☆文字のない手紙
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『ただいまー!』
ハジナは鍵を開けると勢いよく叫んだ。
『あれ……?』
サ「どうした?」
『何か…変…。』
ナ「変?」
ロ「確かに。ずっと放置されていた割には…。」
『綺麗すぎる…。ほこりが全然ないもん…。』
ウ「誰か管理してるヤツがいるんじゃねぇか?」
『でもここの鍵は私しか持ってないよ…?』
ブ「じゃあ、誰が…。」
フ「幽霊か?」
『えーーー!?』
ブ「いやーー!」
チョ「怖くなってきたゾ…。」
ウ「ずっと誰もいなかったから何かが住みついてんだ…!」
『ど、どうしよう…!でもそうだとしたら家を取り返さないと…!』
ハジナはそろりそろりと家の中へ入って行った。
クルー達も手分けして中に人がいないか色んな部屋を見てまわった。
ナ「誰もいないわ。」
ロ「こっちも。」
チョ「ハジナは?」
ブ「確かあっちの部屋に。」
ハジナを追いかけて行くとそこはリビングのようだった。
ブ「なんと…!」
その部屋には壁一面にたくさんの絵が飾られていた。
『………。』
ウ「これってハジナの絵…だよな?」
チョ「ハジナがこの家で描いてきたやつか。」
『違う。私ここで絵の具の絵は描いてない。絵の具を始めたのはあっちの家に行ってから。ここではスケッチブックに鉛筆で描いてた程度だよ…。』
ロ「じゃあ、これは誰が…。」
サ「この絵!あの島で最後に描いてたヤツじゃねぇのか!?」
『あ!アトリエから見える景色!…ってことはこれ全部…常連さんに売った絵だ…。どうしてここに……。』
「誰かいるのか!」
『!?』
ウ「ヒィィィィィ!誰か来た!」
カツカツという音がだんだんと近づいてきてリビングのドアが開いた。
『誰!?』
そこには杖をついた老ウサギが立っていた。
「なんと…!」
『あなた…誰なの…?ここ…私の家なんだけど。』
「そうか…。帰ってきてくれたんだな…っ…。ハジナ…。」
『どうして私の名前を…。』
「今更こんなことを言っても信じてもらえんだろうがわしはお前の祖父じゃ。」
『え!?』
チョ「ハジナのお爺さんか。」
『で、でももうとっくに亡くなったって…お母さんが…。』
「クロエはわしの娘じゃ。クロエが人間の男と結婚することを酷く反対したことでクロエはわしとの関わりを絶った。そして最後まで仲直りできずに旅立ってしまった…。」
『本当に…私のお爺ちゃん…なんだ…。』
サ「けどウサギ族の寿命って短いんじゃ…。」
『そうだよ!お母さんより長生きなんておかしい…!』
「そうじゃな。だがわしはカメ族とのハーフじゃからの。今日までしぶとく生きとる。」
ウ「そんなのアリかよ。」
『それならあり得るけど……。』
「信じられないのは仕方あるまい。信じるかどうかもお前さんに任せるさ。けど今はクロエの忘れ形見に会えた喜びを味わわせておくれ…っ…。」
そう言うと老ウサギはポロポロと涙を流した。
『その涙で充分かも。お爺ちゃん。ただいま。』
ハジナはゆっくりと老ウサギにハグをした。
「ハジナ…っ!」
『お爺ちゃん。』
しばらくしてハジナは少し持ってきていたハーブでハーブティーを入れた。
「クロエの味じゃ!」
『ほんと?お母さんのに似てる?まぁ、やり方同じだしね(笑)』
ウ「爺さんはハジナが画家になったことを知ってずっと絵を買ってたのか。」
「皮肉にもハジナの事を知ったのはあの男、ハジナの父親からの手紙だった。」
『お父さんが手紙を?』
「クロエと結婚してからずっとわしにクロエの近況を、ハジナが生まれてからはハジナの事もこっそり手紙にして送り続けていた。贖罪のつもりだったのかもしれん。クロエが亡くなりこの島を出てからもそれはずっと続いた。」
『じゃあ、私がまだ売れてない頃から買ってくれてたのはお父さんが知らせてたからなんだ。ルーシュさんは知ってたのかな…?』
「あの画商か?あやつは知らんじゃろう。特に素性は明かさずにここの港までの発送を頼んでいたからの。」
『そうだったんだ。まさか身内に会えると思ってなかったからすごく嬉しい♪』
サ「この家もずっと管理してくれてたんだな。」
「クロエの大切な場所だからな。」
『お爺ちゃんありがとう!』
ハジナは鍵を開けると勢いよく叫んだ。
『あれ……?』
サ「どうした?」
『何か…変…。』
ナ「変?」
ロ「確かに。ずっと放置されていた割には…。」
『綺麗すぎる…。ほこりが全然ないもん…。』
ウ「誰か管理してるヤツがいるんじゃねぇか?」
『でもここの鍵は私しか持ってないよ…?』
ブ「じゃあ、誰が…。」
フ「幽霊か?」
『えーーー!?』
ブ「いやーー!」
チョ「怖くなってきたゾ…。」
ウ「ずっと誰もいなかったから何かが住みついてんだ…!」
『ど、どうしよう…!でもそうだとしたら家を取り返さないと…!』
ハジナはそろりそろりと家の中へ入って行った。
クルー達も手分けして中に人がいないか色んな部屋を見てまわった。
ナ「誰もいないわ。」
ロ「こっちも。」
チョ「ハジナは?」
ブ「確かあっちの部屋に。」
ハジナを追いかけて行くとそこはリビングのようだった。
ブ「なんと…!」
その部屋には壁一面にたくさんの絵が飾られていた。
『………。』
ウ「これってハジナの絵…だよな?」
チョ「ハジナがこの家で描いてきたやつか。」
『違う。私ここで絵の具の絵は描いてない。絵の具を始めたのはあっちの家に行ってから。ここではスケッチブックに鉛筆で描いてた程度だよ…。』
ロ「じゃあ、これは誰が…。」
サ「この絵!あの島で最後に描いてたヤツじゃねぇのか!?」
『あ!アトリエから見える景色!…ってことはこれ全部…常連さんに売った絵だ…。どうしてここに……。』
「誰かいるのか!」
『!?』
ウ「ヒィィィィィ!誰か来た!」
カツカツという音がだんだんと近づいてきてリビングのドアが開いた。
『誰!?』
そこには杖をついた老ウサギが立っていた。
「なんと…!」
『あなた…誰なの…?ここ…私の家なんだけど。』
「そうか…。帰ってきてくれたんだな…っ…。ハジナ…。」
『どうして私の名前を…。』
「今更こんなことを言っても信じてもらえんだろうがわしはお前の祖父じゃ。」
『え!?』
チョ「ハジナのお爺さんか。」
『で、でももうとっくに亡くなったって…お母さんが…。』
「クロエはわしの娘じゃ。クロエが人間の男と結婚することを酷く反対したことでクロエはわしとの関わりを絶った。そして最後まで仲直りできずに旅立ってしまった…。」
『本当に…私のお爺ちゃん…なんだ…。』
サ「けどウサギ族の寿命って短いんじゃ…。」
『そうだよ!お母さんより長生きなんておかしい…!』
「そうじゃな。だがわしはカメ族とのハーフじゃからの。今日までしぶとく生きとる。」
ウ「そんなのアリかよ。」
『それならあり得るけど……。』
「信じられないのは仕方あるまい。信じるかどうかもお前さんに任せるさ。けど今はクロエの忘れ形見に会えた喜びを味わわせておくれ…っ…。」
そう言うと老ウサギはポロポロと涙を流した。
『その涙で充分かも。お爺ちゃん。ただいま。』
ハジナはゆっくりと老ウサギにハグをした。
「ハジナ…っ!」
『お爺ちゃん。』
しばらくしてハジナは少し持ってきていたハーブでハーブティーを入れた。
「クロエの味じゃ!」
『ほんと?お母さんのに似てる?まぁ、やり方同じだしね(笑)』
ウ「爺さんはハジナが画家になったことを知ってずっと絵を買ってたのか。」
「皮肉にもハジナの事を知ったのはあの男、ハジナの父親からの手紙だった。」
『お父さんが手紙を?』
「クロエと結婚してからずっとわしにクロエの近況を、ハジナが生まれてからはハジナの事もこっそり手紙にして送り続けていた。贖罪のつもりだったのかもしれん。クロエが亡くなりこの島を出てからもそれはずっと続いた。」
『じゃあ、私がまだ売れてない頃から買ってくれてたのはお父さんが知らせてたからなんだ。ルーシュさんは知ってたのかな…?』
「あの画商か?あやつは知らんじゃろう。特に素性は明かさずにここの港までの発送を頼んでいたからの。」
『そうだったんだ。まさか身内に会えると思ってなかったからすごく嬉しい♪』
サ「この家もずっと管理してくれてたんだな。」
「クロエの大切な場所だからな。」
『お爺ちゃんありがとう!』
