☆花言葉
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翌朝。
いつもの時間に目が覚めたのはサンジ。
サ「そうか。今日はメシ作るわけじゃねぇしこの時間に起きる必要はなかったな…。」
目が覚めてしまい、再び眠る気にもなれなかったサンジはベットから出た。
サ「アイツしばらく1人で住んでたみたいな事言ってたけどその割には手入れが行き届いてんな。ベットもすぐ使えるようになってたし、部屋もキレイに掃除されてた。」
サンジはそう言いながら着替えると
時間を持て余し、散歩へと出かけた。
まだ薄暗い中を歩いて行き
村を出ていく。
サ「夜のうちに雪が降ったのか。昨日より積もってんな。」
雪の中を歩き
船の様子でも見に行こうと海の方へ向かった。
すると次第に朝日が昇り
雪が照らされてキラキラと光りだした。
サ「ほー。キレイなもんだ。」
しばらく歩いて行くと誰かが立っていた。
サ「………。」
そこには昨日とは少しデザインの違う真っ白なワンピースを着た姫がいた。
キラキラと朝日に照らされ、赤からピンクへと綺麗なグラデーションになった長い髪が風になびいている。
姫の足元や腕には集まった動物や小鳥達。
嬉しそうにキラキラとした笑顔で持っているエサを撒く。
その美しい光景にサンジは胸に何かが突き刺さるような感覚に陥った。
目が離せなくなっていると姫がサンジに気づき
手招きをした。
サ「えっと……。」
サンジが何も話せずにいると姫は指で雪に文字を書き始めた。
《お散歩?》
サ「あ、あぁ。早く目が覚めちまってな。キミは毎日ここに…?」
《ナギ。》
サ「え?」
《私の名前。けど神様にあげちゃったから本当は名乗っちゃいけないんだけどね。私ね、ここに来てみんなにご飯をあげるのが日課なの♪》
サ「そうなんだ。」
《あなたのお名前は?》
サ「俺はサンジ。海の上でコックをやってる。」
《海賊さん?》
サ「あ、あぁ…。」
《海賊でコックさんなんだ♪すごいね!》
サ「怖くねぇ…?」
《うん。昨日も村のみんなと仲良くしてくれてたでしょ?久しぶりにとっても楽しそうな声が聞こえて嬉しかった♪ねぇ、村のみんなに島の外の事を話した?》
サ「あぁ。まずかったか…?島の外に出るなって決まりもあるくらいだし…。」
《うぅん。それでいいの。その掟はずーっと昔、村長さんが決めた事なの。けど私はみんなに外の事を知ってほしい。世界には色んなものがあるって知ってほしいの。だからそれを伝えてほしくてあなた達を村に入れたの。》
サ「そうだったのか。ナギちゃんは島の外に出た事があるのかい?」
《私もみんなと同じで外に出た事はないよ。けどね、レヴィンが教えてくれるの。レヴィンは医務官として医術を学ぶ為に唯一、島の外へ出る事が許可された人だから。レヴィンは外で学んだ事を私や村の子供達に話してくれるの♪》
サ「へぇ~。」
《レヴィンは私に何でも教えてくれていつも助けてくれるの。どんな時もそばにいてくれる…。小さい時からずっとそうだったの。》
サ「ナギちゃんもあの孤児院で育ったの?」
《うん。私とレヴィンは両親を同じ流行病で亡くしたの。きっとレヴィンはその時の事が忘れられなくて医務官になったんだと思う。もう誰かが目の前で死ぬのは見たくなかったんだよ…。きっと…。》
サ「いいヤツなんだな。」
《うん。あの孤児院も1人で住んでるけどいつもキレイに手入れしてるの。村の子供達がいつでも遊びに来れるように。月に1回子供達だけでお泊まり会をしたりするのよ♪ちょっとイジワルそうに見えるけどレヴィンはとっても優しい子なの。》
サ「大好きなんだな♪」
《うん!》
『……!』
サ「どうした?」
《もう時間だ。そろそろ戻らないと朝の健康チェックしにレヴィンが部屋に来ちゃう!》
サ「もしかしてナギちゃんこれ内緒でやってるの?」
《うん。外に出たらレヴィンに怒られちゃう。けど動物が大好きだからやめられなくて(笑)》
サ「そりゃアイツに見つかったら怒られそうだ。」
《急がなきゃ!サンジ君、とても楽しかった。ありがとう♪けど私と話した事は内緒にしておいてくれる?》
サ「何でだ?」
《私が外の者と話した事がバレると村長さんが怒るの。それと私が名前を教えた事も絶対内緒ね!》
サ「わかった♪」
《それじゃあ、先に村に戻るね!》
ナギはそう書き残すと足早に村へと戻る。
サ「ナギちゃん!明日もここにいる?」
『♪』
サンジの問いにナギが嬉しそうにうなずいた。
サ「明日も来るから!」
サンジがそう言うとキラキラした笑顔を返した。
いつもの時間に目が覚めたのはサンジ。
サ「そうか。今日はメシ作るわけじゃねぇしこの時間に起きる必要はなかったな…。」
目が覚めてしまい、再び眠る気にもなれなかったサンジはベットから出た。
サ「アイツしばらく1人で住んでたみたいな事言ってたけどその割には手入れが行き届いてんな。ベットもすぐ使えるようになってたし、部屋もキレイに掃除されてた。」
サンジはそう言いながら着替えると
時間を持て余し、散歩へと出かけた。
まだ薄暗い中を歩いて行き
村を出ていく。
サ「夜のうちに雪が降ったのか。昨日より積もってんな。」
雪の中を歩き
船の様子でも見に行こうと海の方へ向かった。
すると次第に朝日が昇り
雪が照らされてキラキラと光りだした。
サ「ほー。キレイなもんだ。」
しばらく歩いて行くと誰かが立っていた。
サ「………。」
そこには昨日とは少しデザインの違う真っ白なワンピースを着た姫がいた。
キラキラと朝日に照らされ、赤からピンクへと綺麗なグラデーションになった長い髪が風になびいている。
姫の足元や腕には集まった動物や小鳥達。
嬉しそうにキラキラとした笑顔で持っているエサを撒く。
その美しい光景にサンジは胸に何かが突き刺さるような感覚に陥った。
目が離せなくなっていると姫がサンジに気づき
手招きをした。
サ「えっと……。」
サンジが何も話せずにいると姫は指で雪に文字を書き始めた。
《お散歩?》
サ「あ、あぁ。早く目が覚めちまってな。キミは毎日ここに…?」
《ナギ。》
サ「え?」
《私の名前。けど神様にあげちゃったから本当は名乗っちゃいけないんだけどね。私ね、ここに来てみんなにご飯をあげるのが日課なの♪》
サ「そうなんだ。」
《あなたのお名前は?》
サ「俺はサンジ。海の上でコックをやってる。」
《海賊さん?》
サ「あ、あぁ…。」
《海賊でコックさんなんだ♪すごいね!》
サ「怖くねぇ…?」
《うん。昨日も村のみんなと仲良くしてくれてたでしょ?久しぶりにとっても楽しそうな声が聞こえて嬉しかった♪ねぇ、村のみんなに島の外の事を話した?》
サ「あぁ。まずかったか…?島の外に出るなって決まりもあるくらいだし…。」
《うぅん。それでいいの。その掟はずーっと昔、村長さんが決めた事なの。けど私はみんなに外の事を知ってほしい。世界には色んなものがあるって知ってほしいの。だからそれを伝えてほしくてあなた達を村に入れたの。》
サ「そうだったのか。ナギちゃんは島の外に出た事があるのかい?」
《私もみんなと同じで外に出た事はないよ。けどね、レヴィンが教えてくれるの。レヴィンは医務官として医術を学ぶ為に唯一、島の外へ出る事が許可された人だから。レヴィンは外で学んだ事を私や村の子供達に話してくれるの♪》
サ「へぇ~。」
《レヴィンは私に何でも教えてくれていつも助けてくれるの。どんな時もそばにいてくれる…。小さい時からずっとそうだったの。》
サ「ナギちゃんもあの孤児院で育ったの?」
《うん。私とレヴィンは両親を同じ流行病で亡くしたの。きっとレヴィンはその時の事が忘れられなくて医務官になったんだと思う。もう誰かが目の前で死ぬのは見たくなかったんだよ…。きっと…。》
サ「いいヤツなんだな。」
《うん。あの孤児院も1人で住んでるけどいつもキレイに手入れしてるの。村の子供達がいつでも遊びに来れるように。月に1回子供達だけでお泊まり会をしたりするのよ♪ちょっとイジワルそうに見えるけどレヴィンはとっても優しい子なの。》
サ「大好きなんだな♪」
《うん!》
『……!』
サ「どうした?」
《もう時間だ。そろそろ戻らないと朝の健康チェックしにレヴィンが部屋に来ちゃう!》
サ「もしかしてナギちゃんこれ内緒でやってるの?」
《うん。外に出たらレヴィンに怒られちゃう。けど動物が大好きだからやめられなくて(笑)》
サ「そりゃアイツに見つかったら怒られそうだ。」
《急がなきゃ!サンジ君、とても楽しかった。ありがとう♪けど私と話した事は内緒にしておいてくれる?》
サ「何でだ?」
《私が外の者と話した事がバレると村長さんが怒るの。それと私が名前を教えた事も絶対内緒ね!》
サ「わかった♪」
《それじゃあ、先に村に戻るね!》
ナギはそう書き残すと足早に村へと戻る。
サ「ナギちゃん!明日もここにいる?」
『♪』
サンジの問いにナギが嬉しそうにうなずいた。
サ「明日も来るから!」
サンジがそう言うとキラキラした笑顔を返した。
