☆夢と願い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その日の夜。
チョッパーが入浴している隙を見てグレースは電伝虫の受話器を取った。
「もしもし。チョッパー君かね?何かあったのかい?」
『違うよ…。私…。』
「グレース…!」
『突然電話してごめん…。』
「すぐ母さんを呼んでくる…!」
『うん。お願い。』
しばらくしてグレースの母が電話に出た。
『お母さん…お父さん…っ…。ごめん…っ…私…親不孝者だ…っ…。』
「そんなことないわ。いままで立派に医者を続けてきたじゃない。たくさんの人を笑顔にできたでしょう?それだけで私達はとても誇らしいの。あなたはいつまでも私達の自慢の娘よ。」
『けど…っ…私…もう…っ…。』
「すまない…。私の研究がグレースの病状に追いつけないばかりに……。」
『お父さんは悪くない…っ…。』
「グレースを救うためのプロジェクトを必死に進めている。だから辛いかもしれないが諦めないでいてほしいんだ…。医者としてこんなことを言うべきではないのかもしれないが…。どんな姿でもいい。生きていてほしいんだ…!」
『うん…っ…。だから…私…決めた…っ…。…こうして話せるのは最後になっちゃうかもしれないけど少しでも命の時間を伸ばしたい…!…あの薬を使うよ…。』
「最終手段…だな…。」
「グレースが決めたのなら私は何も言わないわ。けど一つだけ約束してちょうだい。必ず帰ってきて。」
『わかってるよ…。それが旅に出た時の約束だもんね…。大丈夫。チョッパーにちゃんと話してあるから。ルフィが必ずこの船をジョーカ島へ向けてくれるよ。』
「素敵な仲間に会えて幸せね♪」
『うん…♪私ね、みんなと色んな場所へ行ったの…。色んな景色を見て、色んなものを食べて…。仲間と宴をしたり、買い物に出かけたり…。……大切な人もできたの。』
「そうか。そうか。…父親として少し複雑だな~…。」
『あはは…(笑)』
「いつか連れておいで。グレースの大切な人を。」
『うん。会ってほしい。』
「グレース。お母さんとお父さんはいつだってここにいる。あなたの帰ってくる場所を残しているから。だから安心して旅を続けなさい。帰ってきたら旅のお話をいっぱい聞かせてちょうだいね…っ…。」
『うん…!みんなと一緒に帰るから待ってて…っ…。お父さん、お母さん。大好き。』
《ガチャ》
電話を切ったグレースはひとしきり涙を流した。
ドアの外にはゴシゴシと涙を拭うチョッパーの姿があった。
チョ「しばらく1人にしてあげよう…。」
翌日。
グレースからチョッパーに話があった。
チョ「わかった。本当に使うんだな。」
『うん。お願い。あともう一つお願いがあるの…。この薬を使ったら命の時間が伸びるのは確実だけど回復まで行けるとは思ってない…。だから……。…こんな言い方したらチョッパーは怒るかもしれないけど…。…最後にみんなに会いたい。みんなと話がしたいの…。』
チョ「…最後…か…。」
『怒った…?…けどあの薬を使ったら意識も混濁するしもう喋れなくなると思うから…。』
チョ「そうだな…。」
『感染症を予防するために接触を避けたいのはわかるけど…どうしてもみんなと話がしたいの。』
グレースはそう言うとメモ紙を見せた。
『あのね、こんな風にここに透明のカーテンをつけたらみんなと顔を見て話せると思うの。難しいかな…?』
グレースに見せられたイラストをチョッパーが見つめる。
チョ「いいアイデアだな♪フランキーに相談して作ってもらおう。」
『いいの…!?』
チョ「グレースの願いは叶えてやりたい。」
『ありがとう…♪…けど最初にこの病気知った時チョッパー私に"グレースの夢も願いもぶっ壊してやる"って言ってたのに…(笑)』
チョ「その願いと今回の願いは別だ。俺は諦めたつもりはないからな。まだまだぶっ壊す気だ。」
『じゃあ、私もぶっ壊してもらうの楽しみにしてる…(笑)』
グレースは目に涙をためて嬉しそうに笑った。
その日、チョッパーはフランキーと相談し、クルー達にも全てを話した。
サ「やっぱり状況は厳しいのか……。」
チョ「うん…。かなり悪い…。」
ナ「そんな…っ…。」
フ「実現させてやるよ。これくらい朝飯前だ。」
ウ「久々に会うんだ。思いっきり笑わせてやろう。」
ブ「そうですね♪」
ロ「彼女も会わせてあげたら?本来の持ち主に会えないのは寂しいでしょ?」
ロビンはそう言ってラウンジのテーブルに置かれたクマのグレースを撫でる。
サ「そうですね。俺もサンジに会いたいですし。」
ゾ「は?」
ル「グレースの持ってるクマはサンジって名前なのか。」
ナ「へぇ~。」
ナミはニヤニヤとサンジを見る。
サ「あ!いや!これはだな…!」
ブ「ではこちらのぬいぐるみはグレースさんなのでしょうね~♪」
ウ「ったくのろけやがって~。」
サ「う、うるせぇ!」
ゾ「キモコック。」
サ「誰がキモコックだ!グリルでジューシーに焼き上げんぞコラ!」
いつもの賑やかな喧嘩の声が船内に響き渡る。
その声はグレースのいる医務室まで届いていた。
『また喧嘩してる…(笑)…私もあそこに混ざりたいな~……。ねぇ、サンジ。あっちのグレースは毎日みんなのこと見てるのかな。みんなどうしてるのかな…。早く会いたいな…。けど会ったらビックリしちゃうかな…。ちょっと痩せちゃったし…髪も抜けちゃったから…。』
グレースはクマのサンジにそう話しかける。
《ガチャ》
チョ「グレース。フランキーがすぐ作ってくれるって!」
『そっか。ありがと…♪』
チョ「体調の落ち着いてる時にしような。」
『うん…。…いきなり今日はダメ…?…今日はちょっとだけ体が楽なの。』
チョ「わかった。フランキーはすぐ作れるって言ってたから大丈夫だと思うゾ♪」
『じゃあ、お願いしようかな…♪』
こうしてしばらくしてカーテンレールとビニールのカーテンができあがった。
チョッパーが変形してグレースのベットの周りにカーテンを取り付ける。
チョ「よし。準備できた。」
『ありがとう。』
チョ「体勢つらくないか?背中にクッション入れようか。これなら起きてられるか?」
『うん。』
グレースはクマのサンジを抱くと嬉しそうにクルー達がやってくるのを待った。
チョ「じゃあ、みんなを呼んでくるな。」
『うん。お願いします。』
チョッパーはラウンジに戻るとクルー達に説明をした。
チョ「あんまり長時間はグレースの体力が持たないと思う。だから話せるのはほんの少しだ。それと…しばらく会ってないから少しビックリするかもしれない…。」
ブ「ビックリと言いますと?」
チョ「かなり痩せてきてるんだ…。それと髪も…。」
フ「そうだよな…。」
ル「グレースはグレースだ。何の問題もねぇ。いつも通り話せばいい。」
ロ「そうね♪」
こうしてクルー達は医務室へと向かった。
チョッパーが入浴している隙を見てグレースは電伝虫の受話器を取った。
「もしもし。チョッパー君かね?何かあったのかい?」
『違うよ…。私…。』
「グレース…!」
『突然電話してごめん…。』
「すぐ母さんを呼んでくる…!」
『うん。お願い。』
しばらくしてグレースの母が電話に出た。
『お母さん…お父さん…っ…。ごめん…っ…私…親不孝者だ…っ…。』
「そんなことないわ。いままで立派に医者を続けてきたじゃない。たくさんの人を笑顔にできたでしょう?それだけで私達はとても誇らしいの。あなたはいつまでも私達の自慢の娘よ。」
『けど…っ…私…もう…っ…。』
「すまない…。私の研究がグレースの病状に追いつけないばかりに……。」
『お父さんは悪くない…っ…。』
「グレースを救うためのプロジェクトを必死に進めている。だから辛いかもしれないが諦めないでいてほしいんだ…。医者としてこんなことを言うべきではないのかもしれないが…。どんな姿でもいい。生きていてほしいんだ…!」
『うん…っ…。だから…私…決めた…っ…。…こうして話せるのは最後になっちゃうかもしれないけど少しでも命の時間を伸ばしたい…!…あの薬を使うよ…。』
「最終手段…だな…。」
「グレースが決めたのなら私は何も言わないわ。けど一つだけ約束してちょうだい。必ず帰ってきて。」
『わかってるよ…。それが旅に出た時の約束だもんね…。大丈夫。チョッパーにちゃんと話してあるから。ルフィが必ずこの船をジョーカ島へ向けてくれるよ。』
「素敵な仲間に会えて幸せね♪」
『うん…♪私ね、みんなと色んな場所へ行ったの…。色んな景色を見て、色んなものを食べて…。仲間と宴をしたり、買い物に出かけたり…。……大切な人もできたの。』
「そうか。そうか。…父親として少し複雑だな~…。」
『あはは…(笑)』
「いつか連れておいで。グレースの大切な人を。」
『うん。会ってほしい。』
「グレース。お母さんとお父さんはいつだってここにいる。あなたの帰ってくる場所を残しているから。だから安心して旅を続けなさい。帰ってきたら旅のお話をいっぱい聞かせてちょうだいね…っ…。」
『うん…!みんなと一緒に帰るから待ってて…っ…。お父さん、お母さん。大好き。』
《ガチャ》
電話を切ったグレースはひとしきり涙を流した。
ドアの外にはゴシゴシと涙を拭うチョッパーの姿があった。
チョ「しばらく1人にしてあげよう…。」
翌日。
グレースからチョッパーに話があった。
チョ「わかった。本当に使うんだな。」
『うん。お願い。あともう一つお願いがあるの…。この薬を使ったら命の時間が伸びるのは確実だけど回復まで行けるとは思ってない…。だから……。…こんな言い方したらチョッパーは怒るかもしれないけど…。…最後にみんなに会いたい。みんなと話がしたいの…。』
チョ「…最後…か…。」
『怒った…?…けどあの薬を使ったら意識も混濁するしもう喋れなくなると思うから…。』
チョ「そうだな…。」
『感染症を予防するために接触を避けたいのはわかるけど…どうしてもみんなと話がしたいの。』
グレースはそう言うとメモ紙を見せた。
『あのね、こんな風にここに透明のカーテンをつけたらみんなと顔を見て話せると思うの。難しいかな…?』
グレースに見せられたイラストをチョッパーが見つめる。
チョ「いいアイデアだな♪フランキーに相談して作ってもらおう。」
『いいの…!?』
チョ「グレースの願いは叶えてやりたい。」
『ありがとう…♪…けど最初にこの病気知った時チョッパー私に"グレースの夢も願いもぶっ壊してやる"って言ってたのに…(笑)』
チョ「その願いと今回の願いは別だ。俺は諦めたつもりはないからな。まだまだぶっ壊す気だ。」
『じゃあ、私もぶっ壊してもらうの楽しみにしてる…(笑)』
グレースは目に涙をためて嬉しそうに笑った。
その日、チョッパーはフランキーと相談し、クルー達にも全てを話した。
サ「やっぱり状況は厳しいのか……。」
チョ「うん…。かなり悪い…。」
ナ「そんな…っ…。」
フ「実現させてやるよ。これくらい朝飯前だ。」
ウ「久々に会うんだ。思いっきり笑わせてやろう。」
ブ「そうですね♪」
ロ「彼女も会わせてあげたら?本来の持ち主に会えないのは寂しいでしょ?」
ロビンはそう言ってラウンジのテーブルに置かれたクマのグレースを撫でる。
サ「そうですね。俺もサンジに会いたいですし。」
ゾ「は?」
ル「グレースの持ってるクマはサンジって名前なのか。」
ナ「へぇ~。」
ナミはニヤニヤとサンジを見る。
サ「あ!いや!これはだな…!」
ブ「ではこちらのぬいぐるみはグレースさんなのでしょうね~♪」
ウ「ったくのろけやがって~。」
サ「う、うるせぇ!」
ゾ「キモコック。」
サ「誰がキモコックだ!グリルでジューシーに焼き上げんぞコラ!」
いつもの賑やかな喧嘩の声が船内に響き渡る。
その声はグレースのいる医務室まで届いていた。
『また喧嘩してる…(笑)…私もあそこに混ざりたいな~……。ねぇ、サンジ。あっちのグレースは毎日みんなのこと見てるのかな。みんなどうしてるのかな…。早く会いたいな…。けど会ったらビックリしちゃうかな…。ちょっと痩せちゃったし…髪も抜けちゃったから…。』
グレースはクマのサンジにそう話しかける。
《ガチャ》
チョ「グレース。フランキーがすぐ作ってくれるって!」
『そっか。ありがと…♪』
チョ「体調の落ち着いてる時にしような。」
『うん…。…いきなり今日はダメ…?…今日はちょっとだけ体が楽なの。』
チョ「わかった。フランキーはすぐ作れるって言ってたから大丈夫だと思うゾ♪」
『じゃあ、お願いしようかな…♪』
こうしてしばらくしてカーテンレールとビニールのカーテンができあがった。
チョッパーが変形してグレースのベットの周りにカーテンを取り付ける。
チョ「よし。準備できた。」
『ありがとう。』
チョ「体勢つらくないか?背中にクッション入れようか。これなら起きてられるか?」
『うん。』
グレースはクマのサンジを抱くと嬉しそうにクルー達がやってくるのを待った。
チョ「じゃあ、みんなを呼んでくるな。」
『うん。お願いします。』
チョッパーはラウンジに戻るとクルー達に説明をした。
チョ「あんまり長時間はグレースの体力が持たないと思う。だから話せるのはほんの少しだ。それと…しばらく会ってないから少しビックリするかもしれない…。」
ブ「ビックリと言いますと?」
チョ「かなり痩せてきてるんだ…。それと髪も…。」
フ「そうだよな…。」
ル「グレースはグレースだ。何の問題もねぇ。いつも通り話せばいい。」
ロ「そうね♪」
こうしてクルー達は医務室へと向かった。
