☆想いでノート
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しばらくしてトランクを持ってアムールがラウンジに戻ってきた。
『暗証番号式のロックがかかってるの…。番号わなんない…。』
ブ「それも日記のどこかに書いてありそうですね。」
フ「最初のページか表紙か?」
ロ「重要なことは最初のページに集中してるみたいだしありそうね。」
クルー達は日記に目を凝らす。
サ「数字っていったらこれじゃねぇか?」
ずっと黙っていたサンジが静かに指差したのはアムールが仲間になって日記を書き始めた日付だった。
ナ「確かに数字はこれしか書かれてないわね。」
『やってみる。』
アムールがトランクのダイヤルをカチカチと合わせていく。
《カチャ》
ウ「開いた!」
『すごい。サンジ君ありがとう。』
サ「たまたまだよ。」
アムールがトランクを開けると数冊のノートが入っていた。
『ここに書いてあるのかも。』
アムールは1冊を手に取り読み進めた。
チョ「どうだ?」
『これだ。』
アムールはクルー達にノートを開いて見せた。
そこには気がついたら知らない島の港にいたこと、しばらくの入院と検査をしたものの脳に異常はなかったこと、医療と科学を結びつけたいという研究者の世話になり研究を進めてきたことが書かれていた。
『こっちのノートは研究結果が書いてあるみたい。』
チョ「読んでもいいか?」
『うん。』
チョ「なるほど。0時になると強制的に意識がなくなって記憶もリセットされるみたいだな。」
ブ「そんな病気があるとは…。」
チョ「いや。俺も初めて聞いたよ。」
ナ「寝ることで記憶がなくなるわけじゃなくて時間が来ると消えるのね。」
『他にも色々試してるみたいだけど記憶が消えるのは0時って決まってるみたいだね。』
フ「記憶の引き継ぎに成功した事例はゼロか。」
『どうやっても引き継げないんだ……。』
チョ「なぁ、アムール。アムールの脳を検査してみてもいいか?もしかしたらこの頃とは違う何かがあるかもしれないし。」
『うん。お願いします。』
チョ「じゃあ、午後からちょっと検査してみよう!」
『何かわかった事があったらすぐ教えてね。私も知りたい。』
チョ「おぅ!」
こうしてアムールは検査の時間まで他のクルー達と話をしたり、甲板で海を見ながらすごした。
『やっぱりあの人…傷ついたのかな…。』
ナ「あの人って?」
そう聞くナミにアムールは日記の表紙を指でなぞる。
『えっと…サンジ君。…チョッパーがね、私とサンジ君はとっても仲良しだったって教えてくれたの。だから私が何も覚えてないのがショックだったのかなって…。ほとんどお話してくれなかったし…。』
ナ「そうね~…。サンジ君はアムールに特別な感情を抱いていたのかも。」
『特別な感情…?』
ナ「恋愛感情よ。」
『恋愛………。…そっか……。好きになった人が自分との思い出を何一つ覚えてなかったらショックだよね…。私…傷つけちゃったんだ……。』
ナ「けど人を好きになったその思いはそう簡単に消えるものじゃないと思う。きっと大丈夫よ。サンジ君も私達と同じで少し驚いたのよ。もう少し自分の中の気持ちの整理ができるまで待ってあげて。」
『うん……。でも明日の私はこのことを覚えてないから待っててって言われても……。』
ナ「大丈夫!あたし達がサポートするわ。アムールが覚えてなくてもあたし達が覚えてるから♪」
『ナミ…。ありがと。』
『暗証番号式のロックがかかってるの…。番号わなんない…。』
ブ「それも日記のどこかに書いてありそうですね。」
フ「最初のページか表紙か?」
ロ「重要なことは最初のページに集中してるみたいだしありそうね。」
クルー達は日記に目を凝らす。
サ「数字っていったらこれじゃねぇか?」
ずっと黙っていたサンジが静かに指差したのはアムールが仲間になって日記を書き始めた日付だった。
ナ「確かに数字はこれしか書かれてないわね。」
『やってみる。』
アムールがトランクのダイヤルをカチカチと合わせていく。
《カチャ》
ウ「開いた!」
『すごい。サンジ君ありがとう。』
サ「たまたまだよ。」
アムールがトランクを開けると数冊のノートが入っていた。
『ここに書いてあるのかも。』
アムールは1冊を手に取り読み進めた。
チョ「どうだ?」
『これだ。』
アムールはクルー達にノートを開いて見せた。
そこには気がついたら知らない島の港にいたこと、しばらくの入院と検査をしたものの脳に異常はなかったこと、医療と科学を結びつけたいという研究者の世話になり研究を進めてきたことが書かれていた。
『こっちのノートは研究結果が書いてあるみたい。』
チョ「読んでもいいか?」
『うん。』
チョ「なるほど。0時になると強制的に意識がなくなって記憶もリセットされるみたいだな。」
ブ「そんな病気があるとは…。」
チョ「いや。俺も初めて聞いたよ。」
ナ「寝ることで記憶がなくなるわけじゃなくて時間が来ると消えるのね。」
『他にも色々試してるみたいだけど記憶が消えるのは0時って決まってるみたいだね。』
フ「記憶の引き継ぎに成功した事例はゼロか。」
『どうやっても引き継げないんだ……。』
チョ「なぁ、アムール。アムールの脳を検査してみてもいいか?もしかしたらこの頃とは違う何かがあるかもしれないし。」
『うん。お願いします。』
チョ「じゃあ、午後からちょっと検査してみよう!」
『何かわかった事があったらすぐ教えてね。私も知りたい。』
チョ「おぅ!」
こうしてアムールは検査の時間まで他のクルー達と話をしたり、甲板で海を見ながらすごした。
『やっぱりあの人…傷ついたのかな…。』
ナ「あの人って?」
そう聞くナミにアムールは日記の表紙を指でなぞる。
『えっと…サンジ君。…チョッパーがね、私とサンジ君はとっても仲良しだったって教えてくれたの。だから私が何も覚えてないのがショックだったのかなって…。ほとんどお話してくれなかったし…。』
ナ「そうね~…。サンジ君はアムールに特別な感情を抱いていたのかも。」
『特別な感情…?』
ナ「恋愛感情よ。」
『恋愛………。…そっか……。好きになった人が自分との思い出を何一つ覚えてなかったらショックだよね…。私…傷つけちゃったんだ……。』
ナ「けど人を好きになったその思いはそう簡単に消えるものじゃないと思う。きっと大丈夫よ。サンジ君も私達と同じで少し驚いたのよ。もう少し自分の中の気持ちの整理ができるまで待ってあげて。」
『うん……。でも明日の私はこのことを覚えてないから待っててって言われても……。』
ナ「大丈夫!あたし達がサポートするわ。アムールが覚えてなくてもあたし達が覚えてるから♪」
『ナミ…。ありがと。』
