【第一章】大戦、そして終戦へー。
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「オオオォォッ!!!」
戦場に更木の声が響く。
その直後、巨大な斬撃がジェラルドの身体へと叩き込まれた。
真っ二つに割れた巨体に、目を見開く。
だが、敵は倒れない。
むしろ、その巨体から放たれる圧力はさらに増し、さらなる巨体へと変貌しながら再生したではないか。
その瞬間、ジェラルドが地面に巨大な剣を突き刺し広範囲の攻撃を仕掛ける
『キャァッ!!!』
「しまった.....!」
ドドドォォッバキキキキィッ
轟音を響かせながらあたり一面が砕かれていく。
『ッ、ぁ.....くぅ....ッ!』
なんとか瓦礫を掴み、死ぬ事は免れた。
しかし、凛香は察する。
全員あの状態で、これ以上戦い続けるのは危険すぎる。
更木は既に地に伏しており、冬獅郎は卍解の力が十分に残っていない。
平然とした顔をしている白夜も、その霊圧には揺らぎが見える。
それでも、彼は退こうとしない。
彼の性格を考えれば当然だった。
隊長として、護廷十三隊の一員として。
そして、目の前の敵を倒すために。
自分の限界を承知で、前に立ち続ける。
『……隊、長...ッ』
凛香は唇を強く噛みながら、自分の斬魄刀を見つめる。
ー桜名月
あらゆる武器を写し取り、自在に扱うことができる凛香の斬魄刀。
その能力は、使い方次第で戦局を大きく変えられる。
そして、この状況下でも凛香にはまだ使っていない力があった。
"卍解"
ただし、その力を使う代償は決して小さくない。
霊力の消費は尋常ではなく、長くても五分と持たないのだ。
そんなデメリットの大きい能力をこの大戦で使うにはあまりにもリスクが大きすぎる為、今の今まで始解のみで闘い続けてきた。
今の負傷した身体で使えば、どうなるか分からない。
それでも。
一瞬でいい。
敵の動きを止められれば。
冬獅郎と白夜に、攻撃の機会を作れれば。
それだけで、理由は十分だった。
『……やるしか、ないッ』
凛香は震える脚に爪を立てながら、力を込め立ち上がる。
立ち上がった瞬間、視界が大きく揺れ、腹からはボタボタと血が滴る。
膝が崩れそうになるのを、なんとか刀を支えにして堪える。
ー息が苦しい、身体中が痛い、今にも逃げ出したい....けど...ッ!
けれど、退くわけにはいかなかった。
『フーーッ.....、写し乱れろ ――桜名月』
声と同時に、刀身から桜色の霊圧が溢れ出す。
花弁のような光が周囲を舞い、凛香の身体を包み込んだ。
さらに、その霊圧が膨れ上がる。
『"卍解"――』
空気が震えた。
『百花ノ霊像桜名月 』
凛香の周囲に、無数の武器が姿を現す。
それらはただの幻影ではない。
一本一本が確かな実体を持ち、彼女の霊力によって具現化された武器だった。
その中心で、凛香の姿を包むように花弁が舞い続ける。
卍解の発動により、凄まじい勢いで霊力が削られていくのを感じた。
――時間がない、今の状態じゃ5分...いや持って2分ってとこかな...
凛香はすぐさま、冬獅郎に目を移し、彼の卍解を写し取る。
その瞬間、彼の背にある氷の華がパラパラと崩れるのが見える。
ー早く、しなきゃ...ッ!動け、動け月影凛香!!
彼の霊圧の性質、氷の構造。
そして、その力の形。
完全に理解する必要はない。
今、必要なのは一撃。
ジェラルドの動きを止めるための一撃だけだった。
戦場に更木の声が響く。
その直後、巨大な斬撃がジェラルドの身体へと叩き込まれた。
真っ二つに割れた巨体に、目を見開く。
だが、敵は倒れない。
むしろ、その巨体から放たれる圧力はさらに増し、さらなる巨体へと変貌しながら再生したではないか。
その瞬間、ジェラルドが地面に巨大な剣を突き刺し広範囲の攻撃を仕掛ける
『キャァッ!!!』
「しまった.....!」
ドドドォォッバキキキキィッ
轟音を響かせながらあたり一面が砕かれていく。
『ッ、ぁ.....くぅ....ッ!』
なんとか瓦礫を掴み、死ぬ事は免れた。
しかし、凛香は察する。
全員あの状態で、これ以上戦い続けるのは危険すぎる。
更木は既に地に伏しており、冬獅郎は卍解の力が十分に残っていない。
平然とした顔をしている白夜も、その霊圧には揺らぎが見える。
それでも、彼は退こうとしない。
彼の性格を考えれば当然だった。
隊長として、護廷十三隊の一員として。
そして、目の前の敵を倒すために。
自分の限界を承知で、前に立ち続ける。
『……隊、長...ッ』
凛香は唇を強く噛みながら、自分の斬魄刀を見つめる。
ー
あらゆる武器を写し取り、自在に扱うことができる凛香の斬魄刀。
その能力は、使い方次第で戦局を大きく変えられる。
そして、この状況下でも凛香にはまだ使っていない力があった。
"卍解"
ただし、その力を使う代償は決して小さくない。
霊力の消費は尋常ではなく、長くても五分と持たないのだ。
そんなデメリットの大きい能力をこの大戦で使うにはあまりにもリスクが大きすぎる為、今の今まで始解のみで闘い続けてきた。
今の負傷した身体で使えば、どうなるか分からない。
それでも。
一瞬でいい。
敵の動きを止められれば。
冬獅郎と白夜に、攻撃の機会を作れれば。
それだけで、理由は十分だった。
『……やるしか、ないッ』
凛香は震える脚に爪を立てながら、力を込め立ち上がる。
立ち上がった瞬間、視界が大きく揺れ、腹からはボタボタと血が滴る。
膝が崩れそうになるのを、なんとか刀を支えにして堪える。
ー息が苦しい、身体中が痛い、今にも逃げ出したい....けど...ッ!
けれど、退くわけにはいかなかった。
『フーーッ.....、
声と同時に、刀身から桜色の霊圧が溢れ出す。
花弁のような光が周囲を舞い、凛香の身体を包み込んだ。
さらに、その霊圧が膨れ上がる。
『"卍解"――』
空気が震えた。
『
凛香の周囲に、無数の武器が姿を現す。
それらはただの幻影ではない。
一本一本が確かな実体を持ち、彼女の霊力によって具現化された武器だった。
その中心で、凛香の姿を包むように花弁が舞い続ける。
卍解の発動により、凄まじい勢いで霊力が削られていくのを感じた。
――時間がない、今の状態じゃ5分...いや持って2分ってとこかな...
凛香はすぐさま、冬獅郎に目を移し、彼の卍解を写し取る。
その瞬間、彼の背にある氷の華がパラパラと崩れるのが見える。
ー早く、しなきゃ...ッ!動け、動け月影凛香!!
彼の霊圧の性質、氷の構造。
そして、その力の形。
完全に理解する必要はない。
今、必要なのは一撃。
ジェラルドの動きを止めるための一撃だけだった。