☆妖精の歌
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こうして出かけていくクルー達を見送るとヒマリはすぐにサンジと共にキッチンに立った。
2人の楽しそうな声が響く空間は心地がいい様でヒマリの周りにいる精霊達も嬉しそうにしている。
同じ頃、復興作業へと向かったクルー達はナミの支持の元に町民達と協力しあっていた。
ナ「お昼にはヒマリが来ちゃうから急ピッチで仕上げるわよ!」
ウ「おぅ!任せろ!」
フ「土台はバッチリだ!いつでも設置可能だぜ!」
ウ「こっちもいい感じだ♪」
「ウソップさんうまいもんですね~。」
ウ「プロに褒められる程じゃねぇさ~。」
「ナミさん。図書館の方は準備が整いました!」
ナ「ありがとう♪」
「広場もそろそろ完成だ!」
町民達は口々にそれぞれの場所の進捗をナミに伝える。
そうして昼時がやってきた。
フ「よし!設置完了だ!」
ブ「なんとか間に合いましたね~。」
『みんな~!お弁当持ってきたよ~!』
「ギリギリだけど。」
ルピーは作業を無事に終えた事に安堵したような表情で答えた。
『お待たせ♪』
ヒマリはサンジと共に持ってきた大量のお弁当を広げた。
『時間あったから町のみんなの分も作ったの♪いっぱいあるから遠慮せずに食べてね☆』
ル「すっげぇ~!」
チョ「ヒマリが作ったのか!?」
『うぅん。ほとんどサンジ君(笑)』
サ「そんなことねぇぜ?ヒマリちゃんがいてくれなきゃこの量は作れなかったからな♪」
『えへへ~。』
「「「いただきまーーす!」」」
ナ「美味しい♪」
『よかった~!この唐揚げはね、私が作ったんだよ~。あとね、こっちの卵焼きと、それからおにぎりも!』
嬉しそうに話すヒマリをナミとロビンがまるで妹を見るかのような眼差しで見つめる。
『ほら、ルピーも食べて!』
「いただきます。…ん!?…うまい…!」
『でしょ?人間のご飯って美味しいよね~。』
そんな会話をしているヒマリを町民達が見つめる。
『……!…あ、あの…ごめんなさい…。ビックリさせちゃったかな…。私…妖精です。ずっとみなさんに見つからないようにこの町に住んでいました。けど今回こんな事になって……。私の力が足りなかったから町を全部守ることができなくて…。…本当にごめんなさい。けどこれからはルピーがこの町を守ります。私と違って優しくて、強くて正義感の強い子です。だからどうかこれからルピーと仲良くしてあげてください。』
ヒマリが頭を下げると
町民達はその場にひざまづいて頭を下げた。
『え…!?』
「ルピー様から聞きました。命懸けでこの町を守ろうとしてくださったことを…。」
「私達はずっと妖精様のことを誤解していて…。今までの無礼をなんとお詫びしていいか…。」
『無礼だなんて…!そもそも歴史書に書いてあったんだからその情報を信じるだろうし、私達は何も怒ったりとかしてないのでどうか頭を上げてください。』
「それとその妖精様とかルピー様ってのやめないか?偉そうに扱われるのはどうも慣れん。」
『そうです。私達はみなさんと対等でいたいです。友達のような家族なようなそんな互いを思いやれる温かい存在になれたらいいなって。』
「なんとお優しい…!」
町民達が頭を上げるとヒマリが安堵のため息をもらした。
こうしてわだかまりが解けて
町民達と共に賑やかな昼食となった。
ヒマリは町民達と打ち解け、
夕暮れまで話をして過ごした。
『そういえばみんな喋ってていいの?復興は?』
「復興作業はあっという間に終わったさ。船大工のフランキーさんが家を直してくれたり、他のクルーのみなさんも力仕事を引き受けてくれたり。」
『みんなすごいね!』
ナ「だから残りの時間は町の人達が望むものを作ったわ。」
『望むもの?』
ロ「そろそろいいんじゃないかしら?」
「そうですね♪町長、お願いします。」
キャロルの掛け声で町長は近くのスイッチを押した。
すると薄暗くなってきた町に煌びやかなイルミネーションが灯った。
『すごい…!』
「今日は復興記念日です。この先もずっとこの日を祝い続けます。讃え続けます。」
『讃える?』
ウ「おうよ!町にいたプロの彫刻家と俺様の合作だ!」
ナ「土台のデザインはフランキーよ♪」
チョ「設置場所の考案はサンジで、町のみんなで色を塗ったんだ♪」
『????』
サ「図書館に行こう。」
サンジはヒマリの手を取ると歩きだした。
『え、え…?話が全く見えないんだけど…。』
「いいからついてこいって。どうせ本もまだ返してないんだろ?」
『あ。』
こうして全員で図書館の前へ向かうと
大きな布がかけられたものが図書館の目の前に置かれていた。
町民達は目を合わせると合図と同時に布を引いた。
中から現れたのは鮮やかな色付けがなされたヒマリの像だった。
「この町を救った英雄を讃えてここに残す事にしたんです。」
ロ「羽のカラーを再現するのに苦労したわ。」
ブ「本物の羽は失われてしまいましたがここに思い出として残ります。」
『すごい……。』
サ「ヒマリちゃんは本が好きって言ってたからさ、ヒマリちゃんが1番好きなものの前に建てようかなって。」
ヒマリはあまりの完成度にすっかり見惚れている。
「私達はヒマリちゃんがこの島を離れても思い続ける。この町を救った英雄の事は決して忘れない。これから後世にも伝えていくつもりだ。」
町民は口々にヒマリへの思いを語った。
『みんな…ありがとう…っ…。こんなにたくさんの人に思ってもらえたの初めて♪』
ヒマリは幸せそうに笑った。
『私、ルフィ達と旅をするつもりなの。その旅を終えたらまたここに戻って来てもいい?』
「もちろん!」
「いつまででも待ってるわ!」
町民達の言葉にヒマリが笑顔を返す。
『お土産いっぱい持って帰ってくるね!』
ヒマリがとびきりの笑顔で笑った時だった。
「ヒマリ!お前…!」
ルピーは驚いた顔でヒマリを指差す。
『何?あ…!!』
サ「羽だ!」
ヒマリの羽がゆっくりと再生し始めた。
チョ「やった!」
『私の羽が…戻った…!』
「町民達の愛のおかげだな。」
『そっか。みんなのおかげ。みんなありがとう!』
ヒマリは羽を広げて嬉しそうに回って見せた。
その日はヒマリの美しい羽とイルミネーションが輝き
賑やかな夜となった。
2人の楽しそうな声が響く空間は心地がいい様でヒマリの周りにいる精霊達も嬉しそうにしている。
同じ頃、復興作業へと向かったクルー達はナミの支持の元に町民達と協力しあっていた。
ナ「お昼にはヒマリが来ちゃうから急ピッチで仕上げるわよ!」
ウ「おぅ!任せろ!」
フ「土台はバッチリだ!いつでも設置可能だぜ!」
ウ「こっちもいい感じだ♪」
「ウソップさんうまいもんですね~。」
ウ「プロに褒められる程じゃねぇさ~。」
「ナミさん。図書館の方は準備が整いました!」
ナ「ありがとう♪」
「広場もそろそろ完成だ!」
町民達は口々にそれぞれの場所の進捗をナミに伝える。
そうして昼時がやってきた。
フ「よし!設置完了だ!」
ブ「なんとか間に合いましたね~。」
『みんな~!お弁当持ってきたよ~!』
「ギリギリだけど。」
ルピーは作業を無事に終えた事に安堵したような表情で答えた。
『お待たせ♪』
ヒマリはサンジと共に持ってきた大量のお弁当を広げた。
『時間あったから町のみんなの分も作ったの♪いっぱいあるから遠慮せずに食べてね☆』
ル「すっげぇ~!」
チョ「ヒマリが作ったのか!?」
『うぅん。ほとんどサンジ君(笑)』
サ「そんなことねぇぜ?ヒマリちゃんがいてくれなきゃこの量は作れなかったからな♪」
『えへへ~。』
「「「いただきまーーす!」」」
ナ「美味しい♪」
『よかった~!この唐揚げはね、私が作ったんだよ~。あとね、こっちの卵焼きと、それからおにぎりも!』
嬉しそうに話すヒマリをナミとロビンがまるで妹を見るかのような眼差しで見つめる。
『ほら、ルピーも食べて!』
「いただきます。…ん!?…うまい…!」
『でしょ?人間のご飯って美味しいよね~。』
そんな会話をしているヒマリを町民達が見つめる。
『……!…あ、あの…ごめんなさい…。ビックリさせちゃったかな…。私…妖精です。ずっとみなさんに見つからないようにこの町に住んでいました。けど今回こんな事になって……。私の力が足りなかったから町を全部守ることができなくて…。…本当にごめんなさい。けどこれからはルピーがこの町を守ります。私と違って優しくて、強くて正義感の強い子です。だからどうかこれからルピーと仲良くしてあげてください。』
ヒマリが頭を下げると
町民達はその場にひざまづいて頭を下げた。
『え…!?』
「ルピー様から聞きました。命懸けでこの町を守ろうとしてくださったことを…。」
「私達はずっと妖精様のことを誤解していて…。今までの無礼をなんとお詫びしていいか…。」
『無礼だなんて…!そもそも歴史書に書いてあったんだからその情報を信じるだろうし、私達は何も怒ったりとかしてないのでどうか頭を上げてください。』
「それとその妖精様とかルピー様ってのやめないか?偉そうに扱われるのはどうも慣れん。」
『そうです。私達はみなさんと対等でいたいです。友達のような家族なようなそんな互いを思いやれる温かい存在になれたらいいなって。』
「なんとお優しい…!」
町民達が頭を上げるとヒマリが安堵のため息をもらした。
こうしてわだかまりが解けて
町民達と共に賑やかな昼食となった。
ヒマリは町民達と打ち解け、
夕暮れまで話をして過ごした。
『そういえばみんな喋ってていいの?復興は?』
「復興作業はあっという間に終わったさ。船大工のフランキーさんが家を直してくれたり、他のクルーのみなさんも力仕事を引き受けてくれたり。」
『みんなすごいね!』
ナ「だから残りの時間は町の人達が望むものを作ったわ。」
『望むもの?』
ロ「そろそろいいんじゃないかしら?」
「そうですね♪町長、お願いします。」
キャロルの掛け声で町長は近くのスイッチを押した。
すると薄暗くなってきた町に煌びやかなイルミネーションが灯った。
『すごい…!』
「今日は復興記念日です。この先もずっとこの日を祝い続けます。讃え続けます。」
『讃える?』
ウ「おうよ!町にいたプロの彫刻家と俺様の合作だ!」
ナ「土台のデザインはフランキーよ♪」
チョ「設置場所の考案はサンジで、町のみんなで色を塗ったんだ♪」
『????』
サ「図書館に行こう。」
サンジはヒマリの手を取ると歩きだした。
『え、え…?話が全く見えないんだけど…。』
「いいからついてこいって。どうせ本もまだ返してないんだろ?」
『あ。』
こうして全員で図書館の前へ向かうと
大きな布がかけられたものが図書館の目の前に置かれていた。
町民達は目を合わせると合図と同時に布を引いた。
中から現れたのは鮮やかな色付けがなされたヒマリの像だった。
「この町を救った英雄を讃えてここに残す事にしたんです。」
ロ「羽のカラーを再現するのに苦労したわ。」
ブ「本物の羽は失われてしまいましたがここに思い出として残ります。」
『すごい……。』
サ「ヒマリちゃんは本が好きって言ってたからさ、ヒマリちゃんが1番好きなものの前に建てようかなって。」
ヒマリはあまりの完成度にすっかり見惚れている。
「私達はヒマリちゃんがこの島を離れても思い続ける。この町を救った英雄の事は決して忘れない。これから後世にも伝えていくつもりだ。」
町民は口々にヒマリへの思いを語った。
『みんな…ありがとう…っ…。こんなにたくさんの人に思ってもらえたの初めて♪』
ヒマリは幸せそうに笑った。
『私、ルフィ達と旅をするつもりなの。その旅を終えたらまたここに戻って来てもいい?』
「もちろん!」
「いつまででも待ってるわ!」
町民達の言葉にヒマリが笑顔を返す。
『お土産いっぱい持って帰ってくるね!』
ヒマリがとびきりの笑顔で笑った時だった。
「ヒマリ!お前…!」
ルピーは驚いた顔でヒマリを指差す。
『何?あ…!!』
サ「羽だ!」
ヒマリの羽がゆっくりと再生し始めた。
チョ「やった!」
『私の羽が…戻った…!』
「町民達の愛のおかげだな。」
『そっか。みんなのおかげ。みんなありがとう!』
ヒマリは羽を広げて嬉しそうに回って見せた。
その日はヒマリの美しい羽とイルミネーションが輝き
賑やかな夜となった。
