☆夢と願い
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その日の夜のことだった。
船は小さな無人島に着き
その日はそこで停泊となった。
グレースは甲板に出て夜風に当たりながら星を眺めていた。
『時間はたっぷりある…か…。ほんとその通りだ。チョッパーはすごいな。本当に私の夢を遠くまで蹴り飛ばしてくれた。かっこよすぎだよ。』
サ「冷えるよ。」
そう言ってサンジが後ろからグレースにホットココアを差し出した。
『ありがとう♪仕込みしてたの?』
サ「あぁ。グレースちゃんはこんな時間にどうしたんだい?」
『星を見てたの。ナミがね、今日は流星群が見られるかもって教えてくれたんだ。流れ星見たくてちょっと夜更かししちゃった。チョッパーには内緒ね?(笑)』
サ「ははは♪わかった。で?流れ星は見れたのかい?」
『これからだよ。0時過ぎにピークが来るってナミが言ってた。』
サ「じゃあ、もうすぐだな。」
『うん。ねぇ、サンジ君。サンジ君は流れ星を見つけたら何をお願いするの?』
サ「願い?」
『うん。流れ星に祈ると願いが叶うんだって。』
サ「ほ~。願いか。そうだな。俺は…。」
サンジはしばらく考えるような仕草をする。
『あ!』
グレースが空を指差す。
『今流れ星が!…また!…あっちにも!』
グレースは嬉しそうに目を輝かせるとそっと目を閉じて祈った。
『……。』
チョッパーみたいに自分の信念を貫いて誰かに勇気を与えられるような強い医者になれますように。
グレースは再び顔を上げて流れ星を眺める。
そんなグレースの左手にサンジがそっと手を重ねた。
『ん?なぁに?』
グレースは嬉しそうにそう言うとサンジの手を握り返した。
サ「ケガ痛くねぇか…?」
『ちょっとね。でも大丈夫。痛みは数日すればすぐ引くから。軽い捻挫だしね。』
サ「そうか。」
『早くリハビリしたいな~。それで早く歩けるようになってまたサンジ君とデートしたい♪』
サ「ははは!車椅子だってデートはできるだろ?」
『それじゃあ、手が繋げないでしょ?だから嫌。』
サ「可愛いわがままプリンセスだな♪」
サンジはそう言うとグレースの手を自分に引き寄せた。
サ「リハビリができない間の暇つぶしになるように眺めてるうちに時間があっという間に過ぎるようなアイテムをあげるよ。」
『何それ(笑)』
サンジはポケットに手を入れると何かを取り出した。
サ「はい。」
サンジはグレースの手を気遣うようにそっと指にはめる。
『え……。え!?ちょ、ちょっと待って…!これ…。え!?いや…嘘…。』
サ「ははは!そんなに驚いてくれるとは思わなかった(笑)」
グレースの左手の薬指には輝く指輪。
『…けど今日って何かの記念日だっけ…?』
サ「違うよ(笑)流星群が来るってのに誰も甲板にいないの疑わなかった?ここまで車椅子を押してくれたナミさんだって一緒に見ずに先に寝たろ?」
『確かに…!』
サ「流星群のことをグレースちゃんにしか教えてないとしたら?」
『まさかナミが仕掛け人…!』
サ「ナミさんにこの日のことを聞いてたんだ。それで協力してもらった。」
『全然気づかなかった…!』
サンジはグレースの前に出ると膝をついた。
サ「俺と結婚してくれますか?」
『…よ、よろしくお願いします///』
グレースの返事にサンジの顔が明るくなった。
『ふふっ…。』
サ「ん?何かおかしい所あったか?」
『うん(笑)サンジ君ほんとはすごい緊張してたんだなって。こんな安心したような顔しちゃって。可愛い。』
サ「そ、そりゃ緊張するだろ///」
『いっぱい頑張ってくれたんだね。ありがとう♪』
グレースは幸せそうに笑った。
サンジはそんな笑顔を見て再び星空に目を移した。
俺の願いは
グレースちゃんの笑顔をずっと隣で見ていたい。
だな。
『でもみんな早く寝たのはすごいね。もしかしてこれもナミがみんなに声かけてくれたのかな?』
サ「いや?全員起きてるぜ?ほら(笑)」
サンジが指差す先にはドアが少し開いた真っ暗なラウンジ。
その隙間や窓からクルー達がこちらを見ていた。
『あーーーー!盗み見だーー!』
ナ「バレた(笑)」
『サンジ君!ラウンジまでダッシュ!ほら早く!全速前進ー!』
サ「はいはい(笑)」
サンジはグレースの車椅子を押す。
ウ「こっち来た!逃げろ!」
『待てーーー!』
『捕まえたヤツから私の採血の練習台にしてやるー!』
チョ「まだ手先の感覚戻ってないから痛そう…。」
ナ「え!?」
ロ「あらあら(笑)」
『あ。最初はサンジ君だからね?』
サ「え!?俺!?」
『知ってて黙ってた罰!』
グレースは振り返るとサンジの腕を掴んだ。
『えへへ。捕まえた~。』
サ「しまったー!」
こうして数日後。
クルー達は順番にグレースの練習台にされたのは言うまでもない。
ナ「痛ーーーー!ヘタクソ!」
『だから練習してるんだよ~?もっと練習しなくっちゃ(笑)』
ナ「あたしはもう終わったから次よ!次!」
『大丈夫。腕は1人2本あるから遠慮しなくていいよ(笑)』
ウ「悪魔だ…。」
『言ったな?じゃあ、2周目はウソップからね(笑)』
ウ「ギャァァァァァァー!」
賑やかなサニー号はこうして今日も大海原を進んでいく。
遠くの夢や願いを目指して。
END
アトガキ→
船は小さな無人島に着き
その日はそこで停泊となった。
グレースは甲板に出て夜風に当たりながら星を眺めていた。
『時間はたっぷりある…か…。ほんとその通りだ。チョッパーはすごいな。本当に私の夢を遠くまで蹴り飛ばしてくれた。かっこよすぎだよ。』
サ「冷えるよ。」
そう言ってサンジが後ろからグレースにホットココアを差し出した。
『ありがとう♪仕込みしてたの?』
サ「あぁ。グレースちゃんはこんな時間にどうしたんだい?」
『星を見てたの。ナミがね、今日は流星群が見られるかもって教えてくれたんだ。流れ星見たくてちょっと夜更かししちゃった。チョッパーには内緒ね?(笑)』
サ「ははは♪わかった。で?流れ星は見れたのかい?」
『これからだよ。0時過ぎにピークが来るってナミが言ってた。』
サ「じゃあ、もうすぐだな。」
『うん。ねぇ、サンジ君。サンジ君は流れ星を見つけたら何をお願いするの?』
サ「願い?」
『うん。流れ星に祈ると願いが叶うんだって。』
サ「ほ~。願いか。そうだな。俺は…。」
サンジはしばらく考えるような仕草をする。
『あ!』
グレースが空を指差す。
『今流れ星が!…また!…あっちにも!』
グレースは嬉しそうに目を輝かせるとそっと目を閉じて祈った。
『……。』
チョッパーみたいに自分の信念を貫いて誰かに勇気を与えられるような強い医者になれますように。
グレースは再び顔を上げて流れ星を眺める。
そんなグレースの左手にサンジがそっと手を重ねた。
『ん?なぁに?』
グレースは嬉しそうにそう言うとサンジの手を握り返した。
サ「ケガ痛くねぇか…?」
『ちょっとね。でも大丈夫。痛みは数日すればすぐ引くから。軽い捻挫だしね。』
サ「そうか。」
『早くリハビリしたいな~。それで早く歩けるようになってまたサンジ君とデートしたい♪』
サ「ははは!車椅子だってデートはできるだろ?」
『それじゃあ、手が繋げないでしょ?だから嫌。』
サ「可愛いわがままプリンセスだな♪」
サンジはそう言うとグレースの手を自分に引き寄せた。
サ「リハビリができない間の暇つぶしになるように眺めてるうちに時間があっという間に過ぎるようなアイテムをあげるよ。」
『何それ(笑)』
サンジはポケットに手を入れると何かを取り出した。
サ「はい。」
サンジはグレースの手を気遣うようにそっと指にはめる。
『え……。え!?ちょ、ちょっと待って…!これ…。え!?いや…嘘…。』
サ「ははは!そんなに驚いてくれるとは思わなかった(笑)」
グレースの左手の薬指には輝く指輪。
『…けど今日って何かの記念日だっけ…?』
サ「違うよ(笑)流星群が来るってのに誰も甲板にいないの疑わなかった?ここまで車椅子を押してくれたナミさんだって一緒に見ずに先に寝たろ?」
『確かに…!』
サ「流星群のことをグレースちゃんにしか教えてないとしたら?」
『まさかナミが仕掛け人…!』
サ「ナミさんにこの日のことを聞いてたんだ。それで協力してもらった。」
『全然気づかなかった…!』
サンジはグレースの前に出ると膝をついた。
サ「俺と結婚してくれますか?」
『…よ、よろしくお願いします///』
グレースの返事にサンジの顔が明るくなった。
『ふふっ…。』
サ「ん?何かおかしい所あったか?」
『うん(笑)サンジ君ほんとはすごい緊張してたんだなって。こんな安心したような顔しちゃって。可愛い。』
サ「そ、そりゃ緊張するだろ///」
『いっぱい頑張ってくれたんだね。ありがとう♪』
グレースは幸せそうに笑った。
サンジはそんな笑顔を見て再び星空に目を移した。
俺の願いは
グレースちゃんの笑顔をずっと隣で見ていたい。
だな。
『でもみんな早く寝たのはすごいね。もしかしてこれもナミがみんなに声かけてくれたのかな?』
サ「いや?全員起きてるぜ?ほら(笑)」
サンジが指差す先にはドアが少し開いた真っ暗なラウンジ。
その隙間や窓からクルー達がこちらを見ていた。
『あーーーー!盗み見だーー!』
ナ「バレた(笑)」
『サンジ君!ラウンジまでダッシュ!ほら早く!全速前進ー!』
サ「はいはい(笑)」
サンジはグレースの車椅子を押す。
ウ「こっち来た!逃げろ!」
『待てーーー!』
『捕まえたヤツから私の採血の練習台にしてやるー!』
チョ「まだ手先の感覚戻ってないから痛そう…。」
ナ「え!?」
ロ「あらあら(笑)」
『あ。最初はサンジ君だからね?』
サ「え!?俺!?」
『知ってて黙ってた罰!』
グレースは振り返るとサンジの腕を掴んだ。
『えへへ。捕まえた~。』
サ「しまったー!」
こうして数日後。
クルー達は順番にグレースの練習台にされたのは言うまでもない。
ナ「痛ーーーー!ヘタクソ!」
『だから練習してるんだよ~?もっと練習しなくっちゃ(笑)』
ナ「あたしはもう終わったから次よ!次!」
『大丈夫。腕は1人2本あるから遠慮しなくていいよ(笑)』
ウ「悪魔だ…。」
『言ったな?じゃあ、2周目はウソップからね(笑)』
ウ「ギャァァァァァァー!」
賑やかなサニー号はこうして今日も大海原を進んでいく。
遠くの夢や願いを目指して。
END
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