☆夢と願い
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こうして翌日からシキ医師と連携し本格的な治療が始まった。
感染症を防ぐために医務室に入れるのはチョッパーのみ。
他のクルー達はグレースとの接触は禁止された。
それから数日。
グレースは副作用に苦しむ日々を送った。
『はぁ…はぁ……。』
チョ「頑張れグレース。もう少しで点滴終わるからな。」
『うん……。』
グレースはベットの上で丸くなるとクマのサンジを抱きしめた。
『大丈夫……。ずっと…一緒…だもん……。』
グレースは数週間ほど辛い副作用に耐えた。
そんなある日
『あ……。』
ベットから起き上がったグレースが手にしていたのは大量の髪の毛だった。
『抜けてきちゃった…。』
チョ「髪長かったのにごめんな…。」
『も~。チョッパーはすぐそうやって謝る。チョッパーのせいじゃないでしょ?私が自分で選んだ道なの。それに一生生えてこないわけじゃないから大丈夫。』
グレースは笑顔を見せるとチョッパーの頭を撫でた。
《コンコン》
ナ「今日の分置いておくわね♪」
そう言ってドアの隙間から差し込まれたのは数枚の紙。
『今日は誰かな?』
グレースはチョッパーが取ってきてくれた紙を嬉しそうに開く。
クルー達に会えない事を気づかってウソップが毎日手紙の交換をすることを提案してくれたのだ。
数週間続くこの習慣にグレースは毎日嬉しそうに手紙を読む。
中身は励ましのメッセージや今日あったこと、元気になったら一緒にやりたいことなど様々だ。
『今日はナミだ。あれ?ゾロのもある。珍しい。』
チョ「えーっとグル眉が毎日落ち込んでて目障りだから早くなんとかしろ。だってさ(笑)」
『早く元気になってサンジ君を安心させてあげなくちゃね。きっと私の分のご飯作りながらずっと私の話してるのかもね(笑)』
チョ「確かにグレースのことばっかり気にしてるな(笑)そういえばそのぬいぐるみサンジと色違いなんだな。サンジもどこに行くにも連れ歩いてるゾ♪」
『そうなんだ。ずっと一緒にいてくれてるんだね♪』
グレースは嬉しそうにクマのサンジを抱きしめる。
チョ「今日はちょっと調子が良さそうだな。」
『うん。副作用にもだいぶ慣れてきたみたい。』
チョ「そっか。もうすぐ検査結果が出るからそれで継続するか決めよう。」
『うん。』
チョ「グレースのお父さんに依頼してあるから明日の朝にはニュースクーが届けてくれると思うゾ。」
『わかった。』
そして翌日。
届いた検査結果を見て真剣な顔をするグレースとチョッパー。
隣に置かれた電伝虫はシキ医師と繋がっている。
「見てわかる通りほとんど変化はみられなかったよ…。」
『やっぱりこの程度の薬じゃダメか…。』
チョ「強い方を使うか…?」
『うん。決断は早い方がいい。すぐ切り替えて。』
「そっちは副作用がより強く出るぞ。」
『うん。わかってるよ。大丈夫。チョッパーもいるし、みんながいつも一緒にいてくれるから。』
グレースはそう言いながらベットサイドのテーブルに置かれた小さな箱を見つめる。
中にはクルー達がくれた手紙がたくさん入っていた。
チョ「俺も最大限サポートする。」
『ありがと♪』
こうしてグレースはさらに辛い治療の道へと踏み出した。
『はぁ…はぁ……。』
チョ「グレース…。」
『ごめん……。…今日は…起きれそうに…ないや……。』
チョ「わかった…。」
『…そろそろ…定期検査の…結果…出たでしょ……。』
チョ「うん……。」
『見せて…。』
チョ「けど……。」
『見せて。』
チョ「………。」
チョッパーは少しためらいながらもグレースに結果の書かれた紙を差し出した。
『悪化してるね…。状況は最悪だ…。あーぁ…。全然ダメだなー……。』
チョ「け、けどこっちの薬はまだ始めたばかりだし効果はすぐ出るものじゃない。」
『そうだね。…もう少し…様子見…かな……。……なんて…そんな時間…あんまりないかも…だけど……。』
チョ「グレース……。」
『チョッパー……。ごめん……やっぱ…きつい…かも……。痛み止め…ちょうだい…。』
チョ「さっき打ったばかりだ。もう少し間をおこう…。」
『これももう…ダメか…。効かなくなってる…ね……。痛み止めの強さ上げて…。この薬じゃもうダメだ……。』
チョ「もうかなり強めのものを使ってるんだ…。」
『わかってるよ…。その上…。まだあるでしょ…。』
チョ「あるけど………。」
『使わせて。……もう…厳しいの…。…体は限界なのに…痛くて…眠れないのよ………。』
チョ「…っ……。」
体は痩せ細り、日に日に弱っていくグレースをチョッパーは悔しそうな目で見つめた。
『そんな顔しないの。…私は平気。みんなのお手紙だって毎日来るし、サンジ君だって色んなメニュー考えてくれてるし。ほとんど食べられなくなっちゃったけど…。それでもね、私…今幸せなんだ…。みんなが私を思ってくれてるそれだけで幸せ…。私はみんなに会えてよかったよ。もちろんチョッパーにも。だからそんな顔しないで。チョッパーは私をずっと支えてくれてる。それはとても大きな存在なの。チョッパーはもっと胸を張ってていいんだよ。カッコいいドクターなんだから。』
チョ「グレース…っ…俺…っ…!」
『よしよし…。』
グレースはボロボロと涙を流すチョッパーの頭をいつまでも撫で続けた。
感染症を防ぐために医務室に入れるのはチョッパーのみ。
他のクルー達はグレースとの接触は禁止された。
それから数日。
グレースは副作用に苦しむ日々を送った。
『はぁ…はぁ……。』
チョ「頑張れグレース。もう少しで点滴終わるからな。」
『うん……。』
グレースはベットの上で丸くなるとクマのサンジを抱きしめた。
『大丈夫……。ずっと…一緒…だもん……。』
グレースは数週間ほど辛い副作用に耐えた。
そんなある日
『あ……。』
ベットから起き上がったグレースが手にしていたのは大量の髪の毛だった。
『抜けてきちゃった…。』
チョ「髪長かったのにごめんな…。」
『も~。チョッパーはすぐそうやって謝る。チョッパーのせいじゃないでしょ?私が自分で選んだ道なの。それに一生生えてこないわけじゃないから大丈夫。』
グレースは笑顔を見せるとチョッパーの頭を撫でた。
《コンコン》
ナ「今日の分置いておくわね♪」
そう言ってドアの隙間から差し込まれたのは数枚の紙。
『今日は誰かな?』
グレースはチョッパーが取ってきてくれた紙を嬉しそうに開く。
クルー達に会えない事を気づかってウソップが毎日手紙の交換をすることを提案してくれたのだ。
数週間続くこの習慣にグレースは毎日嬉しそうに手紙を読む。
中身は励ましのメッセージや今日あったこと、元気になったら一緒にやりたいことなど様々だ。
『今日はナミだ。あれ?ゾロのもある。珍しい。』
チョ「えーっとグル眉が毎日落ち込んでて目障りだから早くなんとかしろ。だってさ(笑)」
『早く元気になってサンジ君を安心させてあげなくちゃね。きっと私の分のご飯作りながらずっと私の話してるのかもね(笑)』
チョ「確かにグレースのことばっかり気にしてるな(笑)そういえばそのぬいぐるみサンジと色違いなんだな。サンジもどこに行くにも連れ歩いてるゾ♪」
『そうなんだ。ずっと一緒にいてくれてるんだね♪』
グレースは嬉しそうにクマのサンジを抱きしめる。
チョ「今日はちょっと調子が良さそうだな。」
『うん。副作用にもだいぶ慣れてきたみたい。』
チョ「そっか。もうすぐ検査結果が出るからそれで継続するか決めよう。」
『うん。』
チョ「グレースのお父さんに依頼してあるから明日の朝にはニュースクーが届けてくれると思うゾ。」
『わかった。』
そして翌日。
届いた検査結果を見て真剣な顔をするグレースとチョッパー。
隣に置かれた電伝虫はシキ医師と繋がっている。
「見てわかる通りほとんど変化はみられなかったよ…。」
『やっぱりこの程度の薬じゃダメか…。』
チョ「強い方を使うか…?」
『うん。決断は早い方がいい。すぐ切り替えて。』
「そっちは副作用がより強く出るぞ。」
『うん。わかってるよ。大丈夫。チョッパーもいるし、みんながいつも一緒にいてくれるから。』
グレースはそう言いながらベットサイドのテーブルに置かれた小さな箱を見つめる。
中にはクルー達がくれた手紙がたくさん入っていた。
チョ「俺も最大限サポートする。」
『ありがと♪』
こうしてグレースはさらに辛い治療の道へと踏み出した。
『はぁ…はぁ……。』
チョ「グレース…。」
『ごめん……。…今日は…起きれそうに…ないや……。』
チョ「わかった…。」
『…そろそろ…定期検査の…結果…出たでしょ……。』
チョ「うん……。」
『見せて…。』
チョ「けど……。」
『見せて。』
チョ「………。」
チョッパーは少しためらいながらもグレースに結果の書かれた紙を差し出した。
『悪化してるね…。状況は最悪だ…。あーぁ…。全然ダメだなー……。』
チョ「け、けどこっちの薬はまだ始めたばかりだし効果はすぐ出るものじゃない。」
『そうだね。…もう少し…様子見…かな……。……なんて…そんな時間…あんまりないかも…だけど……。』
チョ「グレース……。」
『チョッパー……。ごめん……やっぱ…きつい…かも……。痛み止め…ちょうだい…。』
チョ「さっき打ったばかりだ。もう少し間をおこう…。」
『これももう…ダメか…。効かなくなってる…ね……。痛み止めの強さ上げて…。この薬じゃもうダメだ……。』
チョ「もうかなり強めのものを使ってるんだ…。」
『わかってるよ…。その上…。まだあるでしょ…。』
チョ「あるけど………。」
『使わせて。……もう…厳しいの…。…体は限界なのに…痛くて…眠れないのよ………。』
チョ「…っ……。」
体は痩せ細り、日に日に弱っていくグレースをチョッパーは悔しそうな目で見つめた。
『そんな顔しないの。…私は平気。みんなのお手紙だって毎日来るし、サンジ君だって色んなメニュー考えてくれてるし。ほとんど食べられなくなっちゃったけど…。それでもね、私…今幸せなんだ…。みんなが私を思ってくれてるそれだけで幸せ…。私はみんなに会えてよかったよ。もちろんチョッパーにも。だからそんな顔しないで。チョッパーは私をずっと支えてくれてる。それはとても大きな存在なの。チョッパーはもっと胸を張ってていいんだよ。カッコいいドクターなんだから。』
チョ「グレース…っ…俺…っ…!」
『よしよし…。』
グレースはボロボロと涙を流すチョッパーの頭をいつまでも撫で続けた。
