☆花言葉
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《ガチャ》
「!?姫様だ!」
「姫様ーー!」
「姫様もう大丈夫?痛くない?辛くない?」
『………♪』
《みんなのくれたお守りをギューってして休んでいたからもう大丈夫♪心配かけてごめんね。》
「よかった~!」
「けど病み上がりだから今日は外遊びはナシだぞ。」
「「はーい!」」
「姫様!今日は何して遊ぶ?」
《そうね~。じゃあ、お絵かきでもしようかな♪》
「わーい!」
楽しそうに笑う子供達にナギは少しため息をつく。
そんな時間を過ごし、夕方。
《今日は少し早めにメイドさんがお部屋に来るお約束だから私は先に帰るね。》
「わかった~。姫様バイバーイ!」
「また明日ね~!」
ナギが家を出ていくと
子供達は小さな輪を作り
コソコソと話し始めた。
「姫様あんまり元気なかったね…。」
「いつもの姫様と違ったよな…。」
「やっぱりまだ具合悪いのかな…。」
レヴィンはそんな会話をそっと耳にする。
「…。」
なんとかうまくいったな。
後は大人達に話してくれれば…。
翌日。
噂話とは不思議なもので
あっという間に姫の体調が優れていない事が村中に広まった。
そしてそのタイミングで姫は今日も部屋から出てこなかった。
噂話はさらに加速し
姫の重病説まで飛び交った。
そしてレヴィンの指示によりナギは次の日も部屋から出なかった。
レヴィンは人払いをし、ナギの部屋に入るのを数日間繰り返した。
そのおかげで姫の重病説は兵達にまで広がった。
《ガチャ》
「様子を見にきた。それと夕飯も持ってきた。外は人払いしてある。」
『ありがと。』
「もう普通に飯くらい食ってもいいだろ。」
『ダメ。食事量が変わったら気づかれちゃう。レヴィンが持ってきてくれても最終的に調理場でこのお皿を洗うのはメイドさん達だもん。残ってる量が違ったら不思議に思われちゃう。』
「確かにそうだな…。」
『私は大丈夫。それにあの家に戻った後の治療方針はレヴィンとチョッパーが考えてくれてるんでしょ?それなら安心だよ♪』
「まぁな。」
『心配しないで♪』
「わかった。」
『それより村のみんなはどう?噂話広がってる…?』
「あぁ。噂ってのは面白いくらいに広まるもんだな。あと一押しあれば村人達は噂話が本当の話だって感づくだろう。」
『そっか。あと一押しね。頑張る。』
そして翌日。
事件が起きた。
昼前。
ナギの部屋のドアの前で兵達は村中に広がっている噂話をする。
「姫様が重病というのは本当なのだろうか…。」
「最近レヴィン様が姫様の部屋に入る回数も増えたし、俺達を部屋から遠ざける回数も増えたよな…。」
「儀式の日が近いというのにこんな……。もし、姫様のお命が儀式の日より前に尽きてしまったら神はお怒りになるだろうか……。」
「もしそうなったら神の怒りでこの村は消されるだろう…。昔、村長からそんな話を聞いた事がある…。神の怒りをかってはならんと…。どんな事があっても神には逆らってはいけないんだ…。」
そんな事を話していた時だった。
《ガシャンッ》
「何だ!?」
「姫様の部屋からだ!」
「姫様!失礼します!」
兵が慌ててドアを開けると
部屋の奥で姫が倒れていた。
「姫様っ!」
慌てて駆け寄り抱き起こそうとするともう1人の兵が止めた。
「ダメだ!姫様に触れていいのは医務官様だけだ!すぐレヴィン様を呼んでこい!」
「わ、わかった!」
1人の兵が慌てて出ていくと姫が力を振り絞るように起き上がった。
『…っ…。』
「姫様!ご無理をなさってはいけませんっ!」
『……っ…。』
姫は机の上にあるメモ紙を指差した。
「これですか?」
兵が取ってやると
姫はおぼつかない手でなんとか字を書き記す。
《ちょっとめまいがしただけ。大丈夫です。》
「お言葉ですがそうは思えません…。」
兵は明らかにおかしい姫の姿を見て不安を募らせた。
「姫様っ!」
そう言ってレヴィンが慌てて入ってきた。
「ここは任せろ。あとは俺がなんとかする。お前達はしばらくこの場を離れていろ。」
レヴィンにそう言われ、
兵達はとても不安そうな顔で部屋を出ていった。
ドアを閉めて耳を押し当て
兵達が立ち去ったのを確認すると
レヴィンはすぐナギに駆け寄った。
が…。
ナギは自分で立ち上がり、ベットに座っていた。
「あまり動き回るな!まためまいを起こしたのか?」
『え?めまい?』
「違うのか?ならどうしたんだよ。お前が人前でぶっ倒れるなんて相当の事だろ…。我慢するな…。」
『あ……。その……。ごめん。』
「謝るのはいい。とにかく今の症状を言え!」
『いや…そうじゃなくて…。あー…。お、怒らないでね…?』
「な、何だよ…。」
『演技。』
「はぁっ!?」
『だ、だって昨日レヴィンがあと一押しって言うから何か一押ししないといけないかなって…ね?』
「あのなぁ!そういうのは事前に言っておけ!」
『忘れてた(笑)』
レヴィンはそんなナギに顔を真っ赤にして怒る。
『だ、だから怒らないでってば~。』
その時。
《ガチャ》
『!?』
ヤバっ!
喋ってるの聞かれた!?
「誰だっ!」
サ「悪ぃ。いてもたってもいられなくなった…。」
「なんだお前か……。」
『びっくりした~。』
サ「あれ?ナギちゃん大丈夫なのかい?」
『あ…。』
「兵が家に飛び込んで来たから子供達もコイツの仲間もお前がぶっ倒れた事を知ってる。」
『思ったより大事になっちゃったのか…(笑)』
「家に帰ってきたら覚悟しておけよ。毎日お前のメシにピーマンとネギ入れてやる。」
『えー!?それはひどいよ~!』
サ「え、えーっと…。どういう事だ…?」
『あ、あの…。サンジ君、ごめんなさい。さっきのは私の演技だったの。』
サ「演技…?はぁ…。」
サンジは力が抜けるようにその場にへたり込んだ。
『サンジ君大丈夫!?』
サ「俺…てっきりナギちゃんの命が危ないんじゃないかと…。」
『ごめんなさい。レヴィンにも事前に言っておけって怒られちゃった。もうしない。ほんと、心配させちゃってごめんね…。』
サ「ナギちゃんが無事でよかったよ。」
『……。』
そうだよね。
人を騙すってこういう事だ…。
『みんなにも後で謝りに行くね。』
サ「部屋を出て大丈夫なのかい?もうみんなに知れ渡っちまったと思うけど…。」
『うん。それでいいの。この騒動の後に私が出ていけば私が無理してる事が伝わるでしょ?』
「はぁ…。そこまで計算できてるのに何で俺らへの配慮に頭がまわらないんだか…。」
『えへへへ(笑)』
「褒めてないからな。」
『わかってるよ~。』
「この後、俺が兵にも、子供達にも弁解しないといけなくなるし。仕事が増えるんだが。」
『そ、それは~…。後で借りを返す的な…?』
「…ったく……。とりあえずもう少ししたら家に来い。俺は兵と子供達に説明しておく。」
サ「ルフィ達には俺から言っておくよ。」
『ごめんね。私もちゃんと謝りに行く。』
サ「わかった♪」
「それじゃ、先に戻ってるぞ。」
『うん。すぐ行く。』
こうしてレヴィンは部屋を出ると兵達の元へ向かい、サンジはレヴィンの家に戻り、子供達が昼食に夢中になっているうちにクルー達に真相を話した。
《ガチャ》
「姫様!?もうお体はよろしいのですか!?」
《さっきはごめんなさい。本当に軽くめまいがして転んでしまっただけなの。思ったより大事になってしまって…。》
「姫様がご無事ならいいのですが…。」
「あまりご無理をなさらないでください。」
《ありがとうございます。けどもう大丈夫ですから。子供達も心配していると思うので会いに行ってきますね。》
「は、はい……。」
姫の後ろ姿を見送りながら兵達が話す。
「姫様はきっとご無理をなされている…。」
「あぁ…。あの状況はただのめまいとは思えない……。」
「!?姫様だ!」
「姫様ーー!」
「姫様もう大丈夫?痛くない?辛くない?」
『………♪』
《みんなのくれたお守りをギューってして休んでいたからもう大丈夫♪心配かけてごめんね。》
「よかった~!」
「けど病み上がりだから今日は外遊びはナシだぞ。」
「「はーい!」」
「姫様!今日は何して遊ぶ?」
《そうね~。じゃあ、お絵かきでもしようかな♪》
「わーい!」
楽しそうに笑う子供達にナギは少しため息をつく。
そんな時間を過ごし、夕方。
《今日は少し早めにメイドさんがお部屋に来るお約束だから私は先に帰るね。》
「わかった~。姫様バイバーイ!」
「また明日ね~!」
ナギが家を出ていくと
子供達は小さな輪を作り
コソコソと話し始めた。
「姫様あんまり元気なかったね…。」
「いつもの姫様と違ったよな…。」
「やっぱりまだ具合悪いのかな…。」
レヴィンはそんな会話をそっと耳にする。
「…。」
なんとかうまくいったな。
後は大人達に話してくれれば…。
翌日。
噂話とは不思議なもので
あっという間に姫の体調が優れていない事が村中に広まった。
そしてそのタイミングで姫は今日も部屋から出てこなかった。
噂話はさらに加速し
姫の重病説まで飛び交った。
そしてレヴィンの指示によりナギは次の日も部屋から出なかった。
レヴィンは人払いをし、ナギの部屋に入るのを数日間繰り返した。
そのおかげで姫の重病説は兵達にまで広がった。
《ガチャ》
「様子を見にきた。それと夕飯も持ってきた。外は人払いしてある。」
『ありがと。』
「もう普通に飯くらい食ってもいいだろ。」
『ダメ。食事量が変わったら気づかれちゃう。レヴィンが持ってきてくれても最終的に調理場でこのお皿を洗うのはメイドさん達だもん。残ってる量が違ったら不思議に思われちゃう。』
「確かにそうだな…。」
『私は大丈夫。それにあの家に戻った後の治療方針はレヴィンとチョッパーが考えてくれてるんでしょ?それなら安心だよ♪』
「まぁな。」
『心配しないで♪』
「わかった。」
『それより村のみんなはどう?噂話広がってる…?』
「あぁ。噂ってのは面白いくらいに広まるもんだな。あと一押しあれば村人達は噂話が本当の話だって感づくだろう。」
『そっか。あと一押しね。頑張る。』
そして翌日。
事件が起きた。
昼前。
ナギの部屋のドアの前で兵達は村中に広がっている噂話をする。
「姫様が重病というのは本当なのだろうか…。」
「最近レヴィン様が姫様の部屋に入る回数も増えたし、俺達を部屋から遠ざける回数も増えたよな…。」
「儀式の日が近いというのにこんな……。もし、姫様のお命が儀式の日より前に尽きてしまったら神はお怒りになるだろうか……。」
「もしそうなったら神の怒りでこの村は消されるだろう…。昔、村長からそんな話を聞いた事がある…。神の怒りをかってはならんと…。どんな事があっても神には逆らってはいけないんだ…。」
そんな事を話していた時だった。
《ガシャンッ》
「何だ!?」
「姫様の部屋からだ!」
「姫様!失礼します!」
兵が慌ててドアを開けると
部屋の奥で姫が倒れていた。
「姫様っ!」
慌てて駆け寄り抱き起こそうとするともう1人の兵が止めた。
「ダメだ!姫様に触れていいのは医務官様だけだ!すぐレヴィン様を呼んでこい!」
「わ、わかった!」
1人の兵が慌てて出ていくと姫が力を振り絞るように起き上がった。
『…っ…。』
「姫様!ご無理をなさってはいけませんっ!」
『……っ…。』
姫は机の上にあるメモ紙を指差した。
「これですか?」
兵が取ってやると
姫はおぼつかない手でなんとか字を書き記す。
《ちょっとめまいがしただけ。大丈夫です。》
「お言葉ですがそうは思えません…。」
兵は明らかにおかしい姫の姿を見て不安を募らせた。
「姫様っ!」
そう言ってレヴィンが慌てて入ってきた。
「ここは任せろ。あとは俺がなんとかする。お前達はしばらくこの場を離れていろ。」
レヴィンにそう言われ、
兵達はとても不安そうな顔で部屋を出ていった。
ドアを閉めて耳を押し当て
兵達が立ち去ったのを確認すると
レヴィンはすぐナギに駆け寄った。
が…。
ナギは自分で立ち上がり、ベットに座っていた。
「あまり動き回るな!まためまいを起こしたのか?」
『え?めまい?』
「違うのか?ならどうしたんだよ。お前が人前でぶっ倒れるなんて相当の事だろ…。我慢するな…。」
『あ……。その……。ごめん。』
「謝るのはいい。とにかく今の症状を言え!」
『いや…そうじゃなくて…。あー…。お、怒らないでね…?』
「な、何だよ…。」
『演技。』
「はぁっ!?」
『だ、だって昨日レヴィンがあと一押しって言うから何か一押ししないといけないかなって…ね?』
「あのなぁ!そういうのは事前に言っておけ!」
『忘れてた(笑)』
レヴィンはそんなナギに顔を真っ赤にして怒る。
『だ、だから怒らないでってば~。』
その時。
《ガチャ》
『!?』
ヤバっ!
喋ってるの聞かれた!?
「誰だっ!」
サ「悪ぃ。いてもたってもいられなくなった…。」
「なんだお前か……。」
『びっくりした~。』
サ「あれ?ナギちゃん大丈夫なのかい?」
『あ…。』
「兵が家に飛び込んで来たから子供達もコイツの仲間もお前がぶっ倒れた事を知ってる。」
『思ったより大事になっちゃったのか…(笑)』
「家に帰ってきたら覚悟しておけよ。毎日お前のメシにピーマンとネギ入れてやる。」
『えー!?それはひどいよ~!』
サ「え、えーっと…。どういう事だ…?」
『あ、あの…。サンジ君、ごめんなさい。さっきのは私の演技だったの。』
サ「演技…?はぁ…。」
サンジは力が抜けるようにその場にへたり込んだ。
『サンジ君大丈夫!?』
サ「俺…てっきりナギちゃんの命が危ないんじゃないかと…。」
『ごめんなさい。レヴィンにも事前に言っておけって怒られちゃった。もうしない。ほんと、心配させちゃってごめんね…。』
サ「ナギちゃんが無事でよかったよ。」
『……。』
そうだよね。
人を騙すってこういう事だ…。
『みんなにも後で謝りに行くね。』
サ「部屋を出て大丈夫なのかい?もうみんなに知れ渡っちまったと思うけど…。」
『うん。それでいいの。この騒動の後に私が出ていけば私が無理してる事が伝わるでしょ?』
「はぁ…。そこまで計算できてるのに何で俺らへの配慮に頭がまわらないんだか…。」
『えへへへ(笑)』
「褒めてないからな。」
『わかってるよ~。』
「この後、俺が兵にも、子供達にも弁解しないといけなくなるし。仕事が増えるんだが。」
『そ、それは~…。後で借りを返す的な…?』
「…ったく……。とりあえずもう少ししたら家に来い。俺は兵と子供達に説明しておく。」
サ「ルフィ達には俺から言っておくよ。」
『ごめんね。私もちゃんと謝りに行く。』
サ「わかった♪」
「それじゃ、先に戻ってるぞ。」
『うん。すぐ行く。』
こうしてレヴィンは部屋を出ると兵達の元へ向かい、サンジはレヴィンの家に戻り、子供達が昼食に夢中になっているうちにクルー達に真相を話した。
《ガチャ》
「姫様!?もうお体はよろしいのですか!?」
《さっきはごめんなさい。本当に軽くめまいがして転んでしまっただけなの。思ったより大事になってしまって…。》
「姫様がご無事ならいいのですが…。」
「あまりご無理をなさらないでください。」
《ありがとうございます。けどもう大丈夫ですから。子供達も心配していると思うので会いに行ってきますね。》
「は、はい……。」
姫の後ろ姿を見送りながら兵達が話す。
「姫様はきっとご無理をなされている…。」
「あぁ…。あの状況はただのめまいとは思えない……。」
