☆想いでノート
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その日の夜。
医務室には医学書を読むチョッパーと日記を書くアムールの姿があった。
チョ「これはどうだ?」
『うーーん。確かに名前も誕生日も歳も覚えてるけどこの症例の人みたいに子供の頃の記憶があるわけじゃないから違うかも。』
チョ「そっか。初めて俺が知った時もそう言ってたもんな。」
『なかなか手がかり見つからないね。でもなんか大丈夫な気がしてきた。』
チョ「え?」
『みんながいてくれて、チョッパーが一生懸命調べてくれて、私も諦めなければいつかなんとなるかな~って(笑)まだまだ旅は長いからゆっくり私のペースでいけばいいんじゃないかってさっきブルックに言われたの。だからのんびり行こうかなって。みんなとの思い出は私の中には残らないけどこの日記には残せるから。消えてなくなるわけじゃないもん。宝物はずっとここにあってこれかももっともっと増やせる。』
チョ「そっか。そうだな。それにその宝物は俺たちの中にもちゃんと残ってる。アムールが忘れてもその日記と俺たちがずっと覚えてるゾ♪」
『うん♪』
アムールは嬉しそうに笑うと
日記に言葉を記していく。
《決して諦めないこと。みんながいるから大丈夫。一歩ずつ歩いていけばいつかきっと目標に辿り着ける。》
それから数ヶ月後。
船内はパーティー仕様に飾り付けられ
甘いお菓子の香りが漂う。
甲板には既に昼から大盛り上がりなクルー達とケラケラと笑うアムール。
今日はアムールの誕生日だ。
クルー達が計画してくれた誕生日パーティーにアムールはキラキラと笑顔を輝かせる。
次第に陽が傾き、空に星が輝き始めた頃。
ろうそくの灯ったケーキが運ばれて来た。
サ「お待たせ♪本日のメインイベントだ。」
『わぁ~!イチゴいっぱいのケーキだ~♪』
サ「アムールちゃんの好きなイチゴをたっぷり乗せたよ♪」
『私ってイチゴ好きなんだ(笑)』
ウ「そういや自分の好みはノートに書いてないな。」
『あんまり気にしたことなかった(笑)でも何でサンジ君は知ってるの?』
サ「今までのアムールちゃんを見てきてアムールちゃんは好きなものは最後に食べるタイプだと思ったから。ショートケーキ出すといつもイチゴは最後までとってある(笑)」
『そうなんだ(笑)サンジ君は私のことよく見てくれてるんだね♪』
サ「そりゃアムールちゃんが好きだからな♪」
『今日も言ってくれた。みんなも知ってるんだね♪』
フ「ほー。そうだったのか。」
ブ「それはそれは♪」
サ「な!?」
しまった!
いつもの流れでついコイツらの前で言っちまった!
サ「あ、いや、その…これはだな…///」
『あれ?みんな知らなかったパターン?(笑)』
ゾ「だせぇ。」
サ「うるせぇ!マリモ野郎!」
ナ「また始まった…。」
『ナミとロビンは驚かないんだ。』
ナ「あれだけわかりやすいんだもん気づくわよ(笑)」
『あはは!サンジくん。安心して大丈夫だよ♪もうバレてたって(笑)』
サ「いつのまに!?」
『サンジ君がわかりやすいからだって(笑)』
サ「マジか…///」
ゾ「やっぱだせぇ(笑)」
サ「てめぇ!いい加減にしねぇと3枚にオロすぞ!」
『ふふふ…。あははは!』
2人の喧嘩にアムールはケラケラと笑う。
あぁ…。
ずっとこうしていたい。
ずっと今、私の中にある思い出をこのまま残しておきたい。
『忘れたくないな…。……んっ…!』
ナ「アムール?」
『頭…痛い…っ…!』
チョ「アムール?ゆっくりここに座ろう。」
サ「大丈夫か…?」
『なんだろ…。急に……。』
ナ「また頭痛…。何かあるのかしら…。」
チョ「また?またって前にもあったのか?」
ロ「えぇ。」
ナ「何度かあったわ。」
ウ「俺も。」
ゾ「見たことあるな。」
フ「俺も遭遇したことあるぞ。」
ブ「私もです。」
サ「俺も前に。」
ル「たまに言ってるぞ?」
チョ「そんなに…。俺もあるからそれを合わせるとかなりの回数になると思うけど…。この数ヶ月でこんなに頻発してたのか…。アムール。日記にはこのこと書いてあったか?」
『ない…。きっと気にしてなかったのかも…。今も別にひどい痛みってわけじゃないし…。』
チョ「ただの風邪や気圧の変化とは思えないな…。少し調べてみよう。」
『うん…。』
それからしばらくしてチョッパーの診察を受けて頭痛薬をもらったアムールが甲板へと戻ってきた。
サ「もう大丈夫なのかい…?」
『うん。痛みももう引いたから平気。けどケーキ食べて日記書いたら今日は早めに寝ようかなって思ってる。』
ナ「ケーキは食べるのね(笑)」
『食べる(笑)』
サ「そんじゃ、気を取り直して。アムールちゃん、お誕生日おめでとう!」
アムールが改めてつけられたろうそくの火を吹き消す。
こうしてクルー達にケーキが分けられ嬉しそうにアムールも頬張る。
アムールはその後、日記を書いて眠りについた。
アムールが眠るとクルー達は自然とラウンジに集まった。
フ「で?結果はどうだったんだ。」
チョ「結論から言うと異常は何もなかった。」
サ「原因不明ってことか…。」
チョ「可能性の話だけどもしかしたらアムールの記憶が戻りかけてるんじゃないかって思うんだ。記憶が戻る時やそのきっかけとなる事を体験した時に頭痛を訴える症例は多くある。」
ウ「俺たちといる事が何かしらの刺激になってるってことか?」
チョ「そうかもしれない。アムールが頭痛を訴えた時にどんなことをしてたか教えてくれるか?」
サ「俺はリセットされる前だったな。普通に会話してたくらいで特に変わったことはなかったと思うが…。」
ウ「俺は釣りしてた時だな。」
ル「俺もその時に見た。」
ブ「私は楽器の手入れをしている隣で絵を描いていた時ですね。」
ブ「俺は船の整備を手伝ってもらった時だ。」
ゾ「船番の時だ。俺は昼寝してたし特に隣で何かしてたわけでもねぇな。海でも見てたくらいだろ。」
ナ「あたしとロビンは朝起きて日記を読み返してた時。」
チョ「そうか…。」
ロ「みんなバラバラで共通点がないわね…。」
チョ「手がかりにはならないか……。」
《ガチャ》
医務室には医学書を読むチョッパーと日記を書くアムールの姿があった。
チョ「これはどうだ?」
『うーーん。確かに名前も誕生日も歳も覚えてるけどこの症例の人みたいに子供の頃の記憶があるわけじゃないから違うかも。』
チョ「そっか。初めて俺が知った時もそう言ってたもんな。」
『なかなか手がかり見つからないね。でもなんか大丈夫な気がしてきた。』
チョ「え?」
『みんながいてくれて、チョッパーが一生懸命調べてくれて、私も諦めなければいつかなんとなるかな~って(笑)まだまだ旅は長いからゆっくり私のペースでいけばいいんじゃないかってさっきブルックに言われたの。だからのんびり行こうかなって。みんなとの思い出は私の中には残らないけどこの日記には残せるから。消えてなくなるわけじゃないもん。宝物はずっとここにあってこれかももっともっと増やせる。』
チョ「そっか。そうだな。それにその宝物は俺たちの中にもちゃんと残ってる。アムールが忘れてもその日記と俺たちがずっと覚えてるゾ♪」
『うん♪』
アムールは嬉しそうに笑うと
日記に言葉を記していく。
《決して諦めないこと。みんながいるから大丈夫。一歩ずつ歩いていけばいつかきっと目標に辿り着ける。》
それから数ヶ月後。
船内はパーティー仕様に飾り付けられ
甘いお菓子の香りが漂う。
甲板には既に昼から大盛り上がりなクルー達とケラケラと笑うアムール。
今日はアムールの誕生日だ。
クルー達が計画してくれた誕生日パーティーにアムールはキラキラと笑顔を輝かせる。
次第に陽が傾き、空に星が輝き始めた頃。
ろうそくの灯ったケーキが運ばれて来た。
サ「お待たせ♪本日のメインイベントだ。」
『わぁ~!イチゴいっぱいのケーキだ~♪』
サ「アムールちゃんの好きなイチゴをたっぷり乗せたよ♪」
『私ってイチゴ好きなんだ(笑)』
ウ「そういや自分の好みはノートに書いてないな。」
『あんまり気にしたことなかった(笑)でも何でサンジ君は知ってるの?』
サ「今までのアムールちゃんを見てきてアムールちゃんは好きなものは最後に食べるタイプだと思ったから。ショートケーキ出すといつもイチゴは最後までとってある(笑)」
『そうなんだ(笑)サンジ君は私のことよく見てくれてるんだね♪』
サ「そりゃアムールちゃんが好きだからな♪」
『今日も言ってくれた。みんなも知ってるんだね♪』
フ「ほー。そうだったのか。」
ブ「それはそれは♪」
サ「な!?」
しまった!
いつもの流れでついコイツらの前で言っちまった!
サ「あ、いや、その…これはだな…///」
『あれ?みんな知らなかったパターン?(笑)』
ゾ「だせぇ。」
サ「うるせぇ!マリモ野郎!」
ナ「また始まった…。」
『ナミとロビンは驚かないんだ。』
ナ「あれだけわかりやすいんだもん気づくわよ(笑)」
『あはは!サンジくん。安心して大丈夫だよ♪もうバレてたって(笑)』
サ「いつのまに!?」
『サンジ君がわかりやすいからだって(笑)』
サ「マジか…///」
ゾ「やっぱだせぇ(笑)」
サ「てめぇ!いい加減にしねぇと3枚にオロすぞ!」
『ふふふ…。あははは!』
2人の喧嘩にアムールはケラケラと笑う。
あぁ…。
ずっとこうしていたい。
ずっと今、私の中にある思い出をこのまま残しておきたい。
『忘れたくないな…。……んっ…!』
ナ「アムール?」
『頭…痛い…っ…!』
チョ「アムール?ゆっくりここに座ろう。」
サ「大丈夫か…?」
『なんだろ…。急に……。』
ナ「また頭痛…。何かあるのかしら…。」
チョ「また?またって前にもあったのか?」
ロ「えぇ。」
ナ「何度かあったわ。」
ウ「俺も。」
ゾ「見たことあるな。」
フ「俺も遭遇したことあるぞ。」
ブ「私もです。」
サ「俺も前に。」
ル「たまに言ってるぞ?」
チョ「そんなに…。俺もあるからそれを合わせるとかなりの回数になると思うけど…。この数ヶ月でこんなに頻発してたのか…。アムール。日記にはこのこと書いてあったか?」
『ない…。きっと気にしてなかったのかも…。今も別にひどい痛みってわけじゃないし…。』
チョ「ただの風邪や気圧の変化とは思えないな…。少し調べてみよう。」
『うん…。』
それからしばらくしてチョッパーの診察を受けて頭痛薬をもらったアムールが甲板へと戻ってきた。
サ「もう大丈夫なのかい…?」
『うん。痛みももう引いたから平気。けどケーキ食べて日記書いたら今日は早めに寝ようかなって思ってる。』
ナ「ケーキは食べるのね(笑)」
『食べる(笑)』
サ「そんじゃ、気を取り直して。アムールちゃん、お誕生日おめでとう!」
アムールが改めてつけられたろうそくの火を吹き消す。
こうしてクルー達にケーキが分けられ嬉しそうにアムールも頬張る。
アムールはその後、日記を書いて眠りについた。
アムールが眠るとクルー達は自然とラウンジに集まった。
フ「で?結果はどうだったんだ。」
チョ「結論から言うと異常は何もなかった。」
サ「原因不明ってことか…。」
チョ「可能性の話だけどもしかしたらアムールの記憶が戻りかけてるんじゃないかって思うんだ。記憶が戻る時やそのきっかけとなる事を体験した時に頭痛を訴える症例は多くある。」
ウ「俺たちといる事が何かしらの刺激になってるってことか?」
チョ「そうかもしれない。アムールが頭痛を訴えた時にどんなことをしてたか教えてくれるか?」
サ「俺はリセットされる前だったな。普通に会話してたくらいで特に変わったことはなかったと思うが…。」
ウ「俺は釣りしてた時だな。」
ル「俺もその時に見た。」
ブ「私は楽器の手入れをしている隣で絵を描いていた時ですね。」
ブ「俺は船の整備を手伝ってもらった時だ。」
ゾ「船番の時だ。俺は昼寝してたし特に隣で何かしてたわけでもねぇな。海でも見てたくらいだろ。」
ナ「あたしとロビンは朝起きて日記を読み返してた時。」
チョ「そうか…。」
ロ「みんなバラバラで共通点がないわね…。」
チョ「手がかりにはならないか……。」
《ガチャ》
