☆花言葉
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ナギ達がそんな会話をしている頃。
盗みチームがレヴィンの家に無事に戻ってきた。
ウ「お。帰ったか。うまくいったか?」
ナ「ゾロが帰り道で迷ったこと以外は完璧よ。」
ゾ「雪しかねぇのが悪い。」
ナ「逆に雪しかなくて村が目の前に見えてんのにどうやったら迷うのよー!」
ゾ「うるせぇなー。」
ブ「まぁまぁ。」
サ「ここに日誌を置いとくのはまずいな。2階に移すか。」
チョ「そうだな。」
クルー達が手分けして大量の日誌を2階に運び終えた頃。
村長の掛け声により村人全員が広場に集められた。
サ「始まったか。」
クルー達も様子を見るため広場にでた。
「今日はわしから伝えねばならん事がある。……今朝、我らの姫様が病により亡くなられた。」
「「!?」」
あまりの衝撃に村人達は声も出せずにいた。
「よって葬儀を執り行う。」
「ねぇ、ママ。どういう事…?」
深刻な雰囲気を感じ取った子供達が口々に親に尋ねる。
「姫様が死んでしまったのよ…。」
「え……?どうして…?ねぇ!どうしてっ!?」
「ご病気だったの……。」
「そんな………っ…ふぇっ……ふぇぇぇぇぇんっ…。」
声を上げて泣く子供達に大人も釣られて涙を流した。
そして数時間後。
姫の葬儀が行われた。
花に囲まれた祭壇が組まれ、その中央に姫の棺が置かれた。
レヴィンが顔が見えるようにと小窓だけを開け、村人は棺の周りにそれぞれ花を供えた。
葬儀が終わりを迎える頃、レヴィンが祭壇の前に立った。
「みんな。悪いが俺のわがままを聞いてくれないだろうか…。彼女は確かに姫だ。けど…俺にとっては………。」
「レヴィン様……。」
「すまん…。姫を村の外に埋葬してやりたい。姫は海を見るのが好きだった。だから海の見える場所に埋めてやりたいんだ…。」
「もちろんです。レヴィン様。」
「私達も姫様が大好きです。その大好きな姫様が笑っていられる場所で姫様を休ませてあげましょう…。」
村人達は口々にレヴィンに賛同した。
そして、姫が入れられた棺は兵達に担がれレヴィンの先導の元、村人と共に村を出た。
「姫様……。こんなにお軽く…。」
兵達は姫のあまりの軽さに心を痛めた。
予定の場所に到着するとクルー達が待っていた。
「姫様がお招きしたお客人がなぜここに…?」
「姫に世話になったからと姫のために穴を掘っていてくれたんだ。」
「なんと…。我らの姫様のために…。感謝します。」
兵達はお礼を述べるとその場に棺を降した。
「皆。最後の別れじゃ。」
村長にそう言われ、村人達は涙を流し、別れを惜しんだ。
「姫様…っ!姫様ぁぁぁっ!」
子供達の泣き叫ぶ声の中、レヴィンがそっと棺の小窓を閉めた。
そして兵達の手により棺は穴の中へ納められた。
『…っ……。』
みんな…ごめんなさい…。
たくさんの泣き叫ぶ声の中、ナギはギュッと唇を噛んだ。
「埋めてくれ。」
レヴィンの声でクルー達がスコップで雪をかける。
《ドサドサッ。》
『埋め始めた。そろそろだ。』
ナギは雪をかけられる音に合わせるように大きなレバーを引いた。
《ガチャ》
『出た。これがボンベでこっちがマスクだね。』
ボンベの入っている格納庫にはフランキーの手書きの説明書が入っていた。
『えーっと…。マスクをつけて、このバルブを右に回す。こうかな。』
《プシュー。》
『あ。出た。これでしばらく安心だ。後は助けに来てくれるのを待てばいいんだよね。サンジ君。待ってるよ。』
こうしてしばらくして姫の棺は完全に埋められた。
「………。」
その場に立ち尽くすレヴィンを村人が見つめる。
「悪いがしばらく1人にしてくれねぇか…。」
レヴィンの言葉に村人は一礼すると村へと戻っていった。
「さぁ、帰りましょう…。」
「やだっ!」
「キャンディ…。」
「私もここで待つ!」
「キャンディ。姫様はもう戻ってはこないの。」
「そんなの嘘だもんっ!姫様言ったもん!私と一緒に植えたお花見るって約束したんだもんっ!」
キャンディはボロボロと涙を流しながらそう言うとレヴィンの隣に座った。
「キャンディ……。」
母親はとても困った表情をしている。
「キャンディ。悪いな。今日は帰ってくれ。」
「やだー!私、姫様が戻って来るまで帰らないもんっ!」
「アイツは戻ってこねぇんだよ…。」
「嘘だもんっ!そんなの絶対に嘘だもんっ!」
それから数十分の間、キャンディは駄々をこねてそこに居座った。
レヴィンは内心とても焦っていた。
フランキーが目立たなくするために小さなボンベしか入れられなかったって言ってたな…。
これ以上は酸素が…!
その頃、ナギは。
『遅いな……。…うぅ…。寒…。さすがにこの服じゃ寒い…。サイズを大きくできないから断熱材は入れられなかったってフランキーが言ってたな…。』
ナギは震える体を何度も手でさする。
それからしばらくすると…。
《プスッ…シュー…。》
『え!?ま、まさか…。』
ボンベについた小さな目盛りをナギが恐る恐る見る。
『空っぽ…だ……。ヤバい…。サンジ君とレヴィンはどうしちゃったんだろ…。何かあったのかな…。このままだとヤバいよ…。』
それからしばらく待つも何の音も聞こえない。
『はぁ…はぁ……ちょっと…空気が薄くなってきた……。』
苦しい……。
次第に霞んで行く視界にナギは棺の蓋を押し上げた。
『んっ!…ダメだ…。雪が重くて開かない…。はぁ…はぁ……もう…ダメ……サンジ君………。』
その頃、レヴィンはとうとう痺れを切らした。
「キャンディ!帰れ!」
「え……。」
突然の怒鳴り声にキャンディが驚く。
「もうアイツは帰ってこねぇんだよ…。お前もわかってるだろ…?」
「……うぅ…うわぁぁぁぁぁぁんっ!」
受け入れたくなかった真実を受け入れるしかない状況にキャンディは大声を上げて泣いた。
「キャンディ…。帰りましょう…。あとはレヴィン様と姫様の2人だけにしてあげて…。レヴィン様もキャンディと同じでとても悲しいのよ…。」
「わ…かった…っ…。」
キャンディは母親と手を繋ぐと涙を拭いながらトボトボと歩いていった。
レヴィンはキャンディが見えなくなったのを確認するとすぐに叫んだ。
「サンジっ!」
サンジが近くの茂みから隠してあったスコップと共に飛び出す。
「悪い!時間がかかっちまった!」
サ「もう酸素が切れてるかもしれねぇ!ナギちゃんっ!」
2人は急いで雪を掘り起こす。
《ガツンッ!》
「あった!」
レヴィンが雪を払い、棺の蓋を開けた。
サ「ナギちゃんっ!」
サンジが中からナギを救い出す。
『はぁ……はぁ…はぁ…。』
ナギを雪の上に降ろすとぐったりとサンジにもたれかかった。
サ「しっかりしろっ!」
『ま…ってた…よ…。』
サ「遅くなってごめんな…。」
「悪い……。キャンディがずっとここで泣いてたんだ…。ナギとあの花を見る約束をしたからナギは絶対に戻ってくるって聞かなくて……。」
『そっか………。そんなの簡単に追い払えるわけがないよ……っ…。キャンディ…ごめん…っ…。』
サ「ナギちゃん。これ着て。」
サンジはナギに自分のジャケットをかける。
『ありがと…♪』
ナギはサンジの腕の中でしばらく深呼吸をして呼吸を整えた。
「急いで戻ろう。」
サ「あぁ。ナギちゃんちょっとごめんな。」
サンジはそう言ってナギを抱き上げた。
『あ…///』
不意に近くなったサンジの顔に
ナギが少し目を逸らす。
『あの…。やっぱり…その…私、重いから自分で歩くよ…///』
「お前が重いわけねぇだろ。」
『もー!うるさいなー!私にだって女心ってもんがあるのよー!』
「そいつは知らなかった。」
『んんーー!』
サ「ははは!ナギちゃんは重くないから大丈夫だよ♪それにナギちゃんの体も心配だから今はこうさせてくれ。」
『あ、ありがと…///』
盗みチームがレヴィンの家に無事に戻ってきた。
ウ「お。帰ったか。うまくいったか?」
ナ「ゾロが帰り道で迷ったこと以外は完璧よ。」
ゾ「雪しかねぇのが悪い。」
ナ「逆に雪しかなくて村が目の前に見えてんのにどうやったら迷うのよー!」
ゾ「うるせぇなー。」
ブ「まぁまぁ。」
サ「ここに日誌を置いとくのはまずいな。2階に移すか。」
チョ「そうだな。」
クルー達が手分けして大量の日誌を2階に運び終えた頃。
村長の掛け声により村人全員が広場に集められた。
サ「始まったか。」
クルー達も様子を見るため広場にでた。
「今日はわしから伝えねばならん事がある。……今朝、我らの姫様が病により亡くなられた。」
「「!?」」
あまりの衝撃に村人達は声も出せずにいた。
「よって葬儀を執り行う。」
「ねぇ、ママ。どういう事…?」
深刻な雰囲気を感じ取った子供達が口々に親に尋ねる。
「姫様が死んでしまったのよ…。」
「え……?どうして…?ねぇ!どうしてっ!?」
「ご病気だったの……。」
「そんな………っ…ふぇっ……ふぇぇぇぇぇんっ…。」
声を上げて泣く子供達に大人も釣られて涙を流した。
そして数時間後。
姫の葬儀が行われた。
花に囲まれた祭壇が組まれ、その中央に姫の棺が置かれた。
レヴィンが顔が見えるようにと小窓だけを開け、村人は棺の周りにそれぞれ花を供えた。
葬儀が終わりを迎える頃、レヴィンが祭壇の前に立った。
「みんな。悪いが俺のわがままを聞いてくれないだろうか…。彼女は確かに姫だ。けど…俺にとっては………。」
「レヴィン様……。」
「すまん…。姫を村の外に埋葬してやりたい。姫は海を見るのが好きだった。だから海の見える場所に埋めてやりたいんだ…。」
「もちろんです。レヴィン様。」
「私達も姫様が大好きです。その大好きな姫様が笑っていられる場所で姫様を休ませてあげましょう…。」
村人達は口々にレヴィンに賛同した。
そして、姫が入れられた棺は兵達に担がれレヴィンの先導の元、村人と共に村を出た。
「姫様……。こんなにお軽く…。」
兵達は姫のあまりの軽さに心を痛めた。
予定の場所に到着するとクルー達が待っていた。
「姫様がお招きしたお客人がなぜここに…?」
「姫に世話になったからと姫のために穴を掘っていてくれたんだ。」
「なんと…。我らの姫様のために…。感謝します。」
兵達はお礼を述べるとその場に棺を降した。
「皆。最後の別れじゃ。」
村長にそう言われ、村人達は涙を流し、別れを惜しんだ。
「姫様…っ!姫様ぁぁぁっ!」
子供達の泣き叫ぶ声の中、レヴィンがそっと棺の小窓を閉めた。
そして兵達の手により棺は穴の中へ納められた。
『…っ……。』
みんな…ごめんなさい…。
たくさんの泣き叫ぶ声の中、ナギはギュッと唇を噛んだ。
「埋めてくれ。」
レヴィンの声でクルー達がスコップで雪をかける。
《ドサドサッ。》
『埋め始めた。そろそろだ。』
ナギは雪をかけられる音に合わせるように大きなレバーを引いた。
《ガチャ》
『出た。これがボンベでこっちがマスクだね。』
ボンベの入っている格納庫にはフランキーの手書きの説明書が入っていた。
『えーっと…。マスクをつけて、このバルブを右に回す。こうかな。』
《プシュー。》
『あ。出た。これでしばらく安心だ。後は助けに来てくれるのを待てばいいんだよね。サンジ君。待ってるよ。』
こうしてしばらくして姫の棺は完全に埋められた。
「………。」
その場に立ち尽くすレヴィンを村人が見つめる。
「悪いがしばらく1人にしてくれねぇか…。」
レヴィンの言葉に村人は一礼すると村へと戻っていった。
「さぁ、帰りましょう…。」
「やだっ!」
「キャンディ…。」
「私もここで待つ!」
「キャンディ。姫様はもう戻ってはこないの。」
「そんなの嘘だもんっ!姫様言ったもん!私と一緒に植えたお花見るって約束したんだもんっ!」
キャンディはボロボロと涙を流しながらそう言うとレヴィンの隣に座った。
「キャンディ……。」
母親はとても困った表情をしている。
「キャンディ。悪いな。今日は帰ってくれ。」
「やだー!私、姫様が戻って来るまで帰らないもんっ!」
「アイツは戻ってこねぇんだよ…。」
「嘘だもんっ!そんなの絶対に嘘だもんっ!」
それから数十分の間、キャンディは駄々をこねてそこに居座った。
レヴィンは内心とても焦っていた。
フランキーが目立たなくするために小さなボンベしか入れられなかったって言ってたな…。
これ以上は酸素が…!
その頃、ナギは。
『遅いな……。…うぅ…。寒…。さすがにこの服じゃ寒い…。サイズを大きくできないから断熱材は入れられなかったってフランキーが言ってたな…。』
ナギは震える体を何度も手でさする。
それからしばらくすると…。
《プスッ…シュー…。》
『え!?ま、まさか…。』
ボンベについた小さな目盛りをナギが恐る恐る見る。
『空っぽ…だ……。ヤバい…。サンジ君とレヴィンはどうしちゃったんだろ…。何かあったのかな…。このままだとヤバいよ…。』
それからしばらく待つも何の音も聞こえない。
『はぁ…はぁ……ちょっと…空気が薄くなってきた……。』
苦しい……。
次第に霞んで行く視界にナギは棺の蓋を押し上げた。
『んっ!…ダメだ…。雪が重くて開かない…。はぁ…はぁ……もう…ダメ……サンジ君………。』
その頃、レヴィンはとうとう痺れを切らした。
「キャンディ!帰れ!」
「え……。」
突然の怒鳴り声にキャンディが驚く。
「もうアイツは帰ってこねぇんだよ…。お前もわかってるだろ…?」
「……うぅ…うわぁぁぁぁぁぁんっ!」
受け入れたくなかった真実を受け入れるしかない状況にキャンディは大声を上げて泣いた。
「キャンディ…。帰りましょう…。あとはレヴィン様と姫様の2人だけにしてあげて…。レヴィン様もキャンディと同じでとても悲しいのよ…。」
「わ…かった…っ…。」
キャンディは母親と手を繋ぐと涙を拭いながらトボトボと歩いていった。
レヴィンはキャンディが見えなくなったのを確認するとすぐに叫んだ。
「サンジっ!」
サンジが近くの茂みから隠してあったスコップと共に飛び出す。
「悪い!時間がかかっちまった!」
サ「もう酸素が切れてるかもしれねぇ!ナギちゃんっ!」
2人は急いで雪を掘り起こす。
《ガツンッ!》
「あった!」
レヴィンが雪を払い、棺の蓋を開けた。
サ「ナギちゃんっ!」
サンジが中からナギを救い出す。
『はぁ……はぁ…はぁ…。』
ナギを雪の上に降ろすとぐったりとサンジにもたれかかった。
サ「しっかりしろっ!」
『ま…ってた…よ…。』
サ「遅くなってごめんな…。」
「悪い……。キャンディがずっとここで泣いてたんだ…。ナギとあの花を見る約束をしたからナギは絶対に戻ってくるって聞かなくて……。」
『そっか………。そんなの簡単に追い払えるわけがないよ……っ…。キャンディ…ごめん…っ…。』
サ「ナギちゃん。これ着て。」
サンジはナギに自分のジャケットをかける。
『ありがと…♪』
ナギはサンジの腕の中でしばらく深呼吸をして呼吸を整えた。
「急いで戻ろう。」
サ「あぁ。ナギちゃんちょっとごめんな。」
サンジはそう言ってナギを抱き上げた。
『あ…///』
不意に近くなったサンジの顔に
ナギが少し目を逸らす。
『あの…。やっぱり…その…私、重いから自分で歩くよ…///』
「お前が重いわけねぇだろ。」
『もー!うるさいなー!私にだって女心ってもんがあるのよー!』
「そいつは知らなかった。」
『んんーー!』
サ「ははは!ナギちゃんは重くないから大丈夫だよ♪それにナギちゃんの体も心配だから今はこうさせてくれ。」
『あ、ありがと…///』
