探偵たちの夜想曲[事件]
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次の日の朝、毛利探偵事務所の階段を登っていると花音は後ろから安室に声を掛けられた。
「花音さん、おはようございます。」
「安室さん、おはようございます。・・・それは?」
花音は安室の抱えている皿を指して言った。
「普段お世話になっている毛利先生にサンドイッチの差し入れを、と思いまして。そう言えば花音さん昨日一緒にいた男性は彼氏ですか?」
「え?」
花音は少し動揺した。
「昨日、僕も東都タワーにいたんですよ。浮気調査で。そしたら花音さんが男性と一緒で驚きましたよ。」
“浮気調査”のところで花音はほんの微かに肩を震わせた。
勿論安室もその一瞬を見逃すはずが無かった。
「そうだったんですか、安室さんもいたんですか。声掛けてくれれば良かったのに。それに、一緒にいた人彼氏じゃないんで。」
「ほぉー、いえ、声を掛けられそうな様子ではなかったので。昨日の朝コナン君と蘭さんがデートだと仰っていたものですから。相手の方、年上でしたね。僕と同じ年くらいの。」
花音は安室を少し疑いのこもった瞳で見つめた。
「えぇ、安室さんと同じ二十九歳ですよ。」
「そうなんですか。おっと、立ち話もなんですし、中に入りませんか?」
「・・・そう、ですね。」
花音はこの時、安室に対し、くえない男だと思った。
二人が事務所に入るとコナンと小五郎は気付いていないのか、ニュースを見ていた。
「花音さん、おはようございます。」
「安室さん、おはようございます。・・・それは?」
花音は安室の抱えている皿を指して言った。
「普段お世話になっている毛利先生にサンドイッチの差し入れを、と思いまして。そう言えば花音さん昨日一緒にいた男性は彼氏ですか?」
「え?」
花音は少し動揺した。
「昨日、僕も東都タワーにいたんですよ。浮気調査で。そしたら花音さんが男性と一緒で驚きましたよ。」
“浮気調査”のところで花音はほんの微かに肩を震わせた。
勿論安室もその一瞬を見逃すはずが無かった。
「そうだったんですか、安室さんもいたんですか。声掛けてくれれば良かったのに。それに、一緒にいた人彼氏じゃないんで。」
「ほぉー、いえ、声を掛けられそうな様子ではなかったので。昨日の朝コナン君と蘭さんがデートだと仰っていたものですから。相手の方、年上でしたね。僕と同じ年くらいの。」
花音は安室を少し疑いのこもった瞳で見つめた。
「えぇ、安室さんと同じ二十九歳ですよ。」
「そうなんですか。おっと、立ち話もなんですし、中に入りませんか?」
「・・・そう、ですね。」
花音はこの時、安室に対し、くえない男だと思った。
二人が事務所に入るとコナンと小五郎は気付いていないのか、ニュースを見ていた。