☆夢と願い
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こうして夜には宴が開かれた。
ブルックの音楽、ルフィやウソップの一発芸と賑やかな空間にグレースの笑い声もこだまする。
『あ~。楽しかった~。』
入浴を終えたグレースは医務室のベットに座る。
『…もうお別れか…。ちょっと寂しいな。』
《コンコン》
『ん?はーい。』
サ「グレースちゃん入るぜ。」
《ガチャ》
『サンジ君まだ起きてたんだ。どうしたの?』
サ「ちょっと話をしにきた。」
『話?』
サ「なぁ、やっぱり海賊やらねぇか?」
『え?』
サ「戦闘なら俺たちに任せればいいし、何かあっても俺が絶対に守るから!」
『何かすごい剣幕だけど(笑)私は海賊にはなれないよ~。』
サ「俺…初めての感覚に気づいちまったんだよ…。」
『初めての感覚?』
サ「今回苦しむグレースちゃんを見ててグレースちゃんにもしものことがあったらって…。そうしたら無性に怖くなってさ…。グレースちゃんと離れたくないって強く思ったんだ…。多分…これが………。」
『……私に恋したって…意味…かな…。』
サ「あぁ…。こんな真剣な思いは初めてなんだ…。俺はグレースちゃんが好きだ。」
『ありがと。…サンジ君の気持ちや私に打ち明ける勇気は無駄にしたくないけど…。私ね、もうすぐ島に帰らなくちゃいけないの。だからきっとここが旅の最後の場所なんだ。』
サ「帰るって…故郷にか…。」
『うん。両親と大切な約束があるの。それを守るために私は帰らなくちゃいけない。だから一緒に旅には行けないんだ。ごめんね…。』
サ「そうか…。」
『でもね、サンジ君のこと嫌いじゃないよ。好きって言ってもらえてとっても嬉しかった♪』
サ「…けどそれなら何でチョッパーにまた会えるなんて…。」
『それは……。…私の希望…かな…。また…会いたいって…。…ねぇ、もしまた会えたらまた私を海賊に誘ってくれる…?』
サ「もちろんだ!」
『ありがと♪じゃあ、それまでしばらくのお別れってことで。あ。そうだ。』
グレースはカバンからメモを取り出すと何かを書いた。
『はい。これ。私の実家の住所。ここにお手紙送ってよ。旅のお話いっぱい聞かせて♪それまではこの島に住むから家が決まったら知らせるね。あと故郷に帰る時も。』
サ「わかった。いつかまた海に出たら知らせてくれ。いつだって迎えに行く。」
『ありがとう♪楽しみに…っ…してるね…。』
グレースは目に涙を溜めてそう言った。
サンジが医務室から出ていくとグレースはボロボロと涙を流した。
『サンジ君…っ…ごめん…っ……。』
本当は繋がりを残すべきではなかった。
けど繋がっていたいと思った。
初めて人に好きと言ってもらえたことが嬉しかったし、サンジ君といるととても安心する。
きっと私もいつのまにかサンジ君に恋をしていたのかもしれない…。
けどこれは叶わない恋。
叶えちゃいけない恋なんだ。
サンジ君を泣かせちゃダメだ…。
どうかサンジ君が私以外の誰かと幸せになれますように……。
さようなら……。
グレースはひとしきり泣くと涙を拭った。
『荷物の片づけもしておかなくちゃね…。きっともうすぐ私の旅は終わるんだ…。』
グレースはカバンから封筒を取り出した。
『これを読んでくれる人がいい人だといいな…。』
《コンコン》
『はーい。またサンジ君?』
《ガチャ》
チョ「俺だ。」
『あ。チョッパー。みんなと寝たんじゃなかったの?』
チョ「うん…。ごめん…グレース…。俺やっぱり…見過ごせない……。」
『ん?何が?』
チョ「体のことだよ。」
『………。』
ブルックの音楽、ルフィやウソップの一発芸と賑やかな空間にグレースの笑い声もこだまする。
『あ~。楽しかった~。』
入浴を終えたグレースは医務室のベットに座る。
『…もうお別れか…。ちょっと寂しいな。』
《コンコン》
『ん?はーい。』
サ「グレースちゃん入るぜ。」
《ガチャ》
『サンジ君まだ起きてたんだ。どうしたの?』
サ「ちょっと話をしにきた。」
『話?』
サ「なぁ、やっぱり海賊やらねぇか?」
『え?』
サ「戦闘なら俺たちに任せればいいし、何かあっても俺が絶対に守るから!」
『何かすごい剣幕だけど(笑)私は海賊にはなれないよ~。』
サ「俺…初めての感覚に気づいちまったんだよ…。」
『初めての感覚?』
サ「今回苦しむグレースちゃんを見ててグレースちゃんにもしものことがあったらって…。そうしたら無性に怖くなってさ…。グレースちゃんと離れたくないって強く思ったんだ…。多分…これが………。」
『……私に恋したって…意味…かな…。』
サ「あぁ…。こんな真剣な思いは初めてなんだ…。俺はグレースちゃんが好きだ。」
『ありがと。…サンジ君の気持ちや私に打ち明ける勇気は無駄にしたくないけど…。私ね、もうすぐ島に帰らなくちゃいけないの。だからきっとここが旅の最後の場所なんだ。』
サ「帰るって…故郷にか…。」
『うん。両親と大切な約束があるの。それを守るために私は帰らなくちゃいけない。だから一緒に旅には行けないんだ。ごめんね…。』
サ「そうか…。」
『でもね、サンジ君のこと嫌いじゃないよ。好きって言ってもらえてとっても嬉しかった♪』
サ「…けどそれなら何でチョッパーにまた会えるなんて…。」
『それは……。…私の希望…かな…。また…会いたいって…。…ねぇ、もしまた会えたらまた私を海賊に誘ってくれる…?』
サ「もちろんだ!」
『ありがと♪じゃあ、それまでしばらくのお別れってことで。あ。そうだ。』
グレースはカバンからメモを取り出すと何かを書いた。
『はい。これ。私の実家の住所。ここにお手紙送ってよ。旅のお話いっぱい聞かせて♪それまではこの島に住むから家が決まったら知らせるね。あと故郷に帰る時も。』
サ「わかった。いつかまた海に出たら知らせてくれ。いつだって迎えに行く。」
『ありがとう♪楽しみに…っ…してるね…。』
グレースは目に涙を溜めてそう言った。
サンジが医務室から出ていくとグレースはボロボロと涙を流した。
『サンジ君…っ…ごめん…っ……。』
本当は繋がりを残すべきではなかった。
けど繋がっていたいと思った。
初めて人に好きと言ってもらえたことが嬉しかったし、サンジ君といるととても安心する。
きっと私もいつのまにかサンジ君に恋をしていたのかもしれない…。
けどこれは叶わない恋。
叶えちゃいけない恋なんだ。
サンジ君を泣かせちゃダメだ…。
どうかサンジ君が私以外の誰かと幸せになれますように……。
さようなら……。
グレースはひとしきり泣くと涙を拭った。
『荷物の片づけもしておかなくちゃね…。きっともうすぐ私の旅は終わるんだ…。』
グレースはカバンから封筒を取り出した。
『これを読んでくれる人がいい人だといいな…。』
《コンコン》
『はーい。またサンジ君?』
《ガチャ》
チョ「俺だ。」
『あ。チョッパー。みんなと寝たんじゃなかったの?』
チョ「うん…。ごめん…グレース…。俺やっぱり…見過ごせない……。」
『ん?何が?』
チョ「体のことだよ。」
『………。』
