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時には母のない子のように

夏休みの部活から帰ると、家には母の男だけがいた。男にからかわれ家を飛び出す慎一。
行く当てのない慎一に声をかけたのは、母と同じスナックに勤めるユウという女性だった。
二人で晩ご飯を食べ、家族のように布団を並べて眠りにつく。
夜中に目を覚ました慎一は、ユウから「いつでもおいで」と合い鍵を渡される。
NOVEL DAYS × tree長編文学賞「青春小説」佳作 2021年3月

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