☆茜色の約束
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チョッパーの呼びかけでクルー達がラウンジに集まった。
ゾ「何があった。」
チョ「ミライがちょっと過呼吸を起こしちゃったんだ。ナミから話を聞いた感じだと雨のせいだと思う。」
フ「雨?そういやしばらく降ってなかったな。」
ル「ミライは大丈夫なのか?」
チョ「うん。雨がやむまで薬で眠ってもらってる。」
ウ「天気によって体調を崩すのか。」
チョ「体調を崩すというよりかはミライの心に大きな負担がかかったんだと思う。ナミ、さっきのミライの様子をもう一回話してくれるか?」
ナ「えぇ。あの子、釘付けになったみたいにずっと雨を見てて…。雨が強くなり始めたら急に苦しそうにし始めて…。」
チョ「ミライ自身は記憶を引っ張り出せなくても体は覚えてると思うんだ…。ミライが襲われた日も強い雨が降ってただろ?ミライはそれで足を滑らせて崖から落ちたし、波も荒かったからそのせいで死にかけた。盗賊達に銃も向けられてたし…。おそらくミライの記憶がなくなった原因は強い恐怖とストレスのせいだ。だからあの日を連想させる事が起こればまた今日みたいになるかもしれない。みんなミライの記憶の鍵を見つけるために協力してくれたけど…正直言ってこのまま何も思い出さないほうがミライのためなのかもしれない…。」
ロ「そうね…。彼女本人は思い出したいみたいだけれど…。」
ナ「サンジ君…。」
サ「ナミさん。俺はいいんです。ミライちゃんが笑っていてくれる事が1番ですから。」
ナ「……。」
《ドーーーン!》
ウ「ヒィィィィ!なんだー!?」
ロ「雷が落ちたみたいね。」
ナミがラウンジのドアを開けて外を見る。
ナ「少し荒れてきたわね。一度ここに錨を降して止まりましょう。」
ブ「今の音でミライさん起きてないでしょうか…。」
チョ「見てくる!」
サ「俺も!」
2人が慌てて医務室に行くと
ミライは薬の効果で深い眠りについていた。
チョ「よかった。」
サ「ミライちゃんは俺が見てるから今後の事を話し合ってこいよ。」
チョ「そうだな。どうするか考えないと。また今日みたいにミライが辛い思いをするのは嫌だ。」
サ「あぁ。」
チョ「ミライを頼んだ。」
チョッパーはそう言って再びラウンジへと戻っていった。
サ「ミライちゃん…。」
サンジは小さく名前を呼ぶとミライの手を握った。
ごめんな…。
もっと早くこうしておくべきだったんだ。
けど…もしかしたらって
俺は淡い期待を抱いちまった。
サ「もう終わりにしような…。」
サンジはそう言うとミライの指から指輪を抜き取った。
それはオレンジ色に輝く指輪。
ミライの好きな夕焼けの色。
サンジの脳裏にふとミライの言葉がよぎる。
《夕焼けは1日の終わりの色。私は夕焼けを見て、今日あった事を振り返る時間が好きなの。こうして一つずつが大切な思い出になっていくの。》
いつまでも2人の思い出を振り返っていたかった。
これから先もずっと思い出を重ねて。
毎日、ミライちゃんと夕焼けを眺めて…。
ずっとそうしていたかったから
この指輪をミライちゃんにプレゼントした。
あの日の嬉しそうな顔、
たまに泣いたり、悩んだり、怒ったり。
俺の中にはいろんなミライちゃんがいる。
例えミライちゃんの中に俺がいなくても
俺がずっとミライちゃんを覚えてる。
それでいい…。
それでいいんだ……。
ゾ「何があった。」
チョ「ミライがちょっと過呼吸を起こしちゃったんだ。ナミから話を聞いた感じだと雨のせいだと思う。」
フ「雨?そういやしばらく降ってなかったな。」
ル「ミライは大丈夫なのか?」
チョ「うん。雨がやむまで薬で眠ってもらってる。」
ウ「天気によって体調を崩すのか。」
チョ「体調を崩すというよりかはミライの心に大きな負担がかかったんだと思う。ナミ、さっきのミライの様子をもう一回話してくれるか?」
ナ「えぇ。あの子、釘付けになったみたいにずっと雨を見てて…。雨が強くなり始めたら急に苦しそうにし始めて…。」
チョ「ミライ自身は記憶を引っ張り出せなくても体は覚えてると思うんだ…。ミライが襲われた日も強い雨が降ってただろ?ミライはそれで足を滑らせて崖から落ちたし、波も荒かったからそのせいで死にかけた。盗賊達に銃も向けられてたし…。おそらくミライの記憶がなくなった原因は強い恐怖とストレスのせいだ。だからあの日を連想させる事が起こればまた今日みたいになるかもしれない。みんなミライの記憶の鍵を見つけるために協力してくれたけど…正直言ってこのまま何も思い出さないほうがミライのためなのかもしれない…。」
ロ「そうね…。彼女本人は思い出したいみたいだけれど…。」
ナ「サンジ君…。」
サ「ナミさん。俺はいいんです。ミライちゃんが笑っていてくれる事が1番ですから。」
ナ「……。」
《ドーーーン!》
ウ「ヒィィィィ!なんだー!?」
ロ「雷が落ちたみたいね。」
ナミがラウンジのドアを開けて外を見る。
ナ「少し荒れてきたわね。一度ここに錨を降して止まりましょう。」
ブ「今の音でミライさん起きてないでしょうか…。」
チョ「見てくる!」
サ「俺も!」
2人が慌てて医務室に行くと
ミライは薬の効果で深い眠りについていた。
チョ「よかった。」
サ「ミライちゃんは俺が見てるから今後の事を話し合ってこいよ。」
チョ「そうだな。どうするか考えないと。また今日みたいにミライが辛い思いをするのは嫌だ。」
サ「あぁ。」
チョ「ミライを頼んだ。」
チョッパーはそう言って再びラウンジへと戻っていった。
サ「ミライちゃん…。」
サンジは小さく名前を呼ぶとミライの手を握った。
ごめんな…。
もっと早くこうしておくべきだったんだ。
けど…もしかしたらって
俺は淡い期待を抱いちまった。
サ「もう終わりにしような…。」
サンジはそう言うとミライの指から指輪を抜き取った。
それはオレンジ色に輝く指輪。
ミライの好きな夕焼けの色。
サンジの脳裏にふとミライの言葉がよぎる。
《夕焼けは1日の終わりの色。私は夕焼けを見て、今日あった事を振り返る時間が好きなの。こうして一つずつが大切な思い出になっていくの。》
いつまでも2人の思い出を振り返っていたかった。
これから先もずっと思い出を重ねて。
毎日、ミライちゃんと夕焼けを眺めて…。
ずっとそうしていたかったから
この指輪をミライちゃんにプレゼントした。
あの日の嬉しそうな顔、
たまに泣いたり、悩んだり、怒ったり。
俺の中にはいろんなミライちゃんがいる。
例えミライちゃんの中に俺がいなくても
俺がずっとミライちゃんを覚えてる。
それでいい…。
それでいいんだ……。
