☆妖精の歌
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サ「アブラカダブラ?」
『面白い名前の本でしょ?少年が魔法のランプを見つけるの。ランプの中には魔人が住んでいて3つだけ願いを叶えてやるって言われるんだ。少年は魔人に何を願うのかってお話。』
サ「3つの願いか。」
『サンジ君なら何を願う?やっぱり夢の実現?それとも仲間のみんなの夢とか?サンジ君なら自分のためだけじゃなくてみんなのお願いを叶えてあげそう(笑)』
サ「俺はそんなんじゃねぇさ。ヒマリちゃんならどうするんだい?」
『私か~…。もっと本が読みたい、美味しいものが食べたい、あとは~…友達がほ……これはもう叶ってるか(笑)』
サ「…本当は…?」
『え?』
サ「嘘つくなよ。他には誰も聞いてねぇからさ…。言っていいんだぜ。…昨日…みたいに…。」
『………なんだ……聞かれてたんだ…。』
サ「ごめんな。仕込み終わったらたまたま甲板にいるヒマリちゃん見つけちまってさ…。声かけようとしたら聞こえちまって…。」
『……口に出したのは軽率だったね……。…本当の願いか…。確かにそう。それが私の本当の願い。みんなと過ごしてさ、すごく楽しかったんだよね…。初めての事がいっぱいでさ…。…あーぁ…。私にも魔法のランプがあったらな~。そうしたらもうちょっとみんなとお話したり、遊んだりできたのにな~。なーんて言ってもしょうがないね。叶わない願いなのはわかってる。さ!こんな暗い話は終わり!そろそろ日が暮れちゃうからサンジ君も森を出ないとだよ。』
サ「あ…あぁ…。」
『バイバイ。楽しかった。』
ヒマリはサンジを洞窟の出口まで見送った。
サ「ヒマリちゃん。俺、明日も来るから。」
『別に気を使わなくてもいいのに。みんなとの旅もあるでしょ?』
サ「ログが貯まるまでまだ余裕あるから。」
『そっか。…けど明日は精霊さん達とゆっくり話す時間がほしいの。だから…もうこれで……。』
サ「そうか………。」
『ごめんね。それじゃ…さようなら…。』
ヒマリはサンジを見送ると洞窟の奥へと戻っていった。
ヒマリはサンジのいなくなった洞窟で
サンジが飲んでいたお茶のカップを見つめた。
『……。』
これでよかったんだ。
だってこれ以上は…もっと辛くなる…。
もっと話していたかった。
色んな話を聞きたかった。
外の世界を見てみたくなった。
もし叶うのなら……。
『あんな素敵な人に…愛してほしかった…な……っ…。』
ヒマリは静かに涙を流すとカップを片づけた。
『面白い名前の本でしょ?少年が魔法のランプを見つけるの。ランプの中には魔人が住んでいて3つだけ願いを叶えてやるって言われるんだ。少年は魔人に何を願うのかってお話。』
サ「3つの願いか。」
『サンジ君なら何を願う?やっぱり夢の実現?それとも仲間のみんなの夢とか?サンジ君なら自分のためだけじゃなくてみんなのお願いを叶えてあげそう(笑)』
サ「俺はそんなんじゃねぇさ。ヒマリちゃんならどうするんだい?」
『私か~…。もっと本が読みたい、美味しいものが食べたい、あとは~…友達がほ……これはもう叶ってるか(笑)』
サ「…本当は…?」
『え?』
サ「嘘つくなよ。他には誰も聞いてねぇからさ…。言っていいんだぜ。…昨日…みたいに…。」
『………なんだ……聞かれてたんだ…。』
サ「ごめんな。仕込み終わったらたまたま甲板にいるヒマリちゃん見つけちまってさ…。声かけようとしたら聞こえちまって…。」
『……口に出したのは軽率だったね……。…本当の願いか…。確かにそう。それが私の本当の願い。みんなと過ごしてさ、すごく楽しかったんだよね…。初めての事がいっぱいでさ…。…あーぁ…。私にも魔法のランプがあったらな~。そうしたらもうちょっとみんなとお話したり、遊んだりできたのにな~。なーんて言ってもしょうがないね。叶わない願いなのはわかってる。さ!こんな暗い話は終わり!そろそろ日が暮れちゃうからサンジ君も森を出ないとだよ。』
サ「あ…あぁ…。」
『バイバイ。楽しかった。』
ヒマリはサンジを洞窟の出口まで見送った。
サ「ヒマリちゃん。俺、明日も来るから。」
『別に気を使わなくてもいいのに。みんなとの旅もあるでしょ?』
サ「ログが貯まるまでまだ余裕あるから。」
『そっか。…けど明日は精霊さん達とゆっくり話す時間がほしいの。だから…もうこれで……。』
サ「そうか………。」
『ごめんね。それじゃ…さようなら…。』
ヒマリはサンジを見送ると洞窟の奥へと戻っていった。
ヒマリはサンジのいなくなった洞窟で
サンジが飲んでいたお茶のカップを見つめた。
『……。』
これでよかったんだ。
だってこれ以上は…もっと辛くなる…。
もっと話していたかった。
色んな話を聞きたかった。
外の世界を見てみたくなった。
もし叶うのなら……。
『あんな素敵な人に…愛してほしかった…な……っ…。』
ヒマリは静かに涙を流すとカップを片づけた。
