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赤と青の出会う岸辺の物語「ルルヌイの子」

ルルヌイ川は、マスカダイン島の赤き火の国アマランスと、青き水の国ヒヤシンスを分かつ大河であり、人々の足として渡し舟が使われていた。
 その渡し舟を操るのは、ルルヌイの子と呼ばれるアマランス国ロワンザの町の孤児たちだ。

 ルルヌイの子のグループリーダーであるウォルセフは、渡しの客を宿に案内した帰り道、マスカダイン一の歓楽街ネマの島で、イオネツという不思議な少年と出会う。

 アマランスの国は褐色人種の国であるにも関わらず、イオネツは白い肌と透き通るような金の髪を持っており、ウォルセフの目の前で不思議な力を操ってみせた。

 二人は仲良くなり、また会おうという約束をする。しかしイオネツは盗みの罪を着せられ、地下牢へとつながれてしまうのだった。 
2017年作品。
イラスト/朔羽ゆき

※この作品はシェアワールド企画「Muscadine Chronicles」の別世界線の作品です。

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