躊躇う名無しさんを抱き上げて、一気に空へ飛び上がる。
「きゃっ!」
ちらっと名無しさんを見れば、オラの道着の裾を掴んで強く目を瞑っていた。
オラはニッと笑って、めえいっぺえ空へ昇って行く。
「名無しさん、見てみろよ。今日は星がうんと出てっぞ」
「あっ……ホントだ。星って、いつ見ても綺麗だよね」
名無しさんは星空を見上げて、感嘆の声を洩らした。
星に負けねえぐらい目をキラキラさして。
オラには星よりも、名無しさんの方がずっと綺麗に見える。
「なあ、名無しさん。この空を見てっとさ、悩みなんて吹っ飛んじまうと思わねえか?」
「悟空……もしかして、気づいてた?」
名無しさんが不安そうにオラを見る。
「ん? なんのことだ? それよか、ここんとこデート出来なかっただろ。その間ずっとモヤモヤした気分でよ」
「ご、ごめんね?」
「いや、もう良いんだ。オラは何があっても、ずっと名無しさんが好きなんだからよ」
「っ……悟空」
さっきまで沈んでいた名無しさんの顔が、パッと明るくなる。
オラが好きな、めんごい笑顔だ。
「ありがとう、また明日からも誘いに来てね?」
「ああ、もちろんだ!」
この顔が見れんなら、名無しさんが好きだって何度でも言えちまいそうだな。
END
悟空から名無しさん様へメッセージあり。
オッス! 名無しさん、元気にしてっか?
いっつも時間に追われて忙しい名無しさんに、オラから伝えてえことがあるんだ。
毎日生きてりゃあ、色んなことがあるよな?
良いことがあってテンションたけえ時は、しんぺえねえんだけどよ。
嫌なことで悔しい思いしたりして、テンション下がる時もあんだろ?
どうでも良いとか自棄になっちまったりしてさ。
そん時は、オラの言葉を忘れねえで欲しい。
落ち込んでる名無しさんを見てっと、オラまで悲しくなっちまうんだ。
それに名無しさんの周りの友達や家族だって、元気なくなっちまうしよ。
だからよ、名無しさんにゃどんな時でも笑ってて欲しいんだ!
どんな時でも笑うってのは、ちっと難しいかもしんねえけどさ。
そういう時こそ、笑顔になるように意識するんだ。
そうすりゃあ、周りの人間も名無しさんの笑顔で元気が湧いてくると思うんだよな。
なんだか偉そうな話しちまったけど、勘弁な?
オラは名無しさんの笑った顔が、でえ好きだからさ!