☆妖精の歌
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昼食の片づけも終わり、おやつがまもなく完成する頃。
コーヒーを淹れるサンジの耳に聞きたかった声が届いた。
『みんなーーー!』
サ「ん?ヒマリちゃん!?」
サンジは慌ててキッチンを飛び出して下を覗く。
そこには慌てて走ってくるヒマリの姿があった。
チョ「ヒマリだ!」
ナ「使って!」
ナミが縄梯子を下ろすとヒマリが急いで登ってきた。
『はぁっ…はぁっ…。』
サ「どうしたんだ?今日は精霊達と過ごすって…。」
『助けてっ…!』
チョ「どうした!?誰かに見つかったのか!?追われてるのか!?」
『違う…っ…。』
ヒマリはなんとか息を整える。
『山が…山が噴火しちゃうの!精霊さん達が教えてくれた。早く町の人を非難させないと。だからみんなに手伝ってほしい!』
ウ「マジか!あのでけぇ山が噴火するって!」
『精霊さん達は嘘をつかない。』
ナ「手分けして町の人に知らせましょ!」
『ごめん…。みんなしか頼る人がいなくて……。けど1人でも多く助けたいの…!私の歌だけじゃ昼間の騒がしさに負けちゃうかもしれないから…。』
ル「任せろ。」
サ「役場に知らせてくる!町内放送くらいあるだろう!」
サンジはそう言って船を飛び降りた。
ゾ「噴火までどれくらいある。」
『1時間か長くても2時間いかないくらい。』
ブ「急げば間に合うはずです!」
クルー達は急いで船を降りた。
ナ「ヒマリ。あんたは………。」
『歌ってくる。それが私が存在する理由だから。私の使命だから。』
ロ「1人じゃない。私達も思いは同じよ。」
『ロビン…。』
ナ「全部背負わなくていい。避難は任せて♪」
『ナミ…。2人ともありがと。大好き…っ…!2人のこと、みんなのことずっとずっと忘れない。私の大切な宝物だよ♪』
ヒマリはポロポロと涙を流して笑うと再び洞窟へと走っていった。
ナ「…ヒマリ…っ…。」
堪えきれずに泣き崩れるナミをロビンがそっと支える。
ロ「私達も忘れないわ。」
ナ「うん…っ…。」
ナミは涙を拭うと町へと向かった。
その頃、サンジは役場に駆け込んでいた。
サ「キャロルちゃん!」
「あら?サンジさん。そんなに慌ててどうしたんですか?」
サ「山だ!山が噴火する!町民に避難のアナウンスをしてくれ!」
「え?山が噴火ですか?それは誰からの情報ですか?」
サ「それは……。詳しくは言えねぇんだ。けど信じてくれ…!」
「そう言われましても情報の信憑性がないと……。」
と、その時だった。
小さな地震が起きた。
サ「何だ!?」
「あら…。地震。」
サ「もしかしてこれも噴火の兆候…!」
「地震はたまにあるので噴火の兆候と言い切るにはちょっと…。」
サ「っ!どうすれば信じてもらえるんだ!」
「1番は証拠…ですかね。少なくとも町内に避難のアナウンスをするには町長の許可がいるので町長を納得させるだけの確実性がないと…。」
サンジは必死に頭を使い
証拠になりそうなものを探す。
サ「クソッ!何も思いつかねぇっ…!」
《~♪》
「あら?歌?いったいどこから…。」
サ「これは…!」
ヒマリちゃんの声だ。
ヒマリちゃんが歌ってる!
サ「妖精の歌だ!」
「そんなまさか。妖精は今はいないんですよ?それにその妖精の歌だって作り話かもしれないですし。」
サ「いるんだ!本当に!今でもこの町を守るために!」
次第に大きく響く歌声にキャロルが驚く。
「いったいどこから聞こえてくるのかしら?スピーカーは使っていないのに。それに不思議な言葉…。」
サンジが足掻いている頃。
洞窟のすぐ上にはヒマリが空を飛び
大きな声で歌っていた。
洞窟の前には大切そうに畳まれたナミから貰ったパーカーが置かれている。
『~♪』
さぁ、精霊さん達。
こっちにおいで。
私の持ってるものは全部あげる。
だから山の噴火を抑えて。
ヒマリが思いを込めて歌うと精霊達がヒマリに群がる。
まるでむしり取るようにしてヒマリの体から何かを取っていく。
それは光の粒となって精霊達の体に宿った。
『…っ……!』
やっぱ力を体ごと持っていかれるのは痛いんだ。
けどこれでみんなが助かるなら。
全部あげる。
私の全部を。
コーヒーを淹れるサンジの耳に聞きたかった声が届いた。
『みんなーーー!』
サ「ん?ヒマリちゃん!?」
サンジは慌ててキッチンを飛び出して下を覗く。
そこには慌てて走ってくるヒマリの姿があった。
チョ「ヒマリだ!」
ナ「使って!」
ナミが縄梯子を下ろすとヒマリが急いで登ってきた。
『はぁっ…はぁっ…。』
サ「どうしたんだ?今日は精霊達と過ごすって…。」
『助けてっ…!』
チョ「どうした!?誰かに見つかったのか!?追われてるのか!?」
『違う…っ…。』
ヒマリはなんとか息を整える。
『山が…山が噴火しちゃうの!精霊さん達が教えてくれた。早く町の人を非難させないと。だからみんなに手伝ってほしい!』
ウ「マジか!あのでけぇ山が噴火するって!」
『精霊さん達は嘘をつかない。』
ナ「手分けして町の人に知らせましょ!」
『ごめん…。みんなしか頼る人がいなくて……。けど1人でも多く助けたいの…!私の歌だけじゃ昼間の騒がしさに負けちゃうかもしれないから…。』
ル「任せろ。」
サ「役場に知らせてくる!町内放送くらいあるだろう!」
サンジはそう言って船を飛び降りた。
ゾ「噴火までどれくらいある。」
『1時間か長くても2時間いかないくらい。』
ブ「急げば間に合うはずです!」
クルー達は急いで船を降りた。
ナ「ヒマリ。あんたは………。」
『歌ってくる。それが私が存在する理由だから。私の使命だから。』
ロ「1人じゃない。私達も思いは同じよ。」
『ロビン…。』
ナ「全部背負わなくていい。避難は任せて♪」
『ナミ…。2人ともありがと。大好き…っ…!2人のこと、みんなのことずっとずっと忘れない。私の大切な宝物だよ♪』
ヒマリはポロポロと涙を流して笑うと再び洞窟へと走っていった。
ナ「…ヒマリ…っ…。」
堪えきれずに泣き崩れるナミをロビンがそっと支える。
ロ「私達も忘れないわ。」
ナ「うん…っ…。」
ナミは涙を拭うと町へと向かった。
その頃、サンジは役場に駆け込んでいた。
サ「キャロルちゃん!」
「あら?サンジさん。そんなに慌ててどうしたんですか?」
サ「山だ!山が噴火する!町民に避難のアナウンスをしてくれ!」
「え?山が噴火ですか?それは誰からの情報ですか?」
サ「それは……。詳しくは言えねぇんだ。けど信じてくれ…!」
「そう言われましても情報の信憑性がないと……。」
と、その時だった。
小さな地震が起きた。
サ「何だ!?」
「あら…。地震。」
サ「もしかしてこれも噴火の兆候…!」
「地震はたまにあるので噴火の兆候と言い切るにはちょっと…。」
サ「っ!どうすれば信じてもらえるんだ!」
「1番は証拠…ですかね。少なくとも町内に避難のアナウンスをするには町長の許可がいるので町長を納得させるだけの確実性がないと…。」
サンジは必死に頭を使い
証拠になりそうなものを探す。
サ「クソッ!何も思いつかねぇっ…!」
《~♪》
「あら?歌?いったいどこから…。」
サ「これは…!」
ヒマリちゃんの声だ。
ヒマリちゃんが歌ってる!
サ「妖精の歌だ!」
「そんなまさか。妖精は今はいないんですよ?それにその妖精の歌だって作り話かもしれないですし。」
サ「いるんだ!本当に!今でもこの町を守るために!」
次第に大きく響く歌声にキャロルが驚く。
「いったいどこから聞こえてくるのかしら?スピーカーは使っていないのに。それに不思議な言葉…。」
サンジが足掻いている頃。
洞窟のすぐ上にはヒマリが空を飛び
大きな声で歌っていた。
洞窟の前には大切そうに畳まれたナミから貰ったパーカーが置かれている。
『~♪』
さぁ、精霊さん達。
こっちにおいで。
私の持ってるものは全部あげる。
だから山の噴火を抑えて。
ヒマリが思いを込めて歌うと精霊達がヒマリに群がる。
まるでむしり取るようにしてヒマリの体から何かを取っていく。
それは光の粒となって精霊達の体に宿った。
『…っ……!』
やっぱ力を体ごと持っていかれるのは痛いんだ。
けどこれでみんなが助かるなら。
全部あげる。
私の全部を。
