家に帰った花音のもとへコナンから電話が来た。
「もしもし新一、どうしたの？」
「もしもし、おめー今日警視庁来たんだよな？」
「あぁ、うん。高木さんの拉致された映像見せてもらったよ。んで、カラスが一瞬映ってたんだけどね、どっかで見たことある気がして今調べてるとこ。」
　花音はスマホのスピーカー機能を使いながら元は父が書斎にしていた部屋で、動物の図鑑を漁っていた。
「カラス？　あ、そうだ、お前伊達さんって知ってるか？　今日佐藤刑事が花音が仲良かったって言ってたからさ。」
「知ってるよ。」
「どんな人だった？」
「んー、彼女に溺愛してたよ。確か、彼女さんは北海道出身のハーフの女性…って、もしかして自殺したハーフの女性の名前、新一わかる？　私簡単にしか情報聞かなかったから。」
　花音は動物図鑑を一旦置き、パソコンを開いた。
「確か、ナタリー・來間さんって言ってたよ。」
　花音はパソコンで当時のことを調べた。
父が警察官だったこともあり、事件や事故などの情報は膨大な量が入っている。
「…新一、もしかしてさ、高木さん…」
「あぁ、俺もそう思う。」
　二人はその後お互いの持っている情報をすべて交換して、明朝花音はバイクで、コナンは博士の車で警視庁に向かった。