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キッチンに立ったミリアはサンジの手ほどきを受けながらシフォンケーキを作り始める。
生地を混ぜながらミリアが小さな声で話し始めた。
『ねぇ、サンジ君。私がもし…船を降りたいって言ったらどうする…?』
サ「え!?」
驚いた表情のサンジがミリアを見る。
『私ね…嫌…なんだ…。私のせいでみんなが危ない目に遭ったり…チョッパーが気を使って戦闘に参加できなかったり……。』
サ「さっきの話聞いてたのか。」
『うん。フランキーの話聞くフリしてちょっとだけ…。』
サ「俺は反対だよ。例えどんな理由であれ今のミリアちゃんが船を降りるのは危険だ。ここにいればいつだって守れる。」
『でも…それでみんなが危ない目に遭うのは……。』
サ「そんなの今に始まった話じゃねぇさ。この数ヶ月ミリアちゃんも見てきたろ?ウチの船長の傍若無人ぶりを。」
ナ「ミリア。」
『あれ?ナミいつのまに…イタッ!ちょっと~。何するのよ~。』
ナミは振り向いたミリアにデコピンをした。
ナ「そいう事を気にしない。あたし達はもう仲間なの。仲間なら助け合うのも当たり前。そんな気を使うのはなしよ♪」
『ナミ…。このままみんなに甘えてていいのかな…。』
ナ「ずっとはダメよ?いつか歌えるようになったら3倍返ししてもらうから♪」
サ「そういうこと♪」
『…ありがと…っ…。』
ナ「ついでにこれあげる。」
『みかんだ。ナミの木のみかん?』
ナ「えぇ♪」
サ「シフォンケーキに果汁を入れたら美味いのができるよ♪」
『わぁ~!入れる!入れる!ナミありがとう!』
こうしてみかん風味のシフォンケーキが完成した。
甘酸っぱい香りのシフォンケーキは大人気だった。
その日の夜。
後片づけをするサンジの背中を見ながらミリアは就寝前のホットミルクを飲んでいた。
『温かい…。』
この数ヶ月、サンジ君を見てきた。
おかげで色んな事がわかった。
サンジ君は時折り目をハートにするけど私にはしないこと。
他の人がキッチンに立つのは怒るけど私には怒らない事。
いつもくれる笑顔も優しさもとっても眩しい。
きっと私は知らないうちにこの人に惹かれていたんだろう…。
私はこんなにサンジ君の事を見てたんだ。
いつか言える日が来るかな…。
言ってもいいのかな…。
歌なら素直に気持ちを伝えられるのにな…。
『私の歌…どこ行っちゃったのかな……。』
ミリアが小さくそう呟くと額に大きな手が触れた。
『サンジ君…?』
サ「熱があるわけじゃねぇか。」
『え?』
サ「なんかぼーっとしてたから。それと歌のこと気にしてたろ。」
『あ…。』
声に出てたんだ…。
『心配かけてごめんね…。ちょっと考えてたの…。歌いたい気持ちがなくなったわけじゃないのに歌えなくて…。私の歌は私の中から出ていっちゃったのかなって…。歌があれば色んな事ができるのに…。』
サ「けどそれは能力を使った歌だろ?チョッパーに聞いた。能力を使った歌は禁止だって。」
『そっか…。うん…。もうね、命が持たないかもしれないんだ…。けどね、能力を使わない歌でも気持ちは伝えられるから…。伝えたいことも歌なら伝えられるのにって…。』
サ「伝えたい事?」
『あ!えーっと///そ、その…ありがとうって気持ちとかそういうの!』
サ「それなら十分すぎるくらい言葉でもらってるよ♪歌がなくたって言葉がある。歌詞は言葉だ。」
『そっか…。そうだね。歌詞は言葉か。サンジ君いいこと言うね♪』
サ「そうやって笑ってる顔が1番好きだ。」
『あはは!好きって言われた(笑)』
サ「あぁ。好きだよ。」
『サンジ君…?』
急に近くなった顔にミリアが驚く。
『あ、あの…。その…好きって…?』
サ「そりゃそういう好き。」
『い、いやいや。どういう好き…?』
サ「ミリアちゃん全然気づいてくれねぇからさ。もう待ちきれねぇよ。」
『え!?あ、えーっと…ん?あー…え!?…ちょ、ちょっと待って…!』
サ「ははは!混乱しすぎ(笑)」
『だって急にそんな…。』
サ「ミリアちゃんだけ特別扱いなの気づいてなかった?」
『な、なんとなくは…。』
サ「ミリアちゃんだって俺をそういう目で見てたろ?」
『え!?』
サ「自覚なしか?」
『いや…その…つい最近なんとなく…そうかもしれない…って思っては…いて……///』
ミリアはサンジにバレていたことにすっかり顔を赤くしてうつむいた。
サ「はははは!ミリアちゃんのそういう所もすげぇ可愛いよ♪」
『か、からかわないでよ~!』
サ「ごめんごめん(笑)」
『その…。もう一回…ちゃんと聞かせて…///』
サ「ミリアちゃんが好き。俺とお付き合いしてくれますか?」
『は、はい///』
サ「顔真っ赤(笑)」
『だ、だってこういうの初めてで…!はぅ~///』
サ「へぇ~。意外。ミリアちゃんくらい可愛いと求婚してくる人多そうだし。それに王族だろ?」
『それは…何度かあったけど…。私ほんとに歌のことしか考えてなくて全く興味がなかったというか…。』
サ「はははは!そりゃ意を決して言ったやつも不憫だ(笑)」
『サンジ君だって私の中から歌が消えてなかったらそうなってたかもしれないんだからね!(笑)』
サ「そりゃどうだか。あれだけ真剣に見つめてたしな~。」
『え!?私そんなに見てたの!?恥ずかしい…///』
サ「ほんとに無自覚だったんだ(笑)」
『ん~///』
《ガチャ》
ナ「ミリア~。そろそろ寝るわよ~。ってあんたたち何やってんの?」
『ナミぃ~。サンジ君が意地悪するぅ~。』
ロ「あらあら♪」
ナ「夫婦喧嘩も大概にしなさいよ?」
『夫婦!?』
ナ「あら?あんた達そういうんじゃないの?いつも一緒にいるからそうだと思ってたわ。」
サ「ははははは!ナミさんにもバレてるんじゃねぇか(笑)」
『んもぉ~!からかわないでってば~!』
ロ「仲が良いのね♪」
『違うよ~!これはサンジ君が意地悪してるのー!』
こうして賑やかな夜が更けていった。
生地を混ぜながらミリアが小さな声で話し始めた。
『ねぇ、サンジ君。私がもし…船を降りたいって言ったらどうする…?』
サ「え!?」
驚いた表情のサンジがミリアを見る。
『私ね…嫌…なんだ…。私のせいでみんなが危ない目に遭ったり…チョッパーが気を使って戦闘に参加できなかったり……。』
サ「さっきの話聞いてたのか。」
『うん。フランキーの話聞くフリしてちょっとだけ…。』
サ「俺は反対だよ。例えどんな理由であれ今のミリアちゃんが船を降りるのは危険だ。ここにいればいつだって守れる。」
『でも…それでみんなが危ない目に遭うのは……。』
サ「そんなの今に始まった話じゃねぇさ。この数ヶ月ミリアちゃんも見てきたろ?ウチの船長の傍若無人ぶりを。」
ナ「ミリア。」
『あれ?ナミいつのまに…イタッ!ちょっと~。何するのよ~。』
ナミは振り向いたミリアにデコピンをした。
ナ「そいう事を気にしない。あたし達はもう仲間なの。仲間なら助け合うのも当たり前。そんな気を使うのはなしよ♪」
『ナミ…。このままみんなに甘えてていいのかな…。』
ナ「ずっとはダメよ?いつか歌えるようになったら3倍返ししてもらうから♪」
サ「そういうこと♪」
『…ありがと…っ…。』
ナ「ついでにこれあげる。」
『みかんだ。ナミの木のみかん?』
ナ「えぇ♪」
サ「シフォンケーキに果汁を入れたら美味いのができるよ♪」
『わぁ~!入れる!入れる!ナミありがとう!』
こうしてみかん風味のシフォンケーキが完成した。
甘酸っぱい香りのシフォンケーキは大人気だった。
その日の夜。
後片づけをするサンジの背中を見ながらミリアは就寝前のホットミルクを飲んでいた。
『温かい…。』
この数ヶ月、サンジ君を見てきた。
おかげで色んな事がわかった。
サンジ君は時折り目をハートにするけど私にはしないこと。
他の人がキッチンに立つのは怒るけど私には怒らない事。
いつもくれる笑顔も優しさもとっても眩しい。
きっと私は知らないうちにこの人に惹かれていたんだろう…。
私はこんなにサンジ君の事を見てたんだ。
いつか言える日が来るかな…。
言ってもいいのかな…。
歌なら素直に気持ちを伝えられるのにな…。
『私の歌…どこ行っちゃったのかな……。』
ミリアが小さくそう呟くと額に大きな手が触れた。
『サンジ君…?』
サ「熱があるわけじゃねぇか。」
『え?』
サ「なんかぼーっとしてたから。それと歌のこと気にしてたろ。」
『あ…。』
声に出てたんだ…。
『心配かけてごめんね…。ちょっと考えてたの…。歌いたい気持ちがなくなったわけじゃないのに歌えなくて…。私の歌は私の中から出ていっちゃったのかなって…。歌があれば色んな事ができるのに…。』
サ「けどそれは能力を使った歌だろ?チョッパーに聞いた。能力を使った歌は禁止だって。」
『そっか…。うん…。もうね、命が持たないかもしれないんだ…。けどね、能力を使わない歌でも気持ちは伝えられるから…。伝えたいことも歌なら伝えられるのにって…。』
サ「伝えたい事?」
『あ!えーっと///そ、その…ありがとうって気持ちとかそういうの!』
サ「それなら十分すぎるくらい言葉でもらってるよ♪歌がなくたって言葉がある。歌詞は言葉だ。」
『そっか…。そうだね。歌詞は言葉か。サンジ君いいこと言うね♪』
サ「そうやって笑ってる顔が1番好きだ。」
『あはは!好きって言われた(笑)』
サ「あぁ。好きだよ。」
『サンジ君…?』
急に近くなった顔にミリアが驚く。
『あ、あの…。その…好きって…?』
サ「そりゃそういう好き。」
『い、いやいや。どういう好き…?』
サ「ミリアちゃん全然気づいてくれねぇからさ。もう待ちきれねぇよ。」
『え!?あ、えーっと…ん?あー…え!?…ちょ、ちょっと待って…!』
サ「ははは!混乱しすぎ(笑)」
『だって急にそんな…。』
サ「ミリアちゃんだけ特別扱いなの気づいてなかった?」
『な、なんとなくは…。』
サ「ミリアちゃんだって俺をそういう目で見てたろ?」
『え!?』
サ「自覚なしか?」
『いや…その…つい最近なんとなく…そうかもしれない…って思っては…いて……///』
ミリアはサンジにバレていたことにすっかり顔を赤くしてうつむいた。
サ「はははは!ミリアちゃんのそういう所もすげぇ可愛いよ♪」
『か、からかわないでよ~!』
サ「ごめんごめん(笑)」
『その…。もう一回…ちゃんと聞かせて…///』
サ「ミリアちゃんが好き。俺とお付き合いしてくれますか?」
『は、はい///』
サ「顔真っ赤(笑)」
『だ、だってこういうの初めてで…!はぅ~///』
サ「へぇ~。意外。ミリアちゃんくらい可愛いと求婚してくる人多そうだし。それに王族だろ?」
『それは…何度かあったけど…。私ほんとに歌のことしか考えてなくて全く興味がなかったというか…。』
サ「はははは!そりゃ意を決して言ったやつも不憫だ(笑)」
『サンジ君だって私の中から歌が消えてなかったらそうなってたかもしれないんだからね!(笑)』
サ「そりゃどうだか。あれだけ真剣に見つめてたしな~。」
『え!?私そんなに見てたの!?恥ずかしい…///』
サ「ほんとに無自覚だったんだ(笑)」
『ん~///』
《ガチャ》
ナ「ミリア~。そろそろ寝るわよ~。ってあんたたち何やってんの?」
『ナミぃ~。サンジ君が意地悪するぅ~。』
ロ「あらあら♪」
ナ「夫婦喧嘩も大概にしなさいよ?」
『夫婦!?』
ナ「あら?あんた達そういうんじゃないの?いつも一緒にいるからそうだと思ってたわ。」
サ「ははははは!ナミさんにもバレてるんじゃねぇか(笑)」
『んもぉ~!からかわないでってば~!』
ロ「仲が良いのね♪」
『違うよ~!これはサンジ君が意地悪してるのー!』
こうして賑やかな夜が更けていった。
