☆相棒は白い獣
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日
船は島を出航した。
波に揺られながら進む船内は今日も賑やか。
アヤカはキツネ逹と船の中を探検していた。
『ここは何するところかな?』
ゾ「ここはトレーニングルームだ。」
『へぇー。』
ゾ「お前もやるか?」
『さすがにそれは持てないから見てる(笑)』
ゾ「9963、9964、9965…………………10000っと。」
『お疲れ♪』
ゾ「おぅ。」
『ゾロは剣強いの?』
ゾ「まだまだだな。俺はいつか世界一の大剣豪になる。」
『素敵な夢だね。』
ゾ「お前も剣使えるだろ?」
『なんでわかったの?』
ゾ「勘だ。」
『すごい勘だね(笑)でも小さい時に少しやってただけだから全然強くないよ。』
ゾ「ちょっと手合わせしねぇか?」
『いいけど刀ないよ?』
ゾ「フランキーにでも頼んで木刀を二本作ってもらえばいい。アイツなら1分で作れるだろ。」
『わかった。じゃフランキーに頼んでくるから甲板で待ってて。』
ゾ「おぅ。」
ゾロが言ったとおりフランキーに頼むと手早く木刀を作ってくれた。
ゾ「なかなかいいできじゃねぇか。」
『さすがフランキーだね♪』
二人が手合わせするのを聞いて他のクルー逹も甲板に集まってきた。
チョ「アヤカは剣も使えるのか。」
『小さい時にやってただけから弱いよ。』
ゾ「はじめるか。」
『お手柔らかに。』
そう言って二人の勝負が始まった。
それからどれくらい時間がたっただろう。
なかなか決着がつかずに勝負は引き分けとなった。
ゾ「結構やるじゃねぇか。」
『ゾロもね。』
その日の夜。
夕飯の話題はゾロとアヤカで持ちきりになった。
ナ「まさかアヤカがあんなに強いとはねぇ。」
チョ「俺もビックリしたゾ。」
『全然だよ。それに昔使ってた剣は売っちゃったから今は何もないし強くても意味ないよ。』
ナ「あら、なら私が護身用に買って使ってないのがあるけどいる?」
『いいの!?』
ナ「いいわよ。」
『やったぁ!ナミありがとう♪』
夕食を終えて夜も更けた頃。
『今日は初めての不寝番だね。』
展望台で肩に乗ったキツネに話しかける。
『見て。ナミが剣くれたの。久しぶりに持った。またできるかな……。大丈夫だよね…。」
そんなことを話しているとはしごを登ってくる足音が聞こえてきた。
『誰?』
サ「暖かいミルクティーをお持ちしましたプリンセス。」
『サンジ君。ありがと♪』
サ「それじゃ、仕込み終わるまではキッチンにいるからなんかあったら呼んでな。」
『うん。おやすみ。』
サンジ君が降りていってからしばらくするとまた足音が聞こえてきた。
またサンジ君かな?
ゾ「剣もらったのか。」
『あれ、ゾロだ。まだ起きてたんだ。』
ゾ「あぁ。お前それでどうするつもりだ。実戦はそんな甘くねぇぞ。」
『え?ま、そりゃ私もまだまだ弱いからなかなか実戦では使えないけど。』
ゾ「そうじゃねぇ。剣ってのは一瞬の透きが命とりになる。お前のその目じゃ透きだらけだ。」
『…な、何言ってんの…?』
ゾ「見えてねぇって言ってんだ。」
『…………。いつから気づいてたの…。』
ゾ「手合わせした時だ。」
『そう…。私ね…10歳くらいかな目が見えなくなったの。でも私は霊力があったから管ぎつねの目を通して一応見ることはできるの…。でも私の体とリンクできるのは一匹だけ。だから左の肩に乗せてると右側はほとんど見えないの……。その頃は島で一番強くて、神童とまで呼ばれてた……。けど剣を諦めるしかなかった…。』
ゾ「そうか。」
『この話…みんなには言わないで…。話せる時がきたらちゃんと話すから…。』
ゾ「わかった。けど一人であんま無茶すんなよ。」
『ありがと。じゃ、おやすみ。』
船は島を出航した。
波に揺られながら進む船内は今日も賑やか。
アヤカはキツネ逹と船の中を探検していた。
『ここは何するところかな?』
ゾ「ここはトレーニングルームだ。」
『へぇー。』
ゾ「お前もやるか?」
『さすがにそれは持てないから見てる(笑)』
ゾ「9963、9964、9965…………………10000っと。」
『お疲れ♪』
ゾ「おぅ。」
『ゾロは剣強いの?』
ゾ「まだまだだな。俺はいつか世界一の大剣豪になる。」
『素敵な夢だね。』
ゾ「お前も剣使えるだろ?」
『なんでわかったの?』
ゾ「勘だ。」
『すごい勘だね(笑)でも小さい時に少しやってただけだから全然強くないよ。』
ゾ「ちょっと手合わせしねぇか?」
『いいけど刀ないよ?』
ゾ「フランキーにでも頼んで木刀を二本作ってもらえばいい。アイツなら1分で作れるだろ。」
『わかった。じゃフランキーに頼んでくるから甲板で待ってて。』
ゾ「おぅ。」
ゾロが言ったとおりフランキーに頼むと手早く木刀を作ってくれた。
ゾ「なかなかいいできじゃねぇか。」
『さすがフランキーだね♪』
二人が手合わせするのを聞いて他のクルー逹も甲板に集まってきた。
チョ「アヤカは剣も使えるのか。」
『小さい時にやってただけから弱いよ。』
ゾ「はじめるか。」
『お手柔らかに。』
そう言って二人の勝負が始まった。
それからどれくらい時間がたっただろう。
なかなか決着がつかずに勝負は引き分けとなった。
ゾ「結構やるじゃねぇか。」
『ゾロもね。』
その日の夜。
夕飯の話題はゾロとアヤカで持ちきりになった。
ナ「まさかアヤカがあんなに強いとはねぇ。」
チョ「俺もビックリしたゾ。」
『全然だよ。それに昔使ってた剣は売っちゃったから今は何もないし強くても意味ないよ。』
ナ「あら、なら私が護身用に買って使ってないのがあるけどいる?」
『いいの!?』
ナ「いいわよ。」
『やったぁ!ナミありがとう♪』
夕食を終えて夜も更けた頃。
『今日は初めての不寝番だね。』
展望台で肩に乗ったキツネに話しかける。
『見て。ナミが剣くれたの。久しぶりに持った。またできるかな……。大丈夫だよね…。」
そんなことを話しているとはしごを登ってくる足音が聞こえてきた。
『誰?』
サ「暖かいミルクティーをお持ちしましたプリンセス。」
『サンジ君。ありがと♪』
サ「それじゃ、仕込み終わるまではキッチンにいるからなんかあったら呼んでな。」
『うん。おやすみ。』
サンジ君が降りていってからしばらくするとまた足音が聞こえてきた。
またサンジ君かな?
ゾ「剣もらったのか。」
『あれ、ゾロだ。まだ起きてたんだ。』
ゾ「あぁ。お前それでどうするつもりだ。実戦はそんな甘くねぇぞ。」
『え?ま、そりゃ私もまだまだ弱いからなかなか実戦では使えないけど。』
ゾ「そうじゃねぇ。剣ってのは一瞬の透きが命とりになる。お前のその目じゃ透きだらけだ。」
『…な、何言ってんの…?』
ゾ「見えてねぇって言ってんだ。」
『…………。いつから気づいてたの…。』
ゾ「手合わせした時だ。」
『そう…。私ね…10歳くらいかな目が見えなくなったの。でも私は霊力があったから管ぎつねの目を通して一応見ることはできるの…。でも私の体とリンクできるのは一匹だけ。だから左の肩に乗せてると右側はほとんど見えないの……。その頃は島で一番強くて、神童とまで呼ばれてた……。けど剣を諦めるしかなかった…。』
ゾ「そうか。」
『この話…みんなには言わないで…。話せる時がきたらちゃんと話すから…。』
ゾ「わかった。けど一人であんま無茶すんなよ。」
『ありがと。じゃ、おやすみ。』