☆夢と願い
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大海原を進むサウザンド・サニー号。
いつも賑やかな船内は珍しく静まり返っていた。
クルー達はラウンジに集まり何やら深刻そうな顔をしている。
ナ「とにかく次の島までなんとか持ってくれれば薬草が手に入るはず…。」
ゾ「手に入らなかったらどうする。」
ナ「それは…。」
ウ「他に打てる手はねぇのか…。」
ゾ「とりあえず様子見て来るか。」
ナ「ダメよ!チョッパーが誰も入れるなって言ってるの。」
サ「けど今のチョッパーの状態を把握しておかねぇと打てる手も打てねぇぞ。」
ロ「チョッパーとは話ができるように子電伝虫を預けてあるわ。」
ロビンがそう言って受話器を取った。
《プルプルプルプル…ガチャ。》
チョ「みんな…いるのか…?」
ル「おい!チョッパー!大丈夫か!?」
チョ「なんとかな…。発熱と関節の痛み、あとは呼吸状態が少し悪いな…。」
フ「何かできる事はねぇのか。」
チョ「正直言って…何もないんだ…。ごめん…俺がこんな……。」
ウ「チョッパーのせいじゃねぇって!」
ナ「病気くらい誰でもなるわ。それで見当はついたの?」
チョ「あぁ。やっぱりウィルス性の肺炎だ。感染力の強いものだから絶対に誰も医務室には入っちゃダメだゾ…!」
ロ「わかったわ。必要な薬草を教えてくれるかしら?」
ナ「次の島で買ってくるから。」
チョ「厳しいかもしれない…。」
ブ「どういうことでしょう?」
チョ「このウィルスは最近世界で流行り始めたものだ。まだ特効薬が開発されたばかりで世界中には行き届いてない。次の島にあるかどうか…。」
ウ「それじゃあチョッパーはどうなるんだ…!」
チョ「自然治癒を祈って対処療法をしていくしかないな…。」
サ「…自然治癒するもんなのか…?」
チョ「わからない…。まだ研究が進んでいないから世界的にも解明はされてないんだ…。研究の途中でたまたま特効薬を見つけたってくらいでそれ以外はわかってない……。」
ル「そのままだとどうなる。」
チョ「このままもし重症化すれば………。……命を落とすことになる……。」
ナ「そんなのダメよ!」
ル「フランキー!急いで次の島まで進めてくれ!」
フ「もう全速力だ。」
ナ「どんなに急いでも次の島まであと2日はかかるわ…。」
ル「それじゃあ、チョッパーが死んじまうだろ!」
チョ「ルフィ。落ち着け。俺はまだ大丈夫だ。次の島に着くまでになんとか対策を考える。このウィルスが流行り始めてから俺なりに研究したデータもある。諦めずに何とか道を探してみるから。」
ナ「…っ!もう一回最短ルートを計算し直してくる!」
ブ「必要なものがあればいつでも言ってください。」
チョ「ありがとな。早速だけど少し氷をもらってもいいか…?さすがに発熱が…酷くて…。」
サ「すぐ持ってく。」
チョ「あ!ドアは開けちゃダメだゾ!ドアの前に置いておいてくれればいいから。」
サ「わかった。」
サンジは洗面器に氷を入れると医務室のドアの前に置いた。
《コンコン》
サ「ここに置いとくな。」
チョ「ありがとう。」
チョッパーはしばらくしてサンジが立ち去ったのを確認すると医務室の扉を少しだけ開けて洗面器を中に入れた。
それからもどかしい時間を過ごすクルー達に船首で島が見えないかと目を凝らしていたルフィの声が響いた。
ル「敵襲だーーー!」
サ「クソッ!こんな時に!」
ウ「こっちは相手してる暇なんてねぇんだよ!」
クルー達が甲板に集結ししばらくすると戦闘が始まった。
襲って来た海賊達はクルー達の攻撃をすり抜けて財宝を目当てに船内を嗅ぎ回った。
「ここも調べねぇとな。」
《ガチャ》
男が医務室のドアに手をかけた。
ナ「!?チョッパーーー!逃げてーーー!」
チョ「カンフーポイント!」
「おっと!威勢のいいタヌキじゃねぇか!」
チョ「はぁ…はぁ…っ…ぅっ!」
ナ「チョッパー!」
倒れ込むチョッパーの前にナミが駆けつける。
「しまった!さっきの雷女か!」
ル「ゴムゴムのぉぉぉぉ~!鞭ーーー!」
甲板ではルフィの無茶により敵が一気に散らされた。
ウ「ルフィ!てめぇ!俺達まで落とす気かぁー!」
ル「ははは!悪ぃ悪ぃ(笑)」
ナミの目の前にいた海賊は一気に仲間が減らされたことに不利だと感じ取り後退りする。
「クソッ…!役立たずどもめ!まぁ、いい。その喋るタヌキを手土産に持っていく!」
ナ「そんな事させるもんですか!」
ナミはそのままチョッパーを抱えると船内へと逃げた。
「逃がすか!」
ゾ「そこまでだ!」
他の海賊達を蹴散らしたクルー達が男の前に立ち塞がる。
ロ「悪いけど仲間を渡すわけにはいかないの。」
クルー達に囲まれて絶対絶命となった男は悔しそうに奥歯を噛み締めた。
「今回はこれくらいにしてやるよ!」
男は捨て台詞を吐くと自分の船へと逃げ帰っていった。
ロ「チョッパーは!?」
サ「ナミさんが連れて逃げたはずだ!」
クルー達が探すとナミとチョッパーは地下室にいた。
チョ「来るな!」
無事を確認したクルー達が駆け寄ろうとするのをチョッパーが阻止した。
チョ「ナミ…。ごめん…。俺と一緒にいる時点でナミも………。」
ナ「わかってる。覚悟の上で助けに入ったんだもの。自分を責めないで。」
チョ「ナミ……。」
ナ「あたしとチョッパーはしばらく隔離よ!全員医務室には近づかないこと!」
ナミはそう言うとクルー達を遠ざけさせて
チョッパーを抱えて医務室に篭った。
チョ「潜伏期間があってもすぐに発症するケースもある。高熱になる事は覚悟してくれ…。」
ナ「えぇ。」
ナミはチョッパーの話を聞きながらもチョッパーの額に優しく触れる。
ナ「チョッパー…。こんな熱で技なんて使って……。」
チョ「咄嗟の事だったから…ちょっと無理したんだ…。さすがにキツいから…もう…やらないよ……。」
ナミはチョッパーをベットに寝かせると冷やしたタオルを額に乗せた。
ナ「もう1人じゃないから。大丈夫。一緒に乗り越えていきましょ。」
チョ「うん…。」
いつも賑やかな船内は珍しく静まり返っていた。
クルー達はラウンジに集まり何やら深刻そうな顔をしている。
ナ「とにかく次の島までなんとか持ってくれれば薬草が手に入るはず…。」
ゾ「手に入らなかったらどうする。」
ナ「それは…。」
ウ「他に打てる手はねぇのか…。」
ゾ「とりあえず様子見て来るか。」
ナ「ダメよ!チョッパーが誰も入れるなって言ってるの。」
サ「けど今のチョッパーの状態を把握しておかねぇと打てる手も打てねぇぞ。」
ロ「チョッパーとは話ができるように子電伝虫を預けてあるわ。」
ロビンがそう言って受話器を取った。
《プルプルプルプル…ガチャ。》
チョ「みんな…いるのか…?」
ル「おい!チョッパー!大丈夫か!?」
チョ「なんとかな…。発熱と関節の痛み、あとは呼吸状態が少し悪いな…。」
フ「何かできる事はねぇのか。」
チョ「正直言って…何もないんだ…。ごめん…俺がこんな……。」
ウ「チョッパーのせいじゃねぇって!」
ナ「病気くらい誰でもなるわ。それで見当はついたの?」
チョ「あぁ。やっぱりウィルス性の肺炎だ。感染力の強いものだから絶対に誰も医務室には入っちゃダメだゾ…!」
ロ「わかったわ。必要な薬草を教えてくれるかしら?」
ナ「次の島で買ってくるから。」
チョ「厳しいかもしれない…。」
ブ「どういうことでしょう?」
チョ「このウィルスは最近世界で流行り始めたものだ。まだ特効薬が開発されたばかりで世界中には行き届いてない。次の島にあるかどうか…。」
ウ「それじゃあチョッパーはどうなるんだ…!」
チョ「自然治癒を祈って対処療法をしていくしかないな…。」
サ「…自然治癒するもんなのか…?」
チョ「わからない…。まだ研究が進んでいないから世界的にも解明はされてないんだ…。研究の途中でたまたま特効薬を見つけたってくらいでそれ以外はわかってない……。」
ル「そのままだとどうなる。」
チョ「このままもし重症化すれば………。……命を落とすことになる……。」
ナ「そんなのダメよ!」
ル「フランキー!急いで次の島まで進めてくれ!」
フ「もう全速力だ。」
ナ「どんなに急いでも次の島まであと2日はかかるわ…。」
ル「それじゃあ、チョッパーが死んじまうだろ!」
チョ「ルフィ。落ち着け。俺はまだ大丈夫だ。次の島に着くまでになんとか対策を考える。このウィルスが流行り始めてから俺なりに研究したデータもある。諦めずに何とか道を探してみるから。」
ナ「…っ!もう一回最短ルートを計算し直してくる!」
ブ「必要なものがあればいつでも言ってください。」
チョ「ありがとな。早速だけど少し氷をもらってもいいか…?さすがに発熱が…酷くて…。」
サ「すぐ持ってく。」
チョ「あ!ドアは開けちゃダメだゾ!ドアの前に置いておいてくれればいいから。」
サ「わかった。」
サンジは洗面器に氷を入れると医務室のドアの前に置いた。
《コンコン》
サ「ここに置いとくな。」
チョ「ありがとう。」
チョッパーはしばらくしてサンジが立ち去ったのを確認すると医務室の扉を少しだけ開けて洗面器を中に入れた。
それからもどかしい時間を過ごすクルー達に船首で島が見えないかと目を凝らしていたルフィの声が響いた。
ル「敵襲だーーー!」
サ「クソッ!こんな時に!」
ウ「こっちは相手してる暇なんてねぇんだよ!」
クルー達が甲板に集結ししばらくすると戦闘が始まった。
襲って来た海賊達はクルー達の攻撃をすり抜けて財宝を目当てに船内を嗅ぎ回った。
「ここも調べねぇとな。」
《ガチャ》
男が医務室のドアに手をかけた。
ナ「!?チョッパーーー!逃げてーーー!」
チョ「カンフーポイント!」
「おっと!威勢のいいタヌキじゃねぇか!」
チョ「はぁ…はぁ…っ…ぅっ!」
ナ「チョッパー!」
倒れ込むチョッパーの前にナミが駆けつける。
「しまった!さっきの雷女か!」
ル「ゴムゴムのぉぉぉぉ~!鞭ーーー!」
甲板ではルフィの無茶により敵が一気に散らされた。
ウ「ルフィ!てめぇ!俺達まで落とす気かぁー!」
ル「ははは!悪ぃ悪ぃ(笑)」
ナミの目の前にいた海賊は一気に仲間が減らされたことに不利だと感じ取り後退りする。
「クソッ…!役立たずどもめ!まぁ、いい。その喋るタヌキを手土産に持っていく!」
ナ「そんな事させるもんですか!」
ナミはそのままチョッパーを抱えると船内へと逃げた。
「逃がすか!」
ゾ「そこまでだ!」
他の海賊達を蹴散らしたクルー達が男の前に立ち塞がる。
ロ「悪いけど仲間を渡すわけにはいかないの。」
クルー達に囲まれて絶対絶命となった男は悔しそうに奥歯を噛み締めた。
「今回はこれくらいにしてやるよ!」
男は捨て台詞を吐くと自分の船へと逃げ帰っていった。
ロ「チョッパーは!?」
サ「ナミさんが連れて逃げたはずだ!」
クルー達が探すとナミとチョッパーは地下室にいた。
チョ「来るな!」
無事を確認したクルー達が駆け寄ろうとするのをチョッパーが阻止した。
チョ「ナミ…。ごめん…。俺と一緒にいる時点でナミも………。」
ナ「わかってる。覚悟の上で助けに入ったんだもの。自分を責めないで。」
チョ「ナミ……。」
ナ「あたしとチョッパーはしばらく隔離よ!全員医務室には近づかないこと!」
ナミはそう言うとクルー達を遠ざけさせて
チョッパーを抱えて医務室に篭った。
チョ「潜伏期間があってもすぐに発症するケースもある。高熱になる事は覚悟してくれ…。」
ナ「えぇ。」
ナミはチョッパーの話を聞きながらもチョッパーの額に優しく触れる。
ナ「チョッパー…。こんな熱で技なんて使って……。」
チョ「咄嗟の事だったから…ちょっと無理したんだ…。さすがにキツいから…もう…やらないよ……。」
ナミはチョッパーをベットに寝かせると冷やしたタオルを額に乗せた。
ナ「もう1人じゃないから。大丈夫。一緒に乗り越えていきましょ。」
チョ「うん…。」
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