【第一章】大戦、そして終戦へー。
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『……ッ!』
凛香は地面を蹴り上げる。
その瞬間、身体が悲鳴を上げ口の端からは血が溢れそうになる。
その生理的反応をグッと堪え飲み込むと、喉の奥は焼けるように酷く血の味がした。
それでも止まらない、止まってはいけない。
ジェラルドの巨体へ向けて、一直線に駆ける。
敵の視線がこちらを捉えた。
が、遅い。
そう判断した瞬間、凛香はさらに速度を上げる。
ー狙うのは脚、あの巨体なら脚1本で崩せるはず...ッ!
巨体を支える両脚のうち、片方でも動きを止めることができればいい。
それだけで、隊長達には届くはず。
『はあああッ!!!!』
冬獅郎の氷の力を纏った刃が、ジェラルドの足元へと迫る。
巨大な脚を前にしても、躊躇はなかった。
ギシギシと悲鳴を上げる身体を無視して、今出せる全力の力で踏み込み、刃を振り抜く。
氷が弾ける。
鋭い音とともに、ジェラルドの膝が大きく揺らいだ。
「何だと……!?」
「「!!?!?」」
ほんのわずかだが、その巨体が突然傾き驚きを隠せない冬獅郎と白夜。
だが、確かな隙だった。
『今ですッ!!』
凛香の声が戦場に響く。
涙と血で歪んだ視界は大きくぐらつき、シルエットでしか2人の方が確認できない。
だが、そこには確かに感じ取れる見知った霊圧を頼りに叫ぶしかなかった。
だが――。
「小賢しい真似を!!」
ジェラルドの腕が振り下ろされた。
『――っ!』
ー避けられないっ!
そう理解したときには、もう遅かった。
受け身を取る間もなく、その巨大な衝撃が凛香の身体を襲う。
身体が浮き、視界が反転する。
手にしていた刀の感触が遠ざかり、口からヒュッと息が漏れた。
「凛香ッ!!」
誰かの、声が聞こえた、聞き慣れた声。
ーやば、流石にこれは...死ぬかも........
そんな事を考えられるものの、決して返事をすることはできなかった。
凛香の身体は、戦場の向こうへと吹き飛ばされる。
冬獅郎と白夜のいる方向へ。
凛香は地面を蹴り上げる。
その瞬間、身体が悲鳴を上げ口の端からは血が溢れそうになる。
その生理的反応をグッと堪え飲み込むと、喉の奥は焼けるように酷く血の味がした。
それでも止まらない、止まってはいけない。
ジェラルドの巨体へ向けて、一直線に駆ける。
敵の視線がこちらを捉えた。
が、遅い。
そう判断した瞬間、凛香はさらに速度を上げる。
ー狙うのは脚、あの巨体なら脚1本で崩せるはず...ッ!
巨体を支える両脚のうち、片方でも動きを止めることができればいい。
それだけで、隊長達には届くはず。
『はあああッ!!!!』
冬獅郎の氷の力を纏った刃が、ジェラルドの足元へと迫る。
巨大な脚を前にしても、躊躇はなかった。
ギシギシと悲鳴を上げる身体を無視して、今出せる全力の力で踏み込み、刃を振り抜く。
氷が弾ける。
鋭い音とともに、ジェラルドの膝が大きく揺らいだ。
「何だと……!?」
「「!!?!?」」
ほんのわずかだが、その巨体が突然傾き驚きを隠せない冬獅郎と白夜。
だが、確かな隙だった。
『今ですッ!!』
凛香の声が戦場に響く。
涙と血で歪んだ視界は大きくぐらつき、シルエットでしか2人の方が確認できない。
だが、そこには確かに感じ取れる見知った霊圧を頼りに叫ぶしかなかった。
だが――。
「小賢しい真似を!!」
ジェラルドの腕が振り下ろされた。
『――っ!』
ー避けられないっ!
そう理解したときには、もう遅かった。
受け身を取る間もなく、その巨大な衝撃が凛香の身体を襲う。
身体が浮き、視界が反転する。
手にしていた刀の感触が遠ざかり、口からヒュッと息が漏れた。
「凛香ッ!!」
誰かの、声が聞こえた、聞き慣れた声。
ーやば、流石にこれは...死ぬかも........
そんな事を考えられるものの、決して返事をすることはできなかった。
凛香の身体は、戦場の向こうへと吹き飛ばされる。
冬獅郎と白夜のいる方向へ。