☆茜色の約束
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『ん……。ここ…どこ…?』
ミライが目を覚ますとそこは見覚えのある真っ白な空間だった。
『またここだ…。』
降りしきる雨に真っ白な空間。
ミライがよく夢で見ていた光景だ。
『雨……。』
ミライは雨に濡れながらゆっくりと目を閉じる。
『そうだ…。あの時も雨が降ってた…。これは私の記憶だ。』
ミライが目を開けるとそこは賑やかな街に変わっていた。
目の前には広場にあるカフェテラスの屋根の下の席に座る自分の姿。
買い物を終えて一休みしていると小さな男の子が泣きながらやってきた。
『どうしたの?』
そう…。
私はここでこの子に話しかけた。
それが全ての始まり。
男の子は自分が迷子だと言い、父親を探して欲しいと懇願した。
ミライは男の子の手を取り歩きだす。
「お姉ちゃんは髪が長くて綺麗だね。あれ?その指輪なぁに?すっごくキレイだね!」
『ありがとう♪この指輪は大切な人にもらったとっても大切な物なの。奇跡の指輪なんだって。』
「奇跡の指輪?」
『うん。その島でしか採れない不思議な石からできてて、その石がどうして自然の中でできるのかまだ解明されてないんだって。だから奇跡の石って言われてるってその人が言ってたの。』
「へぇ~!」
男の子は嬉しそうに指輪を見る。
『そう言えばまだ名前聞いてなかったね。』
「俺はトプラ!」
『トプラ君ね♪お父さんとはどこではぐれたの?』
「あっちの海の方。」
『じゃあ、そこに行ってみようか♪』
私はトプラ君にこっちの方ではぐれたと手を引かれて崖の上に行ったんだ…。
『本当にここ?誰もいないし、何もないけど…。』
「うん。ここであってるよ。」
ミライが戸惑っていると後ろから声がかかった。
「待ってたぜ。」
『誰?トプラ君のお父さん?』
ミライの後ろには3人の男が立っていた。
「用事があるのはお前だ。その指輪をよこしな!」
『え…?』
「大人しく渡さねぇと蜂の巣にしちまうぜ~?」
1番前にいた男がミライとトプラに銃を向ける。
『やめて!子供がいるのよ!』
「そんなの関係ねぇさ。」
「お姉ちゃん…。怖いよ~…。」
『大丈夫。私がついてるから。』
ミライはポケットから子電電虫を取り出すと船に連絡をした。
《プルプルプル…。ガチャ…。》
『みんな!助けて!崖の上で盗賊に襲われてるの!場所は船を停めた所からすぐの…』
「助けを呼ぶ気か!」
《バーン!》
『あ…!』
子電電虫は男に撃ち抜かれ崖の下へと落ちて行った。
『…っ!』
この時はこの子を守らなきゃと必死だったな…。
「さぁ!大人しく指輪を渡せ!」
『これは……。』
「お姉ちゃん!怖いよ!渡しちゃおうよ!」
『けど……。』
「さっさとよこせ!」
《バーーン!》
男は威嚇をするようにミライの足元を撃った。
「お姉ちゃん!」
『っ!ダメ。これは渡せない。』
「チッ!時間の無駄だ!次行くぞ!おい!トプラ!さっさと次のターゲットを捕まえてこい!」
「わかった。」
『え……?』
「あの人が俺の父ちゃんなのは本当だぜ。俺は盗賊一味の立派な息子だけどな。それじゃ、もうあんたに用はないから。バイバイ。」
トプラはそう言うと
呆気に取られるミライに体当たりした。
『きゃっ!』
ミライはバランスを崩し崖から落ちる。
視界にはニヤリと笑うトプラ。
『そんな…。』
騙された事がとてもショックで、
何も信じられなくなって、
最後のあの子の顔がとても怖くて……。
『私…このまま死んじゃうんだ…。』
ミライの最後の視界には
買ったばかりの五線紙がバラバラと風に舞い散る光景が映った。
『曲…作りたかった…な…。』
《バシャーーーーン!》
そこで目の前の映像が消えた。
『全部思い出した。私は足を滑らせたんじゃない。突き落とされたんだ。』
ミライが目を伏せるとどこからか声が聞こえた。
サ「ミライちゃん!ミライちゃん!頼むよ!死なないでくれよっ!目を開けてくれ…っ!」
『そっか…。サンジ君が助けに来てくれたんだ。あんなに必死になって私を……。』
再び映し出された映像にはミニメリーの上で涙を流しながら必死に心臓マッサージを繰り返すサンジの姿があった。
『心配かけちゃったし、たくさん傷つけちゃったな…。』
ミライはそうつぶやくとそっと自分の指輪をなぞった。
『早く帰らなきゃだね。きっとすごく心配した顔で待ってるだろうし。』
ミライはそっと指輪にキスをする。
『もう一度サンジ君に会いたいの。あなたの奇跡の力を貸して。』
ミライが目を覚ますとそこは見覚えのある真っ白な空間だった。
『またここだ…。』
降りしきる雨に真っ白な空間。
ミライがよく夢で見ていた光景だ。
『雨……。』
ミライは雨に濡れながらゆっくりと目を閉じる。
『そうだ…。あの時も雨が降ってた…。これは私の記憶だ。』
ミライが目を開けるとそこは賑やかな街に変わっていた。
目の前には広場にあるカフェテラスの屋根の下の席に座る自分の姿。
買い物を終えて一休みしていると小さな男の子が泣きながらやってきた。
『どうしたの?』
そう…。
私はここでこの子に話しかけた。
それが全ての始まり。
男の子は自分が迷子だと言い、父親を探して欲しいと懇願した。
ミライは男の子の手を取り歩きだす。
「お姉ちゃんは髪が長くて綺麗だね。あれ?その指輪なぁに?すっごくキレイだね!」
『ありがとう♪この指輪は大切な人にもらったとっても大切な物なの。奇跡の指輪なんだって。』
「奇跡の指輪?」
『うん。その島でしか採れない不思議な石からできてて、その石がどうして自然の中でできるのかまだ解明されてないんだって。だから奇跡の石って言われてるってその人が言ってたの。』
「へぇ~!」
男の子は嬉しそうに指輪を見る。
『そう言えばまだ名前聞いてなかったね。』
「俺はトプラ!」
『トプラ君ね♪お父さんとはどこではぐれたの?』
「あっちの海の方。」
『じゃあ、そこに行ってみようか♪』
私はトプラ君にこっちの方ではぐれたと手を引かれて崖の上に行ったんだ…。
『本当にここ?誰もいないし、何もないけど…。』
「うん。ここであってるよ。」
ミライが戸惑っていると後ろから声がかかった。
「待ってたぜ。」
『誰?トプラ君のお父さん?』
ミライの後ろには3人の男が立っていた。
「用事があるのはお前だ。その指輪をよこしな!」
『え…?』
「大人しく渡さねぇと蜂の巣にしちまうぜ~?」
1番前にいた男がミライとトプラに銃を向ける。
『やめて!子供がいるのよ!』
「そんなの関係ねぇさ。」
「お姉ちゃん…。怖いよ~…。」
『大丈夫。私がついてるから。』
ミライはポケットから子電電虫を取り出すと船に連絡をした。
《プルプルプル…。ガチャ…。》
『みんな!助けて!崖の上で盗賊に襲われてるの!場所は船を停めた所からすぐの…』
「助けを呼ぶ気か!」
《バーン!》
『あ…!』
子電電虫は男に撃ち抜かれ崖の下へと落ちて行った。
『…っ!』
この時はこの子を守らなきゃと必死だったな…。
「さぁ!大人しく指輪を渡せ!」
『これは……。』
「お姉ちゃん!怖いよ!渡しちゃおうよ!」
『けど……。』
「さっさとよこせ!」
《バーーン!》
男は威嚇をするようにミライの足元を撃った。
「お姉ちゃん!」
『っ!ダメ。これは渡せない。』
「チッ!時間の無駄だ!次行くぞ!おい!トプラ!さっさと次のターゲットを捕まえてこい!」
「わかった。」
『え……?』
「あの人が俺の父ちゃんなのは本当だぜ。俺は盗賊一味の立派な息子だけどな。それじゃ、もうあんたに用はないから。バイバイ。」
トプラはそう言うと
呆気に取られるミライに体当たりした。
『きゃっ!』
ミライはバランスを崩し崖から落ちる。
視界にはニヤリと笑うトプラ。
『そんな…。』
騙された事がとてもショックで、
何も信じられなくなって、
最後のあの子の顔がとても怖くて……。
『私…このまま死んじゃうんだ…。』
ミライの最後の視界には
買ったばかりの五線紙がバラバラと風に舞い散る光景が映った。
『曲…作りたかった…な…。』
《バシャーーーーン!》
そこで目の前の映像が消えた。
『全部思い出した。私は足を滑らせたんじゃない。突き落とされたんだ。』
ミライが目を伏せるとどこからか声が聞こえた。
サ「ミライちゃん!ミライちゃん!頼むよ!死なないでくれよっ!目を開けてくれ…っ!」
『そっか…。サンジ君が助けに来てくれたんだ。あんなに必死になって私を……。』
再び映し出された映像にはミニメリーの上で涙を流しながら必死に心臓マッサージを繰り返すサンジの姿があった。
『心配かけちゃったし、たくさん傷つけちゃったな…。』
ミライはそうつぶやくとそっと自分の指輪をなぞった。
『早く帰らなきゃだね。きっとすごく心配した顔で待ってるだろうし。』
ミライはそっと指輪にキスをする。
『もう一度サンジ君に会いたいの。あなたの奇跡の力を貸して。』
