探偵たちの夜想曲[事件]
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次の日の十時頃、毛利小五郎へのゴマすりの為のサンドイッチを作り、探偵事務所の階段をあがろうとすると、“彼女”がいた。
昨日の事ついでに少し探ってみるか、と思った俺は声を掛けた。
「花音さん、おはようございます。」
「安室さん、おはようございます。」
彼女は俺の抱えている皿を指して首を傾げた。
「安室さん、それは?」
「普段お世話になっている毛利先生に差し入れのサンドイッチです。あ、そういえば花音さん、昨日一緒にいた男性は恋人ですか?」
俺が聞くと彼女は一瞬だが目を見開いた。
「・・・え?」
「昨日、僕も東都タワーにいたんですよ。浮気調査で。そしたら花音さんが男性と一緒だったので驚きましたよ。」
あえて“浮気調査”と言うワードを入れるとそのワードで彼女は微かに肩を震わせた。
俺でなかったら気付かないレベルだったが。
「・・・そうだったんですか、声掛けてくれれば良かったのに。あと、一緒にいた人、恋人じゃないですよ。」
ここで恋人だと言われたら少し追求してやろうかと思ったが、否定されたのでそれは止めておいた。
「ホォー、いえ、声を掛けられそうな雰囲気では無かったので。昨日の朝、コナン君と蘭さんがデートだと言っていたものですから、てっきり恋人かと思いましたよ。相手の方は年上でしたね。僕と同じくらいの年齢かな。」
少し疑いのこもった目で彼女を見ながら“あえて声を掛けなかった”と言った。
「えぇ、安室さんと同じ、二十九歳ですよ。」
「そうなんですか。おっと、立ち話もなんですし、中に入りませんか?」
流石にこれ以上は可哀想かと思いそれ以上の追求はやめた。
彼女は俺の事を少し睨んでいたが、気付かないふりをした。
「・・・そうですね。」
中に入ると、コナン君と毛利氏は気付いていないのかテレビを見ていた。
『これが今回公開された三人組の強盗犯の映像です。なお、この三人組は未だ逃走中で・・・。』
「朝からこのニュースばっかだな・・・」
「仕方ないんじゃない?事件からまだ一週間たってないし、銀行員の一人が撃たれて亡くなったらしいし。」
「あぁ・・・カッコつけて強盗犯に刃向かったらしいから殺られちまったんだったか?」
毛利氏がタバコに火を付けながら言う。
「刃向かったんじゃないと思うよ・・・。その時、銀行にいたお客さん達の話だと・・・こう両手を挙げて「OK!もう止めてくれ」って犯人をなだめようとしてたみたいだし・・・」
とコナン君が両手を挙げてみせた。
「でもそれで逆に犯人の怒りを買って撃たれたんだから同じだっつーの!」
昨日の事ついでに少し探ってみるか、と思った俺は声を掛けた。
「花音さん、おはようございます。」
「安室さん、おはようございます。」
彼女は俺の抱えている皿を指して首を傾げた。
「安室さん、それは?」
「普段お世話になっている毛利先生に差し入れのサンドイッチです。あ、そういえば花音さん、昨日一緒にいた男性は恋人ですか?」
俺が聞くと彼女は一瞬だが目を見開いた。
「・・・え?」
「昨日、僕も東都タワーにいたんですよ。浮気調査で。そしたら花音さんが男性と一緒だったので驚きましたよ。」
あえて“浮気調査”と言うワードを入れるとそのワードで彼女は微かに肩を震わせた。
俺でなかったら気付かないレベルだったが。
「・・・そうだったんですか、声掛けてくれれば良かったのに。あと、一緒にいた人、恋人じゃないですよ。」
ここで恋人だと言われたら少し追求してやろうかと思ったが、否定されたのでそれは止めておいた。
「ホォー、いえ、声を掛けられそうな雰囲気では無かったので。昨日の朝、コナン君と蘭さんがデートだと言っていたものですから、てっきり恋人かと思いましたよ。相手の方は年上でしたね。僕と同じくらいの年齢かな。」
少し疑いのこもった目で彼女を見ながら“あえて声を掛けなかった”と言った。
「えぇ、安室さんと同じ、二十九歳ですよ。」
「そうなんですか。おっと、立ち話もなんですし、中に入りませんか?」
流石にこれ以上は可哀想かと思いそれ以上の追求はやめた。
彼女は俺の事を少し睨んでいたが、気付かないふりをした。
「・・・そうですね。」
中に入ると、コナン君と毛利氏は気付いていないのかテレビを見ていた。
『これが今回公開された三人組の強盗犯の映像です。なお、この三人組は未だ逃走中で・・・。』
「朝からこのニュースばっかだな・・・」
「仕方ないんじゃない?事件からまだ一週間たってないし、銀行員の一人が撃たれて亡くなったらしいし。」
「あぁ・・・カッコつけて強盗犯に刃向かったらしいから殺られちまったんだったか?」
毛利氏がタバコに火を付けながら言う。
「刃向かったんじゃないと思うよ・・・。その時、銀行にいたお客さん達の話だと・・・こう両手を挙げて「OK!もう止めてくれ」って犯人をなだめようとしてたみたいだし・・・」
とコナン君が両手を挙げてみせた。
「でもそれで逆に犯人の怒りを買って撃たれたんだから同じだっつーの!」