探偵たちの夜想曲[事件]
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「携帯電話といえば、自殺した男のこの携帯妙なんだよ。」
「目暮警部、妙ってどこが妙なんです?」
証拠品として指紋が付かないように袋に入れられている携帯電話を持っている目暮に花音が尋ねる。
「樫塚さんを装って「会う場所を変えたい」という毛利君に宛てたメールは送信履歴にあるんだが、それ以外のメールが全くないんだ。」
目暮の発言に樫塚以外のその場にいる人間が眉間にしわを寄せた。
「あ、あの男の人、その後のメールは私の携帯を使って送っていましたから。」
「…にしても、受信、送信メールがそれ1つだけとはな。電話帳も真っ白だし、そんなに新しい機種には見えんのだが。」
目暮の言う通り、男の証拠品としてあがっている携帯は所謂ガラケーで、今のご時世ではほとんどスマートフォンを使っている人間が多いのだ。
「型落ちした携帯を安く買ったんじゃないんスか? ほとんど傷付いてないし。」
「それにだ、携帯と一緒に男のポケットに入っていた小銭や財布も引っ掛かる。」
目暮の言葉にまた一同は首を傾げた。
「樫塚さんから奪った例のコインロッカーの鍵や、スタンガンやタバコのライターと一緒に上着のポケットに入っていたんだが、小銭は全部で五千円近くあったんだよ。」
小銭で五千円となると相当に重いはず。
その奇妙な部分のほかに、財布の中身には一万円札が二枚、五千円札が五枚、そして千円札は四十七枚もあったという。
「もしよければ、そのポケットに入っていたものというのを見せていただけませんか?」
「おじさんも見たいよね? ね、花音姉ちゃんも見たいよね?」
コナンに言われ花音は頷いて、小五郎と目暮を見る。
了承した目暮は、男がポケットに入れていたものをテーブルに出し、その場の人間によく見えるようにした。
「こんなにポケットに入れてたのか。」
「ああ。例のコインロッカーの鍵は、高木君が今、調査してるから、ここにはないがな。」
安室、花音、コナンの三人は静かに証拠品として見せられたものを見つめた。
「目暮警部、妙ってどこが妙なんです?」
証拠品として指紋が付かないように袋に入れられている携帯電話を持っている目暮に花音が尋ねる。
「樫塚さんを装って「会う場所を変えたい」という毛利君に宛てたメールは送信履歴にあるんだが、それ以外のメールが全くないんだ。」
目暮の発言に樫塚以外のその場にいる人間が眉間にしわを寄せた。
「あ、あの男の人、その後のメールは私の携帯を使って送っていましたから。」
「…にしても、受信、送信メールがそれ1つだけとはな。電話帳も真っ白だし、そんなに新しい機種には見えんのだが。」
目暮の言う通り、男の証拠品としてあがっている携帯は所謂ガラケーで、今のご時世ではほとんどスマートフォンを使っている人間が多いのだ。
「型落ちした携帯を安く買ったんじゃないんスか? ほとんど傷付いてないし。」
「それにだ、携帯と一緒に男のポケットに入っていた小銭や財布も引っ掛かる。」
目暮の言葉にまた一同は首を傾げた。
「樫塚さんから奪った例のコインロッカーの鍵や、スタンガンやタバコのライターと一緒に上着のポケットに入っていたんだが、小銭は全部で五千円近くあったんだよ。」
小銭で五千円となると相当に重いはず。
その奇妙な部分のほかに、財布の中身には一万円札が二枚、五千円札が五枚、そして千円札は四十七枚もあったという。
「もしよければ、そのポケットに入っていたものというのを見せていただけませんか?」
「おじさんも見たいよね? ね、花音姉ちゃんも見たいよね?」
コナンに言われ花音は頷いて、小五郎と目暮を見る。
了承した目暮は、男がポケットに入れていたものをテーブルに出し、その場の人間によく見えるようにした。
「こんなにポケットに入れてたのか。」
「ああ。例のコインロッカーの鍵は、高木君が今、調査してるから、ここにはないがな。」
安室、花音、コナンの三人は静かに証拠品として見せられたものを見つめた。