壁ドン
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《原田左之助の壁ドン》
「原田先生・・・」 酒の入った原田は千鶴の目にもあきらかに、色気がダダ漏れ状態だ。こんな屯所で色気を無駄にふりまいて・・・いや、振りまこうとしてるんじゃなくて、勝手に振りまかれるのか・・・。
「俺の顔に何かついてるのか?」
「い、いえ別に!先生はお花見は?」
「ああ、俺は今から見回りだからな。花見は終わりだ」
残念そうに、原田は庭の小さな桜の木を見た。
「でも、夜戻られたら、夜桜も良いかもしれませんよ?」
原田はそうだな、と呟きながら、千鶴を見た。本人はそんなつもりはないのかもしれないが、紅っぽい髪の間からのぞく優しげな蜂蜜色の瞳は、これでもか、というほど色っぽい。
(こういう人も、いるんだなぁ・・・)
色気にやられたというより、観察するような気持ちでじっと原田を見つめてしまった。 その様子を見て、原田は苦笑しながら、何見つめてんだ、と呟いた。ふっと真面目な顔になると、
「千鶴、あんまりぼんやりしてると、危険だぜ?」
そういって、そっと千鶴の肩を押すと、千鶴を壁に押し付けた。左腕を千鶴の頭上の壁にあてると、千鶴の体は原田の体と壁の隙間にすっぽり収まるようになってしまった。
「・・・・・!」
「千鶴・・・」
端正な顔が近づいてくる。思わず千鶴がばっと片手で口を覆うと、一瞬ぽかんとした後、盛大に噴き出した。
「すまねえ!いや、ちょっと千鶴をからかってやりたくて・・・はは!そんな反応が返ってくるとはな」
からかわれた・・・と千鶴が悔しそうに下から涙目でにらむと、原田は千鶴の頭にぽんと手を置いた。
「悪い悪い。心配すんな。ただの冗談だよ」
そういって手を離すと、ひらひらと千鶴に手を振って、歩き始めた。
「ただの冗談、か・・・」
と原田が苦笑して呟いたのは、千鶴の耳には届かなかった。 はぁ・・・と千鶴は大きくため息をついた。今日は皆お酒が入っているから、なんだか変な日だなぁ・・・。そして、目的の場所へ歩き始めた。
「原田先生・・・」 酒の入った原田は千鶴の目にもあきらかに、色気がダダ漏れ状態だ。こんな屯所で色気を無駄にふりまいて・・・いや、振りまこうとしてるんじゃなくて、勝手に振りまかれるのか・・・。
「俺の顔に何かついてるのか?」
「い、いえ別に!先生はお花見は?」
「ああ、俺は今から見回りだからな。花見は終わりだ」
残念そうに、原田は庭の小さな桜の木を見た。
「でも、夜戻られたら、夜桜も良いかもしれませんよ?」
原田はそうだな、と呟きながら、千鶴を見た。本人はそんなつもりはないのかもしれないが、紅っぽい髪の間からのぞく優しげな蜂蜜色の瞳は、これでもか、というほど色っぽい。
(こういう人も、いるんだなぁ・・・)
色気にやられたというより、観察するような気持ちでじっと原田を見つめてしまった。 その様子を見て、原田は苦笑しながら、何見つめてんだ、と呟いた。ふっと真面目な顔になると、
「千鶴、あんまりぼんやりしてると、危険だぜ?」
そういって、そっと千鶴の肩を押すと、千鶴を壁に押し付けた。左腕を千鶴の頭上の壁にあてると、千鶴の体は原田の体と壁の隙間にすっぽり収まるようになってしまった。
「・・・・・!」
「千鶴・・・」
端正な顔が近づいてくる。思わず千鶴がばっと片手で口を覆うと、一瞬ぽかんとした後、盛大に噴き出した。
「すまねえ!いや、ちょっと千鶴をからかってやりたくて・・・はは!そんな反応が返ってくるとはな」
からかわれた・・・と千鶴が悔しそうに下から涙目でにらむと、原田は千鶴の頭にぽんと手を置いた。
「悪い悪い。心配すんな。ただの冗談だよ」
そういって手を離すと、ひらひらと千鶴に手を振って、歩き始めた。
「ただの冗談、か・・・」
と原田が苦笑して呟いたのは、千鶴の耳には届かなかった。 はぁ・・・と千鶴は大きくため息をついた。今日は皆お酒が入っているから、なんだか変な日だなぁ・・・。そして、目的の場所へ歩き始めた。