☆妖精の歌
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時は少し戻り
町の中。
クルー達が町の人達に噴火の知らせと避難を呼びかけ町は騒がしくなった。
「本当なの?」
ブ「はい!すぐに避難を!」
「けどそんな感じ全くないぜ?」
ウ「これから起こるんだ!」
「そう言われてもな~…。」
《ドン》
ル「何だ!?」
ナ「地震だわ。きっと火山性の。」
ロ「急いだ方がよさそうね。」
「本当か?そもそもジョージさんが何も言ってねぇし…。」
ウ「ジョージ?誰だ?」
「あの山を研究してる学者だよ。なんでもリアルタイムで山の中だったかな、の情報を得られる機械を持ってるんだ。噴火の兆候をすぐに察知するためらしいぞ。俺には難しくてよくわからねぇが…。」
ナ「その人どこに住んでるの!?」
「山の麓だ。」
ロ「そっちはフランキー達に任せた方ね。」
ナ「すぐ連絡して家に行ってもらいましょ!」
ナミは小電伝虫を取り出すとフランキー達に連絡した。
フ「こっちでも住人から同じことを言われて今向かってる所だ。進展があったらすぐ連絡する!」
ナ「わかった!」
こうしてフランキー達のチームはジョージの家へと向かった。
ジョージの家に行くと慌ただしく動いていた。
「悪いが今は客人の相手をしている場合じゃないんだ!後にしてくれ!」
ゾ「噴火の話だ。」
「君たちも学者かい?」
チョ「違うゾ。」
「ついさっきの地震で地震計の動きがいつもと違ったんだ。これから山に登って調査に行く所だ。特に用もないならまた後にしてくれ。」
フ「やめとけ。もうじき噴火する。」
「そんなバカな。噴火の兆候はまだ見ら………なんて事だ……。」
ジョージは話ながら計機の数値を見る。
「…君たちは何者なんだ…。まるでこの数値を予測したみたいじゃないか…。ここはリアルタイムで記録されて行くシステムなんだぞ…。」
チョ「大事な友達が教えてくれたんだ。」
《~♪》
「何だ!?」
ゾ「アイツが歌ってる。」
チョ「ヒマリの声だ…。…っ…お願いだ!みんなを避難させないともう間に合わなくなるんだ!手を貸してくれ!」
フ「お前ぇの言葉なら町の奴らも信じてくれるはずだ!」
「…すぐに噴火する数値とは言い切れないが初めてこんなに数値が上がった。これは信憑性が出てきたかもしれない。それにこの歌…。まさかとは思うが妖精の歌か…?300年ほど前の噴火の時にも歌が聞こえてきたと文献に書かれていたが本当だったのか。」
チョ「あぁ。本物の妖精が歌ってるんだ。まだこの島にいるんだ。ずっといてくれたんだ。俺たちの大事な友達なんだよ…。」
「妖精が友達?この歌は噴火を誘発するものじゃないのか?妖精はそうやって人間に災いをもたらすものだぞ。」
フ「違ぇよ。これは守るための歌だ。」
チョ「歌で噴火の力を抑えてるんだ。妖精はこの町の人達を守るためにいるんだ。命をかけてみんなを守ろうとしてくれてるんだ…。そんな友達からの頼みで俺たちはここに来てる!」
フ「1人でも多くの命を救いたいってのがヒマリの願いだ。」
ゾ「選べ。俺たちの情報か、自分の知識から導き出した情報か。」
「……悪かった。数値しか見てなかったよ…。けど今わかった。君たちのその顔で…。」
ジョージは必死の形相のクルー達を見てそう言った。
「役場に連絡する!すぐに放送が流れるだろう。君たちも他の家を回って知らせてくれ!ここは年寄りが多い。避難が間に合わないかもしれない。」
チョ「わかった!」
こうしてジョージはすぐに役場に連絡を入れた。
「キャロルさん。ジョージさんからお電話です。」
「え?すぐいきますね。」
キャロルはサンジに手でここで待つように促すと電話に出た。
「え!?本当ですか!?すぐに町長に知らせます!」
キャロルは電話を切った。
「サンジさんごめんなさい!今、火山研究の学者さんから噴火の可能性があると電話が…。サンジさんの事を信じきれず…ごめんなさい…!」
サ「気にしなくていいさ。それより早く町長に!俺は避難誘導に行く!」
「手伝ってくださるんですか!?」
サ「当たり前だ。そのために来たんだからな♪他のクルー達も避難を呼びかけてくれてる。」
「助かります!町長に知らせてすぐに放送を入れます!サンジさんは港へ行ってください。避難用の救命艇が漁港にあるので漁師の皆さんにお願いすればすぐに船を出してくれます。そこに町民の誘導を!」
サ「わかった!」
サンジが走り出すとキャロルは他の職員にも指示を出してすぐに町長にも知らせた。
「町長から避難命令が出たわ!私は放送を入れるからみんなは他の部署の人達と避難誘導へ!」
キャロルはそう叫ぶと放送用のマイクのスイッチを入れてすぐに避難を呼びかけた。
ブ「避難放送です!」
ナ「今、フランキー達から連絡があって学者さんを動かせたみたい!放送も流れたしこの放送の通り私達も誘導しながら港へ向かいましょ!」
クルー達が誘導をしつつ港へ向かっていると役場の制服を来た職員達が集まってきた。
「みなさんが手伝ってくださる方ですね!お話は聞いています。ここから先の東のエリアは避難が完了しました。」
「北エリア完了です!」
「麓付近も完了しました!」
次々に職員達が集まって報告をしている。
「町長からのお願いがあるんです!観光客の方がいて救命艇や漁船だけでは全員乗れないかもしれないので可能であれば皆様の船を貸してほしいと…。」
ル「わかった!乗れないやつはサニー号に乗せよう!」
「ありがとうございます!」
職員達はクルー達に深々と頭を下げた。
「では急いで港へ!」
クルー達は職員と共に港へと向かった。
その頃、役場では。
「町長!職員達からの連絡で全てのエリアの町民が港に集まったと知らせがありました!」
「よし。こっちも役場の中に人が残っていないのを確認した。私達も行こう。」
「はい!」
キャロルは町長と共に港へと走った。
「…!あれは…!?」
キャロルの目に飛び込んできたのは妖精の森の上に浮かぶ人のようなもの。
「まさかあれが妖精…?」
「そうかもしれんな。さぁ、我々も急ごう!」
港に着くとクルー達が全員集まっていた。
「みなさん!この度は本当にありがとうございました!」
「私からもお礼を言わせてください。船を貸してくださり本当に感謝しています。」
町長が深々と頭を下げた。
ナ「そういうのは全部終わってからよ!まだ全員乗り切れてないの。」
クルー達と職員の誘導により町民達は救命艇と漁船に乗り込んでいく。
ロ「あとはあなた達だけよ。」
残ったのは役場の職員のみだった。
「君たち!なぜ避難をしていない!」
「町長とキャロルさんをおいて先に船に乗るなんてできませんよ。」
「だって私たちはそれぞれが大切な仲間ですから。いつも町長が言ってるじゃないですか。仲間は宝物だって。私達を先に避難させるためにわざと避難誘導をさせたのわかってますよ。キャロルさん。」
「先に行ってって言ったらきっと気を使うって思ったから。けど結局こうなっちゃったね(笑)」
「皆で彼らにお世話になろう!」
町長の言葉に職員達は嬉しそうに頷いた。
チョ「みんな仲良しなんだな♪」
クルーたちは役場の職員たちを船に上げた。
サ「これで全員だな。よし。フランキー。ミニメリーを残しておいてくれ。俺はヒマリちゃんの所に行く。」
ナ「サンジ君。ヒマリは…。」
サ「あそこで歌ってるヒマリちゃんをおいていけねぇよ。」
ナ「そうじゃなくて…。」
ロ「彼女はもうここには来られないのよ…。」
ナ「泊まった日に部屋で話してて…。教えてくれたの…。妖精の歌のこと…。」
ロ「妖精は精霊のための力を蓄える器でしかないんですって。そして妖精の歌はその力の全てを精霊に捧げる合図。一度歌えば全てを失う…。」
サ「全てって……。」
ナ「ヒマリは……っ…この歌を歌い終えたら…っ…消えちゃうの…っ…。」
サ「嘘…だろ…?……!」
チョ「サンジ!」
サンジは船を飛び降りていった。
ル「行かせてやれ。サンジなら大丈夫だ。」
と、その時だった。
《ドーン》
ナ「何!?」
山の頂上から小さな煙が上がっている。
ウ「噴火だ!」
フ「急いで離れるぞ!」
フランキーはサンジ用にミニメリーを港に残すと船を出した。
しばらくしてさらに轟音が鳴り響き、大きな噴石と溶岩が溢れ出した。
町の中。
クルー達が町の人達に噴火の知らせと避難を呼びかけ町は騒がしくなった。
「本当なの?」
ブ「はい!すぐに避難を!」
「けどそんな感じ全くないぜ?」
ウ「これから起こるんだ!」
「そう言われてもな~…。」
《ドン》
ル「何だ!?」
ナ「地震だわ。きっと火山性の。」
ロ「急いだ方がよさそうね。」
「本当か?そもそもジョージさんが何も言ってねぇし…。」
ウ「ジョージ?誰だ?」
「あの山を研究してる学者だよ。なんでもリアルタイムで山の中だったかな、の情報を得られる機械を持ってるんだ。噴火の兆候をすぐに察知するためらしいぞ。俺には難しくてよくわからねぇが…。」
ナ「その人どこに住んでるの!?」
「山の麓だ。」
ロ「そっちはフランキー達に任せた方ね。」
ナ「すぐ連絡して家に行ってもらいましょ!」
ナミは小電伝虫を取り出すとフランキー達に連絡した。
フ「こっちでも住人から同じことを言われて今向かってる所だ。進展があったらすぐ連絡する!」
ナ「わかった!」
こうしてフランキー達のチームはジョージの家へと向かった。
ジョージの家に行くと慌ただしく動いていた。
「悪いが今は客人の相手をしている場合じゃないんだ!後にしてくれ!」
ゾ「噴火の話だ。」
「君たちも学者かい?」
チョ「違うゾ。」
「ついさっきの地震で地震計の動きがいつもと違ったんだ。これから山に登って調査に行く所だ。特に用もないならまた後にしてくれ。」
フ「やめとけ。もうじき噴火する。」
「そんなバカな。噴火の兆候はまだ見ら………なんて事だ……。」
ジョージは話ながら計機の数値を見る。
「…君たちは何者なんだ…。まるでこの数値を予測したみたいじゃないか…。ここはリアルタイムで記録されて行くシステムなんだぞ…。」
チョ「大事な友達が教えてくれたんだ。」
《~♪》
「何だ!?」
ゾ「アイツが歌ってる。」
チョ「ヒマリの声だ…。…っ…お願いだ!みんなを避難させないともう間に合わなくなるんだ!手を貸してくれ!」
フ「お前ぇの言葉なら町の奴らも信じてくれるはずだ!」
「…すぐに噴火する数値とは言い切れないが初めてこんなに数値が上がった。これは信憑性が出てきたかもしれない。それにこの歌…。まさかとは思うが妖精の歌か…?300年ほど前の噴火の時にも歌が聞こえてきたと文献に書かれていたが本当だったのか。」
チョ「あぁ。本物の妖精が歌ってるんだ。まだこの島にいるんだ。ずっといてくれたんだ。俺たちの大事な友達なんだよ…。」
「妖精が友達?この歌は噴火を誘発するものじゃないのか?妖精はそうやって人間に災いをもたらすものだぞ。」
フ「違ぇよ。これは守るための歌だ。」
チョ「歌で噴火の力を抑えてるんだ。妖精はこの町の人達を守るためにいるんだ。命をかけてみんなを守ろうとしてくれてるんだ…。そんな友達からの頼みで俺たちはここに来てる!」
フ「1人でも多くの命を救いたいってのがヒマリの願いだ。」
ゾ「選べ。俺たちの情報か、自分の知識から導き出した情報か。」
「……悪かった。数値しか見てなかったよ…。けど今わかった。君たちのその顔で…。」
ジョージは必死の形相のクルー達を見てそう言った。
「役場に連絡する!すぐに放送が流れるだろう。君たちも他の家を回って知らせてくれ!ここは年寄りが多い。避難が間に合わないかもしれない。」
チョ「わかった!」
こうしてジョージはすぐに役場に連絡を入れた。
「キャロルさん。ジョージさんからお電話です。」
「え?すぐいきますね。」
キャロルはサンジに手でここで待つように促すと電話に出た。
「え!?本当ですか!?すぐに町長に知らせます!」
キャロルは電話を切った。
「サンジさんごめんなさい!今、火山研究の学者さんから噴火の可能性があると電話が…。サンジさんの事を信じきれず…ごめんなさい…!」
サ「気にしなくていいさ。それより早く町長に!俺は避難誘導に行く!」
「手伝ってくださるんですか!?」
サ「当たり前だ。そのために来たんだからな♪他のクルー達も避難を呼びかけてくれてる。」
「助かります!町長に知らせてすぐに放送を入れます!サンジさんは港へ行ってください。避難用の救命艇が漁港にあるので漁師の皆さんにお願いすればすぐに船を出してくれます。そこに町民の誘導を!」
サ「わかった!」
サンジが走り出すとキャロルは他の職員にも指示を出してすぐに町長にも知らせた。
「町長から避難命令が出たわ!私は放送を入れるからみんなは他の部署の人達と避難誘導へ!」
キャロルはそう叫ぶと放送用のマイクのスイッチを入れてすぐに避難を呼びかけた。
ブ「避難放送です!」
ナ「今、フランキー達から連絡があって学者さんを動かせたみたい!放送も流れたしこの放送の通り私達も誘導しながら港へ向かいましょ!」
クルー達が誘導をしつつ港へ向かっていると役場の制服を来た職員達が集まってきた。
「みなさんが手伝ってくださる方ですね!お話は聞いています。ここから先の東のエリアは避難が完了しました。」
「北エリア完了です!」
「麓付近も完了しました!」
次々に職員達が集まって報告をしている。
「町長からのお願いがあるんです!観光客の方がいて救命艇や漁船だけでは全員乗れないかもしれないので可能であれば皆様の船を貸してほしいと…。」
ル「わかった!乗れないやつはサニー号に乗せよう!」
「ありがとうございます!」
職員達はクルー達に深々と頭を下げた。
「では急いで港へ!」
クルー達は職員と共に港へと向かった。
その頃、役場では。
「町長!職員達からの連絡で全てのエリアの町民が港に集まったと知らせがありました!」
「よし。こっちも役場の中に人が残っていないのを確認した。私達も行こう。」
「はい!」
キャロルは町長と共に港へと走った。
「…!あれは…!?」
キャロルの目に飛び込んできたのは妖精の森の上に浮かぶ人のようなもの。
「まさかあれが妖精…?」
「そうかもしれんな。さぁ、我々も急ごう!」
港に着くとクルー達が全員集まっていた。
「みなさん!この度は本当にありがとうございました!」
「私からもお礼を言わせてください。船を貸してくださり本当に感謝しています。」
町長が深々と頭を下げた。
ナ「そういうのは全部終わってからよ!まだ全員乗り切れてないの。」
クルー達と職員の誘導により町民達は救命艇と漁船に乗り込んでいく。
ロ「あとはあなた達だけよ。」
残ったのは役場の職員のみだった。
「君たち!なぜ避難をしていない!」
「町長とキャロルさんをおいて先に船に乗るなんてできませんよ。」
「だって私たちはそれぞれが大切な仲間ですから。いつも町長が言ってるじゃないですか。仲間は宝物だって。私達を先に避難させるためにわざと避難誘導をさせたのわかってますよ。キャロルさん。」
「先に行ってって言ったらきっと気を使うって思ったから。けど結局こうなっちゃったね(笑)」
「皆で彼らにお世話になろう!」
町長の言葉に職員達は嬉しそうに頷いた。
チョ「みんな仲良しなんだな♪」
クルーたちは役場の職員たちを船に上げた。
サ「これで全員だな。よし。フランキー。ミニメリーを残しておいてくれ。俺はヒマリちゃんの所に行く。」
ナ「サンジ君。ヒマリは…。」
サ「あそこで歌ってるヒマリちゃんをおいていけねぇよ。」
ナ「そうじゃなくて…。」
ロ「彼女はもうここには来られないのよ…。」
ナ「泊まった日に部屋で話してて…。教えてくれたの…。妖精の歌のこと…。」
ロ「妖精は精霊のための力を蓄える器でしかないんですって。そして妖精の歌はその力の全てを精霊に捧げる合図。一度歌えば全てを失う…。」
サ「全てって……。」
ナ「ヒマリは……っ…この歌を歌い終えたら…っ…消えちゃうの…っ…。」
サ「嘘…だろ…?……!」
チョ「サンジ!」
サンジは船を飛び降りていった。
ル「行かせてやれ。サンジなら大丈夫だ。」
と、その時だった。
《ドーン》
ナ「何!?」
山の頂上から小さな煙が上がっている。
ウ「噴火だ!」
フ「急いで離れるぞ!」
フランキーはサンジ用にミニメリーを港に残すと船を出した。
しばらくしてさらに轟音が鳴り響き、大きな噴石と溶岩が溢れ出した。
