ハロウィン
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零さんが来ることに少しだけ心がウキウキしているのを感じながら、晩御飯のパンプキンシチューを作る。
ニンジンが☆なのはハロウィン仕様だからだ。
零さんに作ったパンプキンプリンはちゃんとラッピングを綺麗にしたうえで冷蔵庫に入っているのも確認済み。
八時前になるとうちの車庫にRX-7が止まる音が聞こえた。
「花音、お邪魔します。」
「どーぞー!」
キッチンから声を掛けるとすぐに零さんが入って来た。
「おかえりなさい、零さん! 晩御飯出来てるよ。」
「ありがとう、お腹空いてたんだ。あ、これ梓さんとマスターから。ケーキ美味しかったよ。」
紙袋を受け取ると中に入っていたのはポアロで最近お土産用に出しているらしいスノーボールと、クッキーだった。
「わ、おいしそう!」
零さんの前にシチューとカットしたフランスパンを並べながら零さんを見る。
やっぱり腹立つくらいカッコいいんだよなぁ。
「何?」
「なんにも! 飲み物どうする?」
「玄米茶あったよな?」
冷蔵庫から玄米茶の入ったボトルを出して零さんに渡す。
「お、パンプキンシチューか。人参も工夫してて可愛いな。」
「今日あちこちのお店でこういうの出してたから真似したの。」
二人でパンプキンシチューを食べ終わって片付けをしてからはリビングのソファでくつろぐことにした。
「美味しかった、流石俺の未来のお嫁さんだな。」
「ふふ、そうでしょ~。まあ、零さんには敵わない気もするけどね。」
隣にいるこの男は本当に器用に何でもこなすのだ。
…出来ないことあるのかな。
「あ、そうだ零さん。」
「なに?」
「トリックバットトリート!」
通常の合言葉とは少し異なる言葉を零さんににっこり笑いながら告げる。
「お菓子ももらうけど、イタズラもするって? 全く、俺のお嬢様はワガママだな。」
「知ってたでしょ~?」
「昼間にあげなかったっけ?」
零さん絶対に分かってるんだろうな、とは思いながら聞いてくる。
「昼間にあげたのはあくまでも“安室さん”だもん。降谷零さんからはもらってないも~ん!」
零さんは苦笑いをしながらカバンから綺麗にラッピングされたお菓子を取り出した。
「はい、パンプキンプリン。」
「えっ!?」
まさか同じものを作ってるとは思わずビックリしてしまった。
「え、なに!?」
今日零さん何ばっかり言ってるな、と思いつつ受け取る。
「零さんも、合言葉言ってよ。」
「…トリックバットトリート?」
「ふふ、ちょっと待っててね。」
冷蔵庫から私が作ったパンプキンプリンを出して零さんに渡す。
「え、これ、パンプキンプリン? それであの驚きかぁ。」
「そういうこと。」
へへっと笑いながら零さんの隣にもう一度腰を掛ける。
お互いにプリンを一口交換しながら食べる。
「で、花音はどんなイタズラを所望なんだ?」
「零さんは?」
多分お互い考えてることは同じなんだろうけど。
「…せーので言う?」
「いいな。…せーの!」
「「キス。」」
お互いイタズラじゃなくても出来ることなのにハロウィンにあやかっているところが面白くて同時に吹き出してしまう。
そして、どちらからともなくそっと唇を重ね合わせるのだった。
ハロウィンのキスはカボチャ味でした。
ニンジンが☆なのはハロウィン仕様だからだ。
零さんに作ったパンプキンプリンはちゃんとラッピングを綺麗にしたうえで冷蔵庫に入っているのも確認済み。
八時前になるとうちの車庫にRX-7が止まる音が聞こえた。
「花音、お邪魔します。」
「どーぞー!」
キッチンから声を掛けるとすぐに零さんが入って来た。
「おかえりなさい、零さん! 晩御飯出来てるよ。」
「ありがとう、お腹空いてたんだ。あ、これ梓さんとマスターから。ケーキ美味しかったよ。」
紙袋を受け取ると中に入っていたのはポアロで最近お土産用に出しているらしいスノーボールと、クッキーだった。
「わ、おいしそう!」
零さんの前にシチューとカットしたフランスパンを並べながら零さんを見る。
やっぱり腹立つくらいカッコいいんだよなぁ。
「何?」
「なんにも! 飲み物どうする?」
「玄米茶あったよな?」
冷蔵庫から玄米茶の入ったボトルを出して零さんに渡す。
「お、パンプキンシチューか。人参も工夫してて可愛いな。」
「今日あちこちのお店でこういうの出してたから真似したの。」
二人でパンプキンシチューを食べ終わって片付けをしてからはリビングのソファでくつろぐことにした。
「美味しかった、流石俺の未来のお嫁さんだな。」
「ふふ、そうでしょ~。まあ、零さんには敵わない気もするけどね。」
隣にいるこの男は本当に器用に何でもこなすのだ。
…出来ないことあるのかな。
「あ、そうだ零さん。」
「なに?」
「トリックバットトリート!」
通常の合言葉とは少し異なる言葉を零さんににっこり笑いながら告げる。
「お菓子ももらうけど、イタズラもするって? 全く、俺のお嬢様はワガママだな。」
「知ってたでしょ~?」
「昼間にあげなかったっけ?」
零さん絶対に分かってるんだろうな、とは思いながら聞いてくる。
「昼間にあげたのはあくまでも“安室さん”だもん。降谷零さんからはもらってないも~ん!」
零さんは苦笑いをしながらカバンから綺麗にラッピングされたお菓子を取り出した。
「はい、パンプキンプリン。」
「えっ!?」
まさか同じものを作ってるとは思わずビックリしてしまった。
「え、なに!?」
今日零さん何ばっかり言ってるな、と思いつつ受け取る。
「零さんも、合言葉言ってよ。」
「…トリックバットトリート?」
「ふふ、ちょっと待っててね。」
冷蔵庫から私が作ったパンプキンプリンを出して零さんに渡す。
「え、これ、パンプキンプリン? それであの驚きかぁ。」
「そういうこと。」
へへっと笑いながら零さんの隣にもう一度腰を掛ける。
お互いにプリンを一口交換しながら食べる。
「で、花音はどんなイタズラを所望なんだ?」
「零さんは?」
多分お互い考えてることは同じなんだろうけど。
「…せーので言う?」
「いいな。…せーの!」
「「キス。」」
お互いイタズラじゃなくても出来ることなのにハロウィンにあやかっているところが面白くて同時に吹き出してしまう。
そして、どちらからともなくそっと唇を重ね合わせるのだった。
ハロウィンのキスはカボチャ味でした。
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