「医務室に運んでくれ！」



声…？

誰かの声…。



ﾁｮ「ミキ？大丈夫か？」



『ん…チョッパー…？』



ﾁｮ「気がついたか。もう大丈夫だゾ。ケガは擦り傷に肩の脱臼と足は軽い捻挫だ。あとは雨で体が冷えて軽い風邪をひいてるけど安静にしてればすぐよくなるからな。」


『仔犬…は…？』



ﾁｮ「仔犬ならミキが守ってくれたおかげでケガも大したことないから大丈夫だ♪」



『よかった…。ありがとね。』


そう言ってチョッパーの頭を撫でるとチョッパーはいつものように体をくねらせながら照れた。



そこへ夕飯を持ってサンジが入ってきた。



ｻ「具合どう？メシ持ってきたけど。」



『ありがと…。』



ｻ「どうぞ。熱いから気をつけてな。」



『うん。』



ｻ「チョッパーももうメシできてるから食ってこいよ。俺、ミキちゃんについてるから。」


ﾁｮ「わかった。」


そう言ってチョッパーは医務室を出ていった。



『…ごちそうさま。』



ｻ「もういいのかい？」


『うん。ちょっと寝るね…。』


そう言ってベッドに横になり目を閉じた。


すると額に優しく手が触れた。


『ん…？』



ｻ「ちょっと熱いな。寒くない？」



『ちょっと…。』



ｻ「ちょっと待っててな。今毛布持ってくるから。」



『ありがと…。』



そう言って再び目を閉じるとミキはそのまま眠ってしまった。